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断り方を心理の専門家が解説!上手な断り方を身に付けよう

断り方


断り方を心理の専門家が解説!上手な断り方で良い人間関係を作ろう①

断り方を専門家が解説

みなさんはじめまして!臨床心理士の兵働です。私は臨床心理士として精神疾患を抱える方へのカウンセリングや交流分析の講義を行っています。

当コラムは「断り方」をテーマに専門家が解説をしています。全部で5コラムあります。しっかりとお伝えしたいので全部で8分程度かかります(^^;ちょっと大変ですが。是非お付き合いください。

 

断り方がわからないと損をする

上手な断り方のコツ早速ですが、みなさんは上司や同僚、友達から何か頼まれごとをされて、引き受けたくない時に、上手に断ることができますか?はっきり「できません」と答える人もいれば、不本意ながら「わかりました」と言ってしまう人もいるでしょう。

日本人は外国人と比べて「イエスマン」だと言われています。仕事はもちろん、友達からの頼まれごとですら、なかなか断ることができないという人が多くいらっしゃいます。以下のようなことに思い当たる人はいませんか?

・行きたくない飲み会に参加してしまう
・断れず、必要のない商品を購入した
・自分の予定を変更してまで引き受ける

上手な断り方がわからないと何でも引き受けてしまい、その結果、損をしたり、ストレスを抱えてしまうことになります。

このコラムでは、上手な断り方を知りたい方向けに、正しい知識を全5回にわたって解説していきたいと思います。

友達にも断れないサトウさん

上手な断り方が出来ない事例社会人2年目のサトウさんは、ある企業で事務職をしています。もともと内気で、人から頼まれごとをされると断れない性格でした。

仕事では、上司や同僚から「ちょっと手伝ってくれないかな?」と言われることが多く、自分の仕事を後回しにしてまで引き受けてしまいます。

同僚や上司はもちろん、友達にも断ることができないサトウさん。彼女はこんな自分の性格を直したいと思っていますが、今まで断った経験がほとんどなく、その断り方もわかりませんでした。

断れないと人間関係も悪化する?

サトウさんのように、上手な断り方がわからず何でも引き受けてしまうと、まず自分のための時間がなくなります。そうしたことが大きなストレスになり、悪化すると心身ともに健康な状態ではなくなってしまいます。

また、意外に思われるかもしれませんが、断れないことで人間関係にも悪影響が出てしまうことがあります。例えば、

頼まれた仕事を引き受けてしまう

忙しい状態なので焦って仕事をする

良い仕事ができず、ミスをする

良い印象を持たれない

悪い人間関係ができあがる

という悪循環に陥ってしまうわけです。そもそも、人間関係を良好に保ちたいから断れないのに、これでは本末転倒ですよね。断れないことが、結果的にあなたの仕事の評価を下げることにもつながってしまうので、注意が必要です。

断ることができない3つの原因と解決策

それではここで、断ることができない原因と解決策について考えていきましょう。断れない原因と解決策は、大きく分けると3つあります。これらが、場合によっては複数重なって、断れない状態ができあがってしまいます。全部読むのは大変なので、当てはまる項目についてリンク先をチェックしてみてくださいね♪

 

①嫌われない断り方をする

他人の評価を気にしすぎる 
断れない人の多くは、ビジネスでもプライベートでも、他人の評価を過剰に気にしてしまう傾向があります。

このような人は、

・断ったら嫌われてしまう
・期待に応えないといけない

と考えてしまいがちです。他人からどう思われているのか気にすることは決して悪いことではありません。しかし気にしすぎると、自分の思いに縛られて、ストレスがたまってしまいます。

嫌われない断り方のコツ
「断る=嫌われる」という極端な考え方ではなく、嫌われない断り方を考えることが必要です。当コラムでは、嫌われないための2つのコツを練習問題を交えながらご紹介していきます。他人の評価を気にしすぎてしまう…人から嫌われるのがこわい…という方は、コラム②をぜひ参考にしてくださいね。

 

②代替案を提示する

自己犠牲精神が強い
断れない人は、「自分さえ我慢すればいい」という思いが強い傾向にあります。例えばビジネスの場面なら、「自分の仕事を後回しにしてでも頼まれた仕事を行い、自分の仕事は休日出勤して行う」などです。

このように自分の意見や意思を押し殺して我慢することを、一般的に「自己犠牲」と呼びます。これは一見、素晴らしい考えのようにも思えます。しかし、この考え方が強いと、自分だけでなく相手が成長するチャンスを奪うことにもなりかねません。

代替案を入れた断り方
お互いにマイナスの関係にならないために、そして、その後もいい関係でいられるためには、代替案を入れた断り方をすると良いでしょう。自分さえ我慢すればいい…無理すれば何とかなる…という自己犠牲精神が強い方は、コラム③の解説と練習問題に取り組んでみてください。

 

③Iメッセージで上手に断る

断り方のスキル不足
断れない人は、そもそも上手な断り方がわからないという場合が多いです。断り方がわからないので、当然断った経験も少なく、対人関係の中で自然と断り方を身に付けることが難しくなります。

Iメッセージを使った断り方
このコラムで、改めて「断り方」を学ぶことで、意外と早く上手な断り方を身に付けることができるかもしれません。そのテクニックの1つが「Iメッセージ」です。当コラムでは、練習問題を交えながらポイントをご紹介しますので、上手な断り方のスキルを身に付けたい!という方は、コラム④をぜひ参考にしてくださいね。

 

上手な断り方を解説

上手な断り方を解説断れない原因には「他人の評価を気にしすぎる」「自己犠牲精神が強い」「断り方のスキル不足」の3つが大きく関わっていることがわかりました。次回以降は、上手な断り方の具体的な方法について解説していきます。1日では難しいと思うのでブックマークしてゆっくり取り組んでみてくださいね(^^)

断れない人の多くは、断りたい気持ちとは裏腹に、いつの間にか「いいですよ」と言ってしまいます。本人も、なぜそうなるのかわからないので、いつも心に矛盾を抱えています。まずは自分自身と向き合い、断れない原因を知ることが、上手な断り方ができるようになる第一歩です。

そして、日常生活の中では、断ることが必要な場面がたびたび訪れます。断れないことが原因で窮地に追い込まれたり、人間関係が悪化してしまうかもしれません。

しかし逆に言うと、上手な断り方さえ身に付けておけば、ビジネスで大きな成果を得ることができるかもしれませんし、プライベートでも、本音で気持ちよく接することのできる、良い人間関係を築くことができます。このコラムを読んで、自分に合った「断り方」をぜひ見つけてくださいね。

次回は、上手な断り方の1つ目「嫌われない断り方をする」についてご紹介します。お楽しみに!(もう少し下に次のコラムボタンがあります)

★断れないことが人間関係を悪化させる、上手な断り方のスキルを身に付けよう!
人間関係講座



上手な断り方を身に付けよう