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ディスカッション対策-事前準備のやり方

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ディスカッション対策-事前準備のやり方②

皆さんこんにちは。ビジネスコミュにニケーション講座の川島です。コラム①では、ディスカッションの意味や特徴について解説していきました。今回はディスカッションに必要な「事前準備」について解説します。

ディスカッションと事前準備

ディスカッションのお題が決まっている場合は、事前準備をしっかりしましょう。もし決まっていない場合は、去年のテーマの研究などから、今年のテーマを予測する必要があるかもしれません。

事前準備することで自信が生まれ、平常心で臨むことができるため、ディスカッション本番で堂々と発言することができます。ここでは最低限やっておくべきディスカッション事前準備を4つ紹介します。

①  モレなくダブりなく
②  根拠を集める
③  反論への準備
④ 成功するイメージ

ご自身でも活用できそうなものを組み合わせてご活用ください。

事前準備でディスカッションが強くなる

①モレなくダブりなく

ディスカッションでは根拠を用意しておけばしておくほど、建設的になります。そこでまずはどんな根拠が必要なのか?整理しておきましょう。情報を整理する上では、MECE(ミーシー)を意識することが大事です。MECEは

Mutually  互いに  
Exclusive  除外し
Collecticely 集合的に
Exhaustive 網羅している

の頭文字をとったものです。日本語では「モレなくダブりなく」という意味になります。MECEは正しく全体を捉えて整理することに役立つため、情報を整理するときに便利です。具体的なMECEの例を、練習問題でチェックしてみましょう。

以下、NGな情報の整理のしかた、OKな整理の仕方を折りたたんで解説しました。それぞれ参考にしてみてください。

 

同じ事例で素材を元に編集お願いします

NGな整理の仕方 おりたたみ

本文

OKな整理の仕方 おりたたみ

本文

 

素材

練習問題

スタバが成長した点を3つ挙げてください。

・雰囲気が良い
・照明が暖かい
・デザインが良い

それぞれがダブっているためNGです。雰囲気≒照明≒デザイン…どれも近い概念になってしまっています。根拠としてはバランスが悪いです。

・雰囲気が良い
・照明が暖かい
・デザインが良い

それぞれにダブりがありません。また大枠としては、モレもない状態になっています。もちろん、もっと細かい成長理由があるとは思いますが、大枠としてモレていなければOKです。

整理のポイントは「どの視点で分けるか」です。あまり複雑にしてしまうと、情報にモレや重なりが生まれてしまい正しい結論に至りません。

ディスカッションに参加する前に、MECEで「モレなくダブりなく」を意識しながら、自分の主張を正しく整理してみてください。

 

②証拠を集める

MECEを使って、必要な根拠が整理できたら、次に証拠を集めていきます。根拠を示す場合はその出所がとても重要になります。まずは1級のソースを優先して、見つからない場合は下のレベルの根拠を順に探していくことがおすすめです。

もちろん内容によって1級かどうかは変わる部分がありますが、原則としては以下のように考えておきましょう。

1級
国の統計データ 世界統計
権威ある学会の数値化された論文
公的な機関の発表データ(会社四季報など)
主観が排除された客観的なデータ

2級
民間のマーケティングデータ 
成功している経営者の発言の引用
権威ある学会の学者の発言の引用
新聞のデータ 学術書 自社のPL、BSデータ

3級
紀要論文 母集団が少ない統計 
一般書籍 ビジネス雑誌 
ネットアンケート
上司や社長の発言

4級
自分の主観 友人の発言
身近なエピソードなど
ネットの噂話 テレビ

根拠を探す際は、1級から探していくのが原則ですが、実は4級でも思いもしない効果を発揮することがあります。1級の根拠の短所は、データが難解であったり、数字が苦手な人にはうまく伝わりません。

そこで可能であれば、1級+4級という形で組み合わせで説明を加えるとわかりやすい主張にすることができます。

ディスカッションの準備

 

③反論への準備

ディスカッションは意見交換の場ですから、当然、自分の主張に対して反論が出ることもあります。そのため、自分の主張を整理するだけでなく、周囲からどんな反論が出るか、ディスカッションの場面を想定して準備しておくことが大切です。

特にディスカッションにおいては以下の4つの反論への対策が必要です。

そもそも重要な問題ではないのでは?
効果があるとは思えない?
実行できないのではないか?
仮に実行すると別のリスクがあるのでは?

これらはディベート大会などで必ず起こる論争です。実際のビジネスの現場でも、争点になりやすいです。余裕がある方は、これらの反論への応答集を作っておくとより万全になります。


④うまくいくイメージをする

心理学の研究では、失敗をイメージすると実際失敗しやすくなり、成功をイメージすると実際に成功しやすくなることが分かっています。ディスカッションをする前に、

あがってはいけない
失言をしてはいけない
論破されてはいけない

と考えると緊張してしまい、パフォーマンスも下がってしまいます。一方で

自分なりに調べたことを提供しよう
皆で建設的に議論しよう
自分の主張を皆にブラッシュアップしてもらおう

と考えると、リラックスして力を発揮しやすくなります。あなたらしく、前向きに発言する気持ちを事前に育てておきましょう。

何かと先に失敗をイメージしてしまう…と感じる方は以下のコラムを参照ください。

失敗が怖い…を改善する方法

ディスカッションの事前準備

 

まとめ

私は若い頃、ディベートサークルに参加していました。ディベートでは根拠をしっかり揃えられるかで、70%ぐらい勝ち負けが決まってしまいます。ビジネスの現場でも、直感だけでは他人を説得することはできません。是非主張を裏付ける証拠を集め、自信をもって議論の場に出てください♪

 

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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