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仕事が辛い理由のNO1!人間関係はストロークで解決

仕事が辛い時の対処法!職場の人間関係とストローク

コラム①では、仕事が辛いについて概観していきました。コラム③からは具体的な対処法について解説していきます。軽くおさらいしておくと対処法は「①ストローク上手に」「②ソーシャルサポート」「③認知療法」「④仕事量を見直し、主張」「⑤会社の制度を使おう」の5つでしたね。今回は、「①ストローク上手に」について解説していきます。

ストロークとは?

心理学でいうストローク(stroke)とは、「人の存在や価値を認めるための言動や働き」を意味します。言葉はもちろん、言葉以外(目を合わせる、うなづく、手を振る、頭を撫でる、さするetc.)のコミュニケーションも含まれます。

ストロークは、心理療法の中で重要概念とされており、円滑な人間関係に欠かせない要素となっています。仕事が辛い理由に最も多い職場の人間関係を改善するために有効な手法です。ぜひ、取り入れていきましょう。

心理学におけるストロークは大きくわけて2つあります。

プラスのストローク
「プラスのストローク」は受け取ると嬉しく感じるストロークを意味します。褒める・励ます・許す・労う・ほほえむ・関心をもつ等が挙げられます。

マイナスのストローク
「マイナスのストローク」は受け取ると嫌な気持ちになるストロークです。邪魔をする・けなす・軽蔑する・見下す・にらむ等が挙げられます。

さらに、このストロークには肯定的と否定的に分けることができます。以下の図をご覧ください。

ストロークとは

ストロークは「心の栄養素」とも呼ばれています。自動車のガソリンのようなイメージです。私たちは、これらのストロークをあらゆる場面で他人と交換しています。

プラスのストロークで満たされている時
仕事へのモチベーションが十分あり頭も回転します。案件を冷静に分析したり、効率的・能率的に作業をこなすことができます。

マイナスのストロークが多い時
普段なら気にもとめないような冗談にカチンとくる、鬱々とした気分になってしまう、人との接触を避けるなどネガティブモードのスイッチが入りやすくなってしまいます。「ケアレスミスが増える」「作業効率が低下する」「ちょっとしたことで自分を責めてしまう」など、ネガティブな側面が顔を出しやすくなります。

仕事が辛い時のストロークはネガティブになりがち

ストロークが不足した仕事が辛い状況では「マイナスのストローク」を使ったコミュニケーションが増えがちです。そして、マイナスのストロークを相手にあげた場合はマイナスのストロークが返ってきます。人間関係がギスギスした職場環境では、仕事が辛い気持ちを更に強めてしまうのが想像できますよね。

仕事が辛い!大切な5つの捉え方

職場に強いストレスや不安を作らないために、日頃からプラスのストロークを確保し、マイナスのストロークを遠ざけることが大切です。今回はそのための方法を5つ紹介します。

①褒め上手

誰かと話をしていて褒めてあげたいポイントがあれば積極的に褒めましょう。人にプラスのストロークを与えることは豊かな人間関係を築く第一歩です。私たちが持っているプラスのストロークは誰かにあげても無くなることはありません!まずは自分からプラスのストロークを相手に投げかけるようにしましょう。

②求め上手

ストロークは遠慮せずに相手にも求めてOKです♪たまには同僚に甘えてみたり、お願いごとをするのもOkです。ストイックに仕事をするだけではなく、疲れた時は誰かに悩みを聞いてもらって励ましてもらう!などするようにしましょう。困ったときはお互い様なのです。

プラスのストロークを使おう

③受け上手

日本人は謙遜の文化があるせいか、褒め言葉を素直に受け取ることが苦手です。しかし、豊かな人間関係にはプラスのキャッチボールが不可欠です。相手からのプラスのストロークを拒んでしまってはキャッチボールとは言えません。相手からの褒め言葉は素直に「ありがとう」と受け取ってみましょう。互いにプラスのストロークを蓄える事ができますよ。

④拒み上手

たまに「何でそんなこと言うの!?」と思うような発言を平気で投げ掛けてくる人がいます。そのようなマイナスのストロークは反応をしても良いことはありません。相手から「イヤだなぁ」と感じるような言葉を言われたときはサラリとかわすようにしましょう。仕事が辛い状況を作らない大きなポイントです。

⑤遊び上手

自分のキャパを超えた行動には特に多くのストロークを必要とします。そんなとき自分自身に「甘えるな!」とか「もっと頑張らなければ…」とか言っていませんか?そんなことが続けばストロークは枯渇し、仕事が辛い状況で動けなくなってしまうかもしれません。時には頑張った自分にご褒美をあげることも必要です。冗談を言ったり、ユーモアで笑い飛ばす余裕を持つようにしましょう。

仕事が辛い時こそ大事にしたい事

「褒め上手」「求め上手」「受け上手」「拒み上手」「遊び上手」の5つを是非意識してみてくださいね。プラスのストロークはゆっくりですが、広がって職場や仕事が辛い環境が少しづつ改善されていくと思います。

次回は、仕事が辛い時の対処法の2つ目「ソーシャルサポート」についてご紹介します。

★仕事が辛い理由のNO1「人間関係」をプラスのストロークで対処

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目次

①仕事が辛い-概観
②診断でチェック
③人間関係のストローク
④ソーシャルサポート
⑤認知療法で心のバランスを保つ
⑥仕事量の見直し、主張
⑦支援サポートの利用

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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