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論理的思考を鍛える方法「論理の骨組みを強くする」

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論理的思考を鍛える方法「論理の骨組みを強くする」②

論理的思考コラム①では、超初級編として論理的思考の基本について概観していきました。目次は以下の通りです。

超初級(コラム1)
・論理の3つの要素
・徹底的に結論先行を癖に
・根拠の集め方

初級(コラム2)
・ロジックツリーを作る
・MICEを意識する
・小見出しをつける

中級(コラム3)
・主語と述語を絞る
・帰納法を理解
・演繹法を理解

今回は、初級編として「論理の骨組みを強くする」について解説していきます。

ロジックツリーを作る

ロジックツリーとは?

論理的な思考するためには、「分類」や「カテゴライズ」をして情報をきれいに整理する必要があります。そこで、よく用いられるのがロジックツリーです。

ロジックツリーとは、以下のようなものになります。

上位概念を下位の概念に分解していく際に用いられるツール

ロジックツリーで論理的思考を高めるための具体例を見ていきましょう。

ロジックツリー 結論1+根拠3

論題
「日本で一番有名なパンはなんですか?」

ロジカルツリー

あんぱんという1つの結論に対して、根拠を3つ挙げています。

ロジックツリーを活用することで、1つの結論から複数の根拠を見つけ出すことができます。根拠の数に制限はないパターンが多いですが、重要なプレゼンの場合は、3つぐらいで支えると安定すると言えます。

この「3」はマジックナンバーとも言われ、論理を安定させたいときは3つを意識すると効果的です。

 

ロジックツリー 結論3+根拠3

論題
「日本の三大パンはなんですか?」

「あんぱん」「クリームパン」「カレーパン」という結論に対して、それぞれ3つずつ根拠が展開されてます。このように、1つの項目から複数の項目にブレイクダウンすること主張の論理性が高まります。

ロジックツリーは上記以外にも、根拠の部分からさらに下位概念に展開することもできます。ツリー状の思考をすることで、芋づる式に関連項目を挙げることができるので、論理の破綻も起きにくいです。

 

MECEで情報を網羅

MECEとは

論理的思考では漏れなくダブりなく整理することが大切です。情報を不備があると相手に間違った伝わり方してしまうことがあります。

そこで活用できるのが「MECE」(ミーシー、またはミッシー)の考え方です。

MECEは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の略で直訳で、以下のような意味となります。

お互いにダブりなく、全体に漏れがない

それぞれの意味としては、以下の通りです。

Mutually(お互いに)
Exclusive(ダブりなく)
Collectively(全体に)
Exhaustive(漏れがない)

抜け漏れやダブりを極力おさえることが論理的思考においては基本となります。MECEはフレームワークとして考えられがちですが、実際には「考え方」のこと意味します。

それでは、MECEの具体例を見ていきましょう。

MECEのNG例

議題
「スタバの強みを4つに分類」

漏れがある場合
1.コーヒーの品質
2.メニューの豊富さ
3.独自のフード
4.立地の良さ

この分類ではスタバの売りである、「雰囲気」「接客」が漏れているためMECEとは言えません。

ダブりがある場合
1.コーヒーの品質
2.メニューの豊富さ
3.独自のフード
4.立地の良さ

コーヒーの品質、メニューの豊富さ、独自のフードは同じような属性なので、ダブりが生じています。

MECEのOK例

議題
「スタバの強みを4つに分類」

1.品質の良さ
2.接客態度
3.デザイン性
4.立地

スタバの売りである「接客態度」「デザイン性」が入っており、ダブりもないですね。MECEでは欠かせない要素を漏れなく挙げる、そしてダブりがないようするという視点で情報を整理していくのです。

ラベリングをする

ラベリングとは、「議論の見出し」を意味します。ラベルがない説得は、骨のない体のようなものでグラグラしたものになってしまいます。

論理的思考を高める上でもとても大切な技術になります。ラベリングの重要な要素としては、以下の3つです。

・興味を引くキャッチーな内容
・15文字以内で短く作る
・分かりやすい言葉を使う

このポイントを意識することで論点を明確にし、聞き手の興味を惹くことができます。それでは、先ほどのMECEの例を使って実際にラベリングをしてみましょう。

ラベリングのNG

議題
「スタバの強みを4つに分類」

1.40年以上生産者との信頼関係を結んでいる
2.接客態度が良い
3.パーフェクトサードプレイス
4.立地が良い

1.は少し長いですね。見出しが長いと直感的に理解しにくくなります。また、2.と4.は具体性に欠けており、あまり興味を惹かれません。3.はわかりにくい表現になっていますね。

このように、見出しが長い・キャッチーさがない・難しい言葉を使うと伝わりにくくなってしまいます。

ラベリングのOK例

議題
「スタバの強みを4つに分類」

1.世界レベルの品質
2.感動させる接客態度
3.第三の居場所
4.いつでも通える立地

このように興味を惹く表現を加え、キャッチーにわかりやすく伝えることで論理性が高まります。

「世界レベル」「感動させる」「一流の」

などのパワーワードで彩を加えるのもいいですね。ラベリングはできるだけ短くキャッチーにシンプルに作るようにしましょう。

 

まとめ+お知らせ

まとめ

このように、論理的思考を身に着けるには、まずは論理の骨組みを作ることが大切です。具体的には情報を漏れなくダブりなくしたり、分類したり、根拠をそろえることが基本になります。

情報の軸を決まったら、そこにキャッチーな小見出しをつけることで骨組みを強化することができます。第1段階として、骨組みづくりを行ってみてくださいね。

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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