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スピーチのコツ「基本構成を4ステップで作る」

スピーチ,コツ


スピーチのコツ「3ステップで作る基本構成と例文」苦手意識の克服法③

スピーチの基本を知ろう

コラム②では、スピーチのコツの1つ「「あがり」とうまく付き合う」について考えました。スピーチでのあがり、緊張や不安は無理に無くそうとするのではなく、「積極的思考」と「伝える内容に集中する視点」で上手に付き合っていくことが大切でしたね。今回は、スピーチのコツの2つ目「スピーチの基本構成を覚える」について解説していきます。

スピーチ構成は準備をしよう

スピーチ構成力を身に付けよう!

みなさんはスピーチをする前、話す内容をどの程度準備をしていますか?

「原稿通りにいったためしがない」
「棒読みっぽく不自然になるから」

といった理由で事前にスピーチの構成や原稿を考えることを放棄してしまっている人もいるかもしれません。

 

藤木ら(2010)のスピーチの苦手意識に関する調査でも、「スピーチが嫌い、あるいは苦手という人の多くが概して、筋道立てて論理的に伝えることに対して強い苦手意識を抱えている傾向が窺える」とあります。

つまり、話の道筋がクリアになれば途中で言葉に詰まったり、話が脱線することもなくなってきます。スピーチでスムーズに話すことができると、自然と苦手意識も解消されていくでしょう。
スピーチ構成3つのステップ

4ステップ!スピーチの基本構成

それでは、スピーチの基本的な構成について説明していきましょう。流れとしては、ひっとつ、つかんで、話して、決める!です。

①ひっとつ!
テーマの部分に当たります。まず一番最初に決めてほしいことは、「スピーチで聞き手に何を伝えたいのか?」を1つに絞るということです。スピーチの目的となる結論をまずはハッキリさせるのです。最も伝えたいテーマ、メッセージをしっかりと確立させましょう。

つかんで!
冒頭の「掴み」の部分です。「何について話すのか」「なぜそれについて話すのか」をできるだけキャッチ―な言葉で短く伝えることにより、聴衆が聞く姿勢を作りやすくなります。
③話して!
序論で言ったことを裏付ける根拠として、具体的な事例やエピソードを入れましょう。基本的には5Wをベースに話します。
④決める!
1番言いたいことは何か?情熱を込めて強調します。印象に残るようなキャッチフレーズを考えましょう。

この4つのポイントがきちんと押さえられていれば、途中で迷子になることなくゴールまでたどり着くことができるはずです。

スピーチ例

①ひっとつ!
今日は「雑談無くして営業なし」についてスピーチをさせて頂きます。
*テーマを絞ってキャッチーに作ります

②つかんで
「皆さ~ん、雑談していますか??雑談は我々営業マンにとってめっちゃくちゃ大事です」
*元気に声掛けなどをして、聴衆の興味を引き付けます
 基本スピーチは聞いてくれないので、アイデアを出してつかみを考えましょう

③話して

「去年は得意先に行ったときにまじめに説明をしていたはずなのですが、どうもうまくいきませんでした。そこで今年は、説明する時間は3割ぐらいカットして、思い切って取引先の方の趣味の話や家族の話をするようになったのです。その結果得意先と打ち解け、すごく深い要望なども聞けるようになりました。結果的になんと今年は2倍の営業成績まで成長することができました」
*メイン部分は5W→言いたいこととつなげる比較的うまくつながります
 いつ 登場人物 場所 きっかけ などからはじめ、そこから何が起こったか?を
 話していきます

④決める
私が学んだことは「雑談無くして営業なし」ということを学びました。ありがとうございました。
*タイトルをもう一度話します

このような感じで話します。また、準備はあくまでメモ程度でOKです。一言一句話す内容をすべて書き出す必要はありません。箇条書きでOKです。

困ったときの下書き

自分で作るのが苦手な方はテンプレを用意しておきますので、困ったらこちらの空白部分を埋めてみてください♪最低限形にはなると思います。

①ひっとつ(テーマ)

②つかんで(聴衆への声掛け・・・興味を引く1言)

③話して(いつ・登場人物・場所・何が起こった?+学んだこと)

④決める!(もう一度テーマ)

 

基本を守れば伝わるスピーチに!

伝わるスピーチを一番しっくり来る構成が出来たら、一度実際に話してみましょう!そして練習をしながら何度も見直しブラッシュアップしていきます。最終的には、原稿を持たず、自分の言葉で話すのがベストです。慣れてくれば、原稿がなくても箇条書きの構成メモだけで話せるようになってきます。

日頃から、自分の考えや主張を簡潔でわかりやすく表現する練習、短い挨拶や自己紹介程度のスピーチでも、まずは書き出して構成を考える習慣をつけていきましょう。

次回は、スピーチのコツの3つ目「話し方・見せ方を工夫する」についてお伝えします。

★スピーチの目的・テーマを明確に!スピーチは3つ基本構成で考えよう

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人間関係講座

※出典・参考文献
・藤木美奈子・前川志津・勝又恵理子(2010)「スピーチに対する自信は何によってもたらされるか ― 授業内容との関係から ―」
・橋本恵子(2010)「コミュニケーション指導に向けた「スピーチ構成図」の改善 ―独話から共話、対話へ―」
・池上彰(2009)「わかりやすく<伝える>技術」講談社



基本構成をしっかり覚えよう