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仕事いきたくないのは人間関係が険悪だから

仕事いきたくない一番の原因「人間関係」を改善するストローク③

仕事いきたくない理由1位「人間関係」

コラム②では、ストレスコーピングについて解説しました。今回は、仕事いきたくない理由1位「人間関係」を改善する心理療法「ストローク」についてご紹介します。

ストロークと職場の人間関係

心理学でいうストローク(stroke)とは、「人の存在や価値を認めるための言動や働き」を意味します。言葉はもちろん、言葉以外(アイコンタクト、背中を押す、手を振る、頭を撫でる、さするetc.)のコミュニケーションもストロークにあたります。

ストロークは、心理療法の中で中心的な概念とされており、良好な人間関係に必須の要素となっています。仕事いきたくない理由に最も多い職場の人間関係を改善するための効果的な手段です。仕事に前向きになるためにも、ぜひ取り入れていきたいところです。

心理学におけるストロークは大きく2つに分けられます。

プラスのストローク
「プラスのストローク」は受け取ると喜び感じるストロークを意味します。褒める・励ます・許す・笑いかける・興味を向ける等が挙げられます。

マイナスのストローク
「マイナスのストローク」は受け取ると不快な気分になるストロークです。妨害をする・からかう・軽蔑する・侮辱する・にらむ等が挙げられます。

 

ストロークは「心の栄養素」とも呼ばれています。自動車の燃料のようなイメージです。私たちは、これらのストロークを様々なシチュエーションで他人と交わしています。

プラスのストロークで満たされている時
仕事へに前向きに取り組み、頭の回転も早くなります。進捗を冷静に分析したり、効率的・能率的に作業を進めることができます。

マイナスのストロークが多い時
少しの冗談にカチンとくる、鬱々とした気持ちになってしまう、人と関わらないようにするなどネガティブモードのスイッチがONになりやすくなってしまいます。「ケアレスミスが多くなる」「作業に集中できない」「少しのことで自己嫌悪になってしまう」など、マイナスな影響が顔を出しやすくなります。

 

ストロークが不足した「仕事いきたくない」という状況では「マイナスのストローク」を使ったコミュニケーションが多くなりがちです。そして、マイナスのストロークを相手に向けた場合は99%の確率でそのマイナスが自分に返ってきます。人間関係で険悪なムードが漂っている職場環境では、「仕事いきたくない」という気持ちを更に強めてしまうのがイメージできますよね。

仕事いきたくない!を克服する5つの視点

職場で過剰なストレスや強い不安にさらされないように、日頃からプラスのストロークを意識し、マイナスのストロークを避けることが大切です。今回はそのための方法を5つ紹介します。
①褒め上手
誰かと会話してして「すごいな!」と思うポイントがあれば積極的に褒めましょう。人にプラスのストロークを与えることは良好な人間関係を築くファーストステップです。私たちの中にあるプラスのストロークは誰かにあげても減るものではありません!まずは自分からプラスのストロークを相手に送るように心がけましょう。

②求め上手
ストロークは相手にも求めてOKです♪たまには同僚を頼ってみたり、お願いごとをするのも良いでしょう。ストイックに仕事をこなすだけではなく、時には誰かに悩みを聞いてもらって背中を押してもらう!などするようにしましょう。困ったときはお互い様です。

③返し上手
日本人には建前の文化が影響してか、褒め言葉を素直に受け止めることが苦手です。しかし、良好な人間関係を送るにはプラスのキャッチボールが必須です。

相手からのプラスのストロークを受けてばかりではキャッチボールとは言えません。相手からのプラスの表現は素直に「ありがとう」と返しましょう。プラスのストロークの合戦になって雰囲気もよくなりますよ。

④拒み上手
たまに「何でそんなこと言うの!?」と思うような言動を平然と行う人がいます。そのようなマイナスのストロークは何か反応をしても前向きなことはありません。相手から「イヤだなぁ」と感じるような表現があったときはスルりとかわすようにしましょう。仕事いきたくない状況を作らないのが重要です。

⑤遊び上手
自分の許容を超えた行動には特にたくさんのストロークを必要とします。この時、自分自身に「ヘたれるな!」とか「もっと頑張らなければ…」とか言い聞かせてませんか?

一時的であればまだしも、長期間続いている場合にはストロークは枯渇し、「仕事いきたくない」という状況でやる気を失ってしまうかもしれません。時にはムチだけではなく頑張った自分にアメをあげることも必要です。冗談を口にしたり、ユーモアで笑い飛ばす余裕を持つようにしましょう。

職場の人間関係を良好にする5つのストロークはいかがでしたか?

「褒め上手」「求め上手」「返し上手」「拒み上手」「遊び上手」の5つを是非活用してみてくださいね。プラスのストロークは即効性はありませんが、職場や仕事いきたくない環境が少しづつ改善されていくことは間違いないでしょう。

次回は、仕事いきたくない気持ちの対処法の3つ目「支援サービスを活用する」についてご紹介します。

★仕事いきたくない時は5つのストロークで人間関係を改善!

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