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あがり症の対処法!初対面で心の余裕をつくるコツ

あがり症の不安や緊張への対処法!アイスブレイク④ 

コラム③では、あがり症状の原因の1つ身体の生理的変化への対処法をお伝えしました。ご紹介した2つのリラックス法「腹式呼吸」や「自律訓練法」などを用いて、身体をリラックスさせてあがり症状に対処して行きましょう。

今回は、あがり症状の対処法の4つ目「アイスブレイクで場をほぐす」についてです。アイスブレイクは、初対面などでその場が硬くなってしまう雰囲気を変える効果があります。コツを身に付けて、あがり症状がでやすい場面をほぐしていきましょう。

あがり症の対処法

あがり症に必要なウォーミングアップ

あがりやすい場面では、緊張をほぐすためのウォーミングアップが必要です。このウォーミングアップの効果について、ある心理学的な研究があります。

臨床心理学では、舞台の上で役割を演技することで心の治療を進めていく「心理劇」という手法があります。心理劇ではいきなり舞台の上で役を演じることが求められるため、緊張したり恥ずかしさが出てしまいます。

そこで、岡嶋ら(2001)は心理劇の前後でウォーミングアップを実施し、その効果について調べています。

「話し合いのウォーミングアップ」
「身体活動重視のウォーミングアップ」
「動作法によるウォーミングアップ」

の3種類のウォーミングアップを実施した結果、3種類ともリラックス感や劇への動機づけなどが上がったとされています。

つまり緊張感の高い心理劇でも、ウォーミングアップをすることでリラックス感や、やる気を上げることができるということを示しています。様々なウォーミングアップの方法がありますが、今回はアイスブレイクという方法を使って、あがり症に対処していく方法を解説していきたいと思います。

アイスブレイクで和やかな雰囲気に

アイスブレイクとは、面識のない人同士が集まる場面などで、初対面の緊張感を和らげ、打ち解けるきっかけをつくるための手法です。直訳すると「氷を溶かす」という意味で、不安や緊張で氷のように硬くなった心を解きほぐす、という意味で使われます。

具体的には、
・ばかばかしいことを想像する
・雑談や失敗談を披露する
など、いくつかのやり方があります。

例えば、「会場に来ている人がみんなエビだったら面白いな」とか、「あの人○○に似ているな」など、どんなにばかばかしいことでもいいので、想像してみてください。不安な気持ちが軽減され、いつの間にか心に余裕が生まれてきます。

今回はあがり症が出やすい「初対面」でできそうなアイスブレイク法を1つ紹介していきたいと思います。

アイスプレイクであがり症を緩和

たとえ話でアイスブレイク

初対面やあまり面識のない人との会話はあがってしまいですね。そこで、たとえ話を使った自己紹介をすることで、和やかな雰囲気にすることができます。具体的には、「自分を動物に例えると…」や「自分を野菜に例えると…」など、自分を色々なものに例えて自己紹介をします。

以下に練習問題を載せるので、自己紹介の時に使ってみましょう!

練習問題
①自分を動物に例えると?
⇒「          」
その理由は?
⇒「          」

 

②自分を野菜に例えると?
⇒「          」
その理由は?
⇒「          」

 

解答例
①自分を動物に例えると?
⇒「 フラミンゴ   」
その理由は?
⇒「通勤電車で立って寝るのが得意だから」

②自分を野菜に例えると?
⇒「  オクラ    」
その理由は?
⇒「何事にも粘り強く取り組むから」

これ以外のテーマを使っても、自分を例えて自己紹介をすることができます。初対面のコミュニケーションで硬くなりがちな雰囲気も、和やかになりあがり症状が出にくくなると思います。

特に爆笑を取ろうなんて頑張らなくてOkです。ちょっとクスっと笑えるネタを用意しておくと、自分も周りもリラックスできますよ。まじめすぎる方ほど緊張しやすいので、ぜひアイスブレイクのネタを1つ用意していおきましょう。

あがり症には心の余裕を

あがり症には心の余裕が必要

自己紹介や面接であがってしまうと笑顔もなくなり、心の余裕がなくなってしまいます。初対面でつまずいてしまうと、第一印象が悪くなってしまい、人間関係も良好なものになっていきにくいです。

ぜひ、今回紹介した手法以外でもアイスブレイクを上手に取り入れて、不安や緊張を解きほぐしてあがり症状を抑えてくださいね。

次回で、あがり症コラムは最後です。これまでのまとめをしていきたいと思います。

★その場の雰囲気が硬いとあがり症状が出やすい!アイスブレイクで和やかに

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*引用文献
岡嶋一郎 針塚進 武藤のぞみ 2001心理劇におけるウォーミングアップ様式とウォーミングアップ体験との関係性について : ウォーミングアップ前後の参加者の状態の変化の視点から 九州大学心理学研究 2, 117-124



アイスブレイクで雰囲気を変えよう