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安心感を構築するとけあい動作法で身体に心地良さを

安心感


安心感を築くための方法!「とけあい動作法」⑤

コラム④では、安心感をもつための方法として「他者と積極的に関わる」についてご紹介しました。「3つのR」で不安を乗り越えて人と積極的に関わってみてくださいね。

今回は、安心感をもつための方法の1つ「体の面からのリラックス」についてご紹介します。

緊張をほぐして安心感を高めよう

体の緊張をほぐして安心感を

私たちの心と体は常に連動しています。不安、怒り、悲しみなどのネガティブは感情を抱けば、体がギュッと固くなり、心も緊張してしまいます。逆に、体がリラックスすれば心もリラックスします。

心の安心感をえるためには、体をリラックスさせることも大切です。そこで今回は、心身の緊張を緩め、安心感を持つことができる方法としてとけあい動作法というワークをご紹介します。

とけあい動作法で安心感をプラス

とけあい動作法で身体に安心感を

とけあい動作とは、体に圧を加えたり緩めたりして行うリラクゼーション方法です。方法としては、まず手のひらを肩、頭、胸などに当てます。当てた手を感じるか感じられないかくらいの微妙な強さで「ぴた~っ」と圧を加えます。その後、「ふわぁ~っ」とその圧をゆっくり緩めていきます。

このとけあい動作をすることで、「ふわぁ~っ」と体の緊張がゆるみ、心の緊張も一緒に緩んでいきます。 実際にワークを用いて説明します。ゆっくりと実施できる場所・時間を選んで実際に試してみてください!

ワーク1
とけあい動作法1人用  

①ゆっくり3回ほど深呼吸する
鼻から息を吸って口から細く長く吐いてください。このときに不安な気持ちやモヤモヤした気持ちも一緒に細く長く吐き出すように呼吸しましょう

②両手で頭の両脇に優しく手を添える
両脇にやさしく包み込むように手を添えます。お母さんの手をイメージしてもいいかもしれません。

③圧力を加える
1,2,3で「ぴた~っ」と微妙な圧を加えて、4で一拍休む。5,6,7,8でゆっくり「ふわぁ~っ」とその圧を抜きます

④余韻を味わう
じわーとした余韻を感じましょう

ワーク2
とけあい動作法2人用  

このとけあい動作法は、2人1組でもできます。まず、ひとりは椅子か床に楽な恰好で座ります。もうひとりは後ろに立ってゆっくり圧を加えます

①両肩に乗せる
手のひらを優しく相手の肩にあてる

②圧力を加える
1,2,3で「ぴた~っ」と微妙な圧を加えて、4で一拍休む。5,6,7,8でゆっくり「ふわぁ~っ」とその圧を抜きます

③余韻を味わう
じわーとした余韻を感じましょう

2人1組で行う場合は、相手の呼吸を感じながら行うと効果的です。相手の呼吸に合わせて圧を加える、力を緩めるリズムが整っていると、お互いが心地よく感じられます

緊張感を強く感じた日や、不安を感じているときに、取り入れてみましょう。身体の緊張が緩めば、こころもほぐれてきます。自分の身体やこころの様子をしっかり感じてみてください。

身体の心地よさが安心感につながる

安心感を身体の心地よさから

ワークはいかがでしたか?このとけあい動作法では、圧をかける「ぴた~っ」、力を抜く「ふわぁ~っ」を繰り返します。呼吸を合わせながら身体の心地よさを体験することで理屈なしに身体が安心を感じることができます。ぜひ日常生活に取り入れてみて下さい。

また、このワークは、2人1組でも効果的です。相手の手の暖かさや自分の呼吸に合わせてくれる動きは、身体に入っていた余分な力を抜いてくれます。心身ともにピンと張っていた緊張が緩むと頭で考えすぎることなく自分に向き合うことができるでしょう。自分のペースでゆっくり進めることで普段は感じられなかった安定した状態を実感することにつながります。

次回は、安心感コラムの最後です。これまでご紹介してきた内容をまとめてチェックしていきましょう。

★ とけあい動作法で身体の心地よさを体験して安心感を得る!

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*出典・参考文献
大河原美以(2015). 子どもの感情コントロールと心理臨床. 日本評論社.



ワークを実践して身に付けよう