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恐怖心とは?心理療法で克服を目指そう

恐怖心


恐怖心をもつ対人場面の対処法!心理療法で克服を目指そう②

思いこみで膨らむ恐怖心

コラム①では、恐怖心についての説明と問題点を冒頭に説明しました。そして後半は、恐怖心が膨らむ原因「①思い込みで恐怖心が膨らんでいる」「②プライドが高すぎて邪魔をする」「③自分ルールにしばられている」を3つ挙げました。

今回は、恐怖心が膨らむ原因の1つ目「思い込みで恐怖心が膨らんでいる」についてお話していきたいと思います。

 

メンタライゼーションとは?

メンタライゼーションとは、精神分析から派生した非常にシンプルな心理療法の1種で、対人イメージの修正が目標です。そして、私たち自身のものごとの捉え方、この場合は対人イメージについて見なおしていきます。

私たちがどんな対人イメージを持っているか?そしてその対人イメージは妥当なものかどうかという点について考えていきます。

恐怖心を感じやすい対人イメージの歪み

恐怖心をもつ投影とは投影という言葉がメンタライゼーションの世界に存在します。例で説明をしますね。

私たちはふとした時に、目の前の相手に対して「相手が怖い」「何か言われるのではないか」と恐怖感を感じることがありませんか?この場合の多くは、相手は何も変わっていないにも関わらず、自分が「恐いものとして見てしまっている」という状況がほとんどです。

投影という言葉は、相手をスクリーンとして、自分が考えていることを映し出してしまうという意味があります。私たちは、知らず知らずの内に、投影は使っています。

この投影によって、「相手が怖い」と感じてしまった場合の対処法は、他の見方がないかどうかを確かめていくことです。

練習問題で捉え方をチェック

練習問題で恐怖心を消す方法を確認ここで、練習問題で投影と見方を変えるイメージを膨らませてみましょう。ちょっと変わったやり方ですから、楽しみながらやってみてください。

練習問題1
次の人物の良い所を挙げて下さい。

①ジャイ○○
(ドラ○○○のキャラクター)

②バイ○○マン
(アン○○マンのキャラクター)

皆さん、いかがでしょうか?
解答例はこんな感じです。

解答例
①ジャイ○○
(ドラ○○○のキャラクター)
⇒情に厚い、物事の筋を通す、いざと言う時には頼りになる

②バイ○○マン
(アン○○マンのキャラクター)
⇒素直、仲間を大切にしている、アイデアマン

 

それではみなさんの身近なところで考えていきましょう。

練習問題2
皆さんが関わるときに、恐怖心を持つ人の良い所を挙げてください。

①誰?

②良い所

 

解答例
①誰?
⇒職場の直属の上司Dさん

②良い所
⇒部下思いな所がある
⇒実は少し抜けている所がある。

誰しも悪い所ばかりではない!

練習問題はいかがでしたか。人間とは、完全に「いい人」と「悪い人」に分かれているわけではなく、どんな人でも「いいところ」と「悪いところ」が必ずあります。

見方を変えて「悪いところ」と「いいところ」を探してみると、その人の違った側面が見えてきます。これも視点が変わっていくということですね。

イラストで表すとこんなイメージです。

これはあくまでイメージですが、普段はその人の表しか見ていませんし、見えていませんが、意識して「この人の裏側」を見ていくように意識するといいかもしれませんね。

 

見方を変えてみよう

見方をかえて恐怖心を軽減私たちに見えているその人の姿は、あくまでその場面の姿でしかありません。例えば私たちが苦手だなと思っている上司も、他の場面では、例えば家庭では奥さんに頭が上がらなかったり等、意外と違う姿を見せていることもあるかもしれません。

その時に大切なのは、他者に恐怖心を感じたときは、その相手の見方を変えてみようということです。私たちは相手に対して、恐怖心を抱くときは少なくありません。しかし、その恐怖心が投影という、私たちの心の中での思い込みの1種から起こっているということに気づけるとだいぶ楽になっていくのではないでしょうか。

次回は、恐怖心が膨らむ原因の2つ目「プライドの高すぎて邪魔をする」の対処法をご紹介します。

★ 恐怖心が膨らむ 投影という思い込みは 見方を変えて対処しよう

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コミュニケーション講座

*出典・参考文献
J.G.Allen&P.Fonagy(2011)メンタライゼーション・バンドブック MBTの基礎と臨床 岩崎学術出版社
崔炯仁(2016) メンタライゼーションでガイドする外傷的育ちの克服 -<心を見わたす心〉と〈自他境界の感覚〉をはぐくむアプローチ- 星和書店



見方を変えて思い込みを克服しよう