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欲求不満に強くなる!症状の問題や原因・解消方法のまとめ

欲求不満に強くなる!症状の問題や原因・解消方法のまとめ

はじめまして!精神保健福祉士の川島です。現在、精神疾患を抱える方へ心理療法や講義を行っています。今回は「欲求不満」についてお話していきます。目次は以下の通りです。

  • 欲求不満とは?
  • 健康に悪影響を与える
  • 継続するとQOLが低下する
  • 原因と具体的な解消法
  • 夫婦関係のイライラ解消
  • 仕事上での改善方法
  • 日常の不快感の原因

それでは早速、欲求不満の基礎から解説させて頂きます。

欲求不満とは?

私たちは、さまざまな欲求を満たすために日々行動しています。たとえば「お腹が空いたからレストランに入る」「〇〇さんとお付き合いしたいからデートに誘う」など、自分の欲求が満たされればとても幸せな気分で毎日過ごせるでしょう。

しかし、時には上手くいかないことがあり、イライラしたり怒りを抱いたりします。このイライラや怒りなどが、欲求不満(フラストレーション)です。

欲求不満とは、自分の欲求が満たされない時に起こる感情のことで、誰にでも訪れる自然な心の状態です。うまく解消できれば問題ありませんが。欲求不満な状況がつづくと

・イライラして仕方ない
・すぐに愚痴を言ってしまう
・些細な事に不満を感じてしまう

などの行動をとってしまうため、人間関係でストレスを貯めやすくなります。そしてさらに欲求不満な状態が続くと、「物にあたる」「暴飲暴食をする」「眠れなくなる」など、自分や他人を傷つける行動をとってしまう場合もあります。

このように欲求不満は、人間関係を崩してしまう事にもなるため、うまく解消していくことが大切です。

欲求不満は健康に悪い

欲求不満は、健康にマイナスの影響を与えることが、心理学の研究で明らかになっています。

井澤等(2004)は、男子大学生20名に対象に怒りと生理的な影響について研究を行いました。「敵意性と怒り喚起時の心臓血管反応性の関連」では、衝動的な怒り情動を表す「短気」が、収縮期血圧・拡張期血圧の上昇と関連があることが分かりました。

敵意性と怒り喚起時の心臓血管反応性の関連から欲求不満を解説

つまりイライラなどの欲求不満は、収縮期血圧・拡張期血圧が上昇するため、冠動脈疾患になりやすい可能性があるということです。

欲求不満をうまく解消できないと、健康に悪影響を与えるため、しっかりとした対処をする必要がありそうです。

欲求不満=身体的QOL・心理的QOLが低下

欲求不満がたまると、どのような問題点があるのが起こるのでしょうか。橋本・織田(2008)が都内大学生・大学院生286名を対象に行った調査を見ていきましょう。

橋本・織田(2008)は、欲求不満にみられる「怒りや敵意」と「身体的QOL・心理的QOL」がどのような関係にあるのを調査したところ、怒りや敵意が高いと、身体的QOL・心理的QOLが下がることが分かりました。

欲求不満が身体・心理のQOLを下げる

欲求不満⇒身体的QOLの低下
身体的QOL(クオリティオブライフ)とは、体の健康度のことです。怒りや敵意などの欲求不満は、体調面にマイナスの影響を与えます。また欲求不満の状態は、交感神経が優位になるため継続的に活性化していると、不眠やストレス状態にもつながります。

欲求不満⇒心理的QOLの低下
心理的QOLとは、心の豊かさのことで、心地よく生活することを意味します。怒りや敵意など欲求不満の状態では、穏やかにすごしたり人生を楽しく感じることが難しくなります。このような状態では、幸福感も下がってしまうでしょう。

つまり日々の欲求不満は、身体的にも心理的にも不健康な状態につながり、さらに欲求不満を溜め込む結果となってしまうため十分な対策をすることが必要です。

欲求不満の原因・改善方法

ここからは、欲求不満の改善方法を見ていきましょう。欲求不満が募りやすい場面を取り上げて解説していきます。全部読むのは大変なので、必要な項目についてリンク先をチェックしてみてくださいね。

・夫婦関係での欲求不満
・仕事上での欲求不満
・日常生活での欲求不満

それでは詳しく見ていきましょう。

夫婦関係での欲求不満

1つ目は、夫婦関係やカップルでの欲求不満の原因・改善方法です。

結婚生活では人生のさまざま問題も乗り越えていくため、イライラや怒りを感じる機会が多いかもしれません。ちょっとした気持ちのずれが蓄積して、欲求不満を貯めこむケースも多いようです。

欲求不満が原因で離婚の危機を招く夫婦もいるため、しっかりと対処しておくことが大切です。夫婦やカップルでの欲求不満は主に2つの原因がかかわっています。詳しく見ていきましょう!

1:情緒的サポートの不足

夫婦間で情緒的サポートが不足すると、欲求不満が増す傾向があります。

情緒的サポートとはソーシャルサポートの1つで、私たち人間はソーシャルサポートが得られると、不安感や疲労感を緩和できるることが心理学の研究で分かっています。

・4つのソーシャルサポート

ソーシャルサポートとは、周囲からの心理的・道具的な援助のことで4つに分けられています。

①情緒的サポート
精神的な支えの提供(例:話を聴く)
②道具的サポート
直接的な行動の提供(例:移動の手助け)
③情報的サポート
問題の解決の助けとなるような情報の提供(例:役立つ情報を調べる)
④評価的サポート
相手の行動を好意的に評価(例:相手の行動や意見を肯定する)

ソーシャルサポートの中でも夫婦間の欲求不満を解消するには、情緒的サポートが有効です。

・情緒的サポートが満足度UPのカギ

ここで心理学の研究を見ていきましょう。

末森(1999)は、東京都在住の男女304人に行った「家庭と夫婦関係に関する調査」を用いて、夫の家事遂行および情緒的サポートが妻の夫婦関係満足感にどのような影響を与えているか調査しました。

調査では、夫の情緒的サポート妻の家庭満足感を高めることが示されており、夫の情緒的サポートは、夫の家事遂行よりはるかに上回っていることもわかりました。

夫の情緒的サポートと家庭満足度に関しては、Unger et a1.(1996)が、100組の夫婦を対象に行った調査で「夫の情緒的サポートの提供が妻の夫婦関係満足感の高まりと関連している」と示しており、Mcgonagle, Kessler&Schilling(1992)は、夫婦間の口論の頻度に関して、配偶者からの情緒的サポートが効果的だったことが報告されています。

つまり夫婦間での情緒的サポートは家庭円満につながり、欲求不満を減らすことにつながるということです。

夫婦関係の欲求不満の解消方法

・2ステップで欲求不満を解消!

ここからは、情緒的サポートを夫婦関係で取り入れて、欲求不満を軽減する具体的な方法を見ていきましょう。ポイントは2つあります。

①コミュニケーションをする機会を増やす
夫婦間で情緒的サポートを増やすには、夫婦でのコミュニケーション機会を増やすよう意識しましょう。きっかけはなんでもOK!何気ない雑談からコミュニケ-ションを増やして情緒的サポートをしていきましょう。

幸せな人間関係を構築している人は、日常生活で起こるポジティブな出来事を積極的に利用する傾向がある(Gable et al, 2004)。

このように些細なできごとをポジティブに捉えるから、会話づくりを始めるだけでも夫婦間での欲求不満が軽減できそうです。そして日々の忙しさから、夫婦の時間が持てないという人は、ルールを決めて取り組んでみるのもおすすめです。

たとえば
・朝食は必ず一緒に食べる
・出勤を一緒にする
・月に1回は夫婦で映画を観る

・ありがとうを言葉にする
・ごめんねを言葉にする
・愛しているを言葉にする

自分自身の小さなルールや夫婦間で続けられるコミュニケーション方法を決めて、さっそくスタートしましょう。

②お互いの話をよくきく
コミュニケーションする機会がもてたら、会話の質にもこだわっていきましょう。

会話の基本は傾聴です。相手の話を「聴く」姿勢を大切にて会話を進めましょう。共感や励まし、問題解決のアドバイスをすることで、夫婦間円満度が高まります。

当サイトの、傾聴トレーニングのリンクもご紹介しますね。また少し宣伝になってしまいますが、私たちも講座を開催しています(お知らせはページ下部)

2:セックスの不足?

体の関係については気持ちのすれ違いから、夫婦関係で欲求不満の要因となっているケースが多いようです。

「相手がしたい気持ちが分かっていても、受け入れることができない…」

どちらかが不満をいだいているなら話し合いの場を持つといいのかもしれません。しかし相手の気持ちを察することができるがゆえ、対話することを避けてしまい、すれ違いから欲求不満が膨らんでしまっているのかもしれませんね。

マイナビ(2012)の調査では、パートナーに魅力を感じない人の割合が、既婚男性は約半数そして既婚女性は約6割という結果が出ています。夫婦になると互いの性的な魅力を感じにくくなり、セックスレスになる夫婦も増えていくようです。

・セックスレス夫婦は年々増加

一般社団法人日本家族計画協会(2017)が行った「第8回 男女の生活と意識に関する調査」によると、既婚者655人中、過去1か月にセックスをしていない人の割合が47.2%と示されています。

このセックスレスの傾向は調査開始より年々高くなっており、特に男性のセックスレス化が進んでいます。

欲求不満を解説。日本家族計画協会の資料

・幸福感に影響

セックスは、定期的に行うことで心身ともにプラス効果があることが分かっています。

愛情を強めるホルモン「オキシトシン」は、ボディータッチやセックスなど肉体的な接触で多く分泌されます。「オキシトシン」は、

・幸せな気分になれる
・不安や恐怖心が減る
・好奇心が強まる
・ストレスが緩和する
・他者への信頼がます

など自分はもちろん周囲への幸福感を高める効果も期待できます。また、定期的なセックスは男女ともに、外見的な若さや長生きにつながることがさまざまな研究で示されている点からセックスは、欲求不満を減らすだけでなく、より幸福な人生を送るために必要不可欠と言えます。

・性差の理解で欲求不満を解消

ここからはセックスレスを乗り越えて、夫婦間の欲求不満を軽減する具体的な方法をご紹介していきます。

①性的魅力を高めよう
互いに性的魅力を保つ努力をすることをまずは大切にしましょう。

たとえば
・プロポーションを維持する
・年齢に応じた魅力を磨いている

夫婦になっても、自分磨きを怠らない努力をすることが、セックス不足を解消し、欲求不満を解消してくれるでしょう。そして性差による理解や対策もしておきたいですね。

②女性は生理前のエストゲン
女性ホルモンの1つ「エストロゲン」は、体調を整えたり、自律神経を活発にするなど、女性の心と体の安定を図ってくれるホルモンです。また肌や髪に潤いを与えるため女性らしい美しさを増してくれます。

エストロゲンの分泌が増える、月経が終わる頃から次の排卵前までは、男性を惹きつける女性の魅力があふれた時期です。意識してみるといいでしょう。

ただし、エストロゲンは生理周期とともに分泌量が変化するため生理前後にはホルモンバランスが変化し、不安や孤独感、イライラなど欲求不満を感じやすくなります。

このようなホルモンバランスによる心の不調を男性・女性ともに理解し、寄り添いの気持ちを示せると良いかもしれません。セックスが難しい時には、互いにギュッと抱きしめるだけでもいいでしょう。夫婦のきずなも深まり、互いの欲求不満が軽減につながります。

③男性は仕事をセーブする環境
さきほどご紹介した一般社団法人日本家族計画協会(2017)の調査では、セックスに積極的になれない理由についても報告されています。

セックスに積極的になれない理由は、
男性のトップ
「仕事で疲れている」35.2%、
女性のトップは
「面倒くさい」22.3%
です。男性は仕事による心身の疲れが、セックスレスの大きな要因となっているため、疲労をしっかり回復できる環境をつくることが大切です。

コミュニケーションの1つとして夫婦でマッサージを行うのも良いかもしれませんね。足や腰、肩だけでもOKです。マッサージだけでも、先ほどご紹介した幸せホルモン「エストロゲン」の分泌を促せるため、欲求不満を解消する効果が十分期待できます。夫婦間の欲求不満を解消方法

仕事上での欲求不満

2つ目は、仕事上での欲求不満の改原因・改善方法です。

職場では、自分の仕事やアイデアが「認められたい」という気持ちになることが多くあると思います。この「認められたい」という気持ちを心理学では承認欲求と言います。承認欲求は、だれもが抱く生活に欠かせない欲求で、満たされないと心が不安定になり欲求不満を貯めてしまいます。

認められないことでの問題

職場で認められない状態が続くと、どのような問題が起きるのでしょうか。

たとえば
・上司に認めてもらえない
・仕事のチャンスがもらえない
・会社に評価してもらえない

このような状況では、欲求不満がたまってしまい仕事にも行きたくなくなってしまいます。実は仕事上での欲求不満は、仕事そのものより人間関係で起こりやすいことが統計的にわかっています。

厚生労働省(平成24年)が行った「労働者健康状況調査」の中で、仕事や職業生活に関する強い不安、悩みなど欲求不満の要因となる事柄について尋ねたところ、次のような結果が出ました。

職場の人間関係の問題が41.3%と大きな割合になっているのが分かりますね。

人間関係での欲求不満の大半は「お互いを認め合うことができない」ことから始まります。職場での欲求不満を解消するには、承認欲求を満たすことが重要と言えそうです。

マズローの欲求5段階説

ここでアメリカの心理学者マズローが説明した、欲求5階層説について見ていきましょう。

マズローは、人間の欲求には5つの階層があり次元は上昇していくとしています。

欲求不満についてマズローの欲求5段階説を元に解説5つの欲求は

1:生理的欲求
2:安全の欲求
3:社会的欲求
4:承認欲求
5:自己実現の欲求

欲求は1~5の順に表れ、ある程度満たされると次の欲求が現れます。

承認欲求は、自尊心や尊厳の欲求ともいわれており、達成感や能力への自信、他者からの評価や承認で満たされます。しかし満たされないと欲求不満が蓄積され、劣等感や無気力などが表れてしまいます。心が安定した状態で仕事をするためにも、承認欲求を満たしていくことが必要です。

欲求不満を解消する3つの方法

ここからは承認欲求を満たして、職場での欲求不満の解消する具体的な方法を見ていきましょう。

①リフレーミングで前向きに捉える
人は欲求が満たされないと、物事をネガティブに捉えやすくなります。マイナスの気持ちであふれた時には、心理療法のリフレーミングでポジティブに変換しましょう。

リフレーミングとは心理療法の1つで、出来事について別の「フレーム(枠組み)」で捉え直す方法です。

自分には価値がない…
上司は評価してくれない…
と思っているなら
この状況にはプラスの価値があるのでは?
と考えてみましょう。

欲求が満たされない状況だとしても、何かプラスの価値は見出すことができるでしょう。

仕事上の欲求不満の解消法

仕事では、納得できない事や欲求不満になる結果があるかもしれません。しかしできごとを成長のチャンスと考えて取り組むことができれば、イライラや怒りをグッと減らすことができます。

欲求不満の状態が続くと、職場での出来事をネガティブに捉えがちになります。日々の欲求不満から、ネガティブ視点がクセになっていると感じた時には、リフレーミングしてみてくださいね。

②上司に昇進を打診する
時には自分の頑張りを上司や会社に主張してもいいでしょう。

たとえば
「スタッフに指示を出す機会が多くなったため、肩書や役職をつけていただくと仕事が進めやすくなります」

「役職をつけていただくと取引先から信頼を得やすく商談がスムーズになります」

事実をしっかりと整理して、説得できるように伝えていきましょう。

社風や上司との関係性にもよりますが「昇進させて欲しい」「昇給しないのはおかしい」などストレートな伝え方おすすめできません。機会があったときに慎重に伝えるのがよいでしょう。

③1つ1つ着実に階層を上げていく
先ほどお伝えしたマズロー承認5段階説からわかる通り、承認欲求は高度な欲求です。すべてを求めず少しづつ承認を満たしていくことで、欲求不満を貯めにくくなります。

山竹(2011)は承認には3種類あり、すべてが満たされると承認欲求が満たされるとしています。

1.親和的承認
家族など身近な人からの無条件の承認。
2.集団的承認
職場など集団での行動から得られる承認
3.一般的承認
社会的に価値がある行動から得られる承認

仕事やプライベートいずれにおいても、欲求がどの段階にあるか、一度確認してみるといいでしょう。着実に階層を上げていくことで、仕事上での承認欲求が満たされるようになります。

 

日常生活での欲求不満

3つ目は、日常生活での欲求不満の改善方法です。

日常の些細なできごとでもイライラしたり不快な感覚を抱くことがあると思います。これは、不認知不協和が大きくかかわっています。

不認知不協和とは?

不認知不協和とは、アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱されたもので「自分の考えと矛盾する価値観が発生した時に感じる不快な感覚」のことです。

たとえば、
「大切な試験前だから勉強しなければならない。でも勉強したくない」

このような、つじつまが合わない考え方が存在する状況が不認知的不協和です。「勉強しなければならない」「勉強したくない」という2つの考え方から、不快な感覚を抱きます。

そしてこのつじつまが合わない状況を、解消するために自分の考えや行動を変更します。

勉強しない
・今さら勉強しても間に合わない
・気持ちが乗らない時はやってもしかたない
勉強する
・目標のためにがんばる
・大切な試験だから頑張るしかない
など

このように私たちは不認知的不協和を解消するために、「自分を変える」「自分を正当化する言い訳をする」いずれかの行動をします。

不認知的不協和⇒欲求不満へ

私たちは不認知的不協和を解消するために、自分が納得する都合の良い答えを探し正当化しようとします。あくまで自分の価値観で判断し行動するため、行動次第では周囲に不快な感覚を与えてしまいます。

また不認知的不協和の不快な感覚は、日々何気なく感じていることが多く、些細な出来事として感じてしまいがちです。小さなストレスも蓄積され放置されることで、心理的ストレスが大きくなるためしっかりと対処することが必要です。

欲求不満を解消する3つの方法

ここからは不認知不協和からくる、日常生活の欲求不満の解消法を見ていきましょう。

①認知療法で認知の歪みを修正
同じ出来事でも人それぞれ受け取り方や感じ方が異なります。この受け取り方「認知」を変えて心の安定を図るののが、認知療法です。不認知的不協和の状態は、「認知の歪み」による悪循環が起きていることが多いです。

認知の歪み
・白黒思考:物事を全て白か黒で極端に分ける
・悲観的:未来のことを悲観的に考える
・他人の考えを邪推する:「相手はこう考えている」と決めつけてしまう
・〜すべき:できない自分を責める

認知の歪みは、思考のクセです。自分の思考パターンに気づき変更することで改善ができます。

たとえば、
「婚活パーティだからたくさんの人と印象良く話すべき。でも話せない…不快な気分になる」

考え方が「~すべき」になっていますね。不快な気分と言う感情は、なかなか変えられませんが認知(考え方)は変えられます。

認知:たくさんの人と話すべき

・できる限り話せばいい
・うまく話せないことを伝えてはなしてみよう

このように考え変えることで不認知的不協和をいくぶん緩和することができます。手順は次の通りです。

1:「認知」と「感情」に分ける
2:「認知の歪み」をチェック
3:「認知」を修正する

不快な気分になったときには、3つのステップで緩和してみてくださいね。

②欲求不満耐性を鍛える
欲求不満は精神面を強くするために多少の経験は必要です。失敗やツライ経験、不便だと感じることが、大きな成功につながることもあります。欲求不満耐性を鍛えるポイントは3つあります。

1:関りを持ち続ける
価値観が違う人とかかわりを持ち続けることが大切です。自己成長につながることもあります。
2:自分の判断で行動する
自分の価値観を大切に、正当化することが重要です。大きな自信となります。
3:プラスの捉え方をする
欲求不満な状況に対して、ポジティブな捉え方をしてみましょう。

③ソーシャルサポートの活用
ソーシャルサポートとは、周りの方からの心理的・道具的な援助のことで、家族や学校、職場をはじめ、趣味で集まる仲間など幅広いコミュニティに所属することで得る事ができます。

現在所属するコミュニティで不快な感覚から、欲求不満がたまりやすい状況であれば少し距離を置いて、関心があるコミュニティへ新たに所属していろいろな人の価値観に触れることもおすすめです。

たとえば
・珈琲が好き⇒珈琲愛好会
・テニスが得意⇒テニス同好会

自分が積極的に関われる場所を見つけてくださいね。

不認知不協和による不快感は、考えへの強さや期間によっても異なります。日常生活をしていると様々な情報から、強烈な不快感となり大きなストレスになることがあるため、欲求不満からメンタルヘルスが崩そうな時には、可能であれば今いる環境を変えてみてくださいね。

欲求不満をうまく解消しよう

欲求不満の改善方法を、「夫婦関係」「仕事」「日常生活」3つの場面でご紹介しました。

欲求不満は蓄積すると、人間関係や自分自身の健康にもマイナスの影響があり、状態がつづくことで心地よい生活を送ることも難しくなってしまいます。しかし、本コラムで紹介したような改善方法を活用することで、うまく付き合っていくことはできます。

自分なりの解決自分が心地よいと感じることを日々の生活に取り入れて。心と体のバランスをとってみてくださいね。

専門家の講義を受けたい方へ

最後に、これまで「欲求不満」コラムにお付き合いしていただき、本当にありがとうございました!まずは、ご紹介した方法を実践してみてください。

そして、専門家から直接学びたい!という方は良かったら私たち臨床心理士・精神保健福祉士が開催している、コミュニケーション講座への参加をおススメしています。コラムだけでは伝えきれない知識や実践的なワークを進めています。みなさんのコミュニケーション能力が向上するよう、講師も一緒に頑張ります!よかったらいらっしゃってくださいね(^^)

心理学講座

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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*出典・参考文献
夫の家事遂行および情緒的サポートと妻の夫婦関係満足感-妻の性別役割意識による交互作用- 末盛 慶 1999年 P
71-82
一般社団法人・日本家族計画協会「第8回 男女の生活と意識に関する調査報告書」 2016年
「平成24年 労働者健康状況調査」厚生労働省