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幸せになる方法「人間関係と幸福の関係」③

幸せになる方法「人間関係と幸福の関係」③

コラム②では、「お金と幸福」について解説していきました。年収が多ければある程度、幸福度は増加するものの、逆に下がってしまうこともあり、必ずしも比例しないということでしたね。

今回は「人間関係が幸せに与える影響」を解説していきます。

人間関係が幸福感に繋がる

2006年に橘木・浦川らが行った調査によると、貧困層と非貧困層の家族に「月1回以上外食をする・しない」「年1回以上旅行に行く・いかないに分けて生活満足度を尋ねたところ、経済的な状況に関わらず、定期的に外食や旅行を行う家族の方が、生活満足度が高いことがわかっています。

また、家族だけでなく、友人や知人との交流、隣人や地域の人との関係などが、個人の幸福度に影響を与えているという研究結果が多く得られているとのことです(浦川,2011)。幸せになりたい!という願望を叶える鍵は「人間関係を豊かにする」ことが鍵になりそうです。

下図は我が国と諸外国の若者の意識に関する調査から引用した図です。ざっと眺めてみてください。

友人数から幸せについて解説

図の意味としては「希望」と「友人の数」が分析されています。例えば一番下の「友達がいない」ですと、「希望がない」「どちらかといえば希望がない」が70%近くを占めています。逆に31人以上の肩ですと、80%が将来に希望を持っていることがわかります。友達が多い→希望を持つ→幸せ という循環があると言えそうです。

家族とのお出かけを増やす

皆さんは、家族とのよく旅行に行きますか?幸福感は家族との関わりによって変化することがわかっています。浦川ら(2006)の研究では、家族との「食事」「旅行」の回数、と幸福感と近い「生活満足度」の関連について調査しました。その結果が以下の図です。

 

「月1回以上」家族との食事がある人は、全くない人に比べてグラフが伸びていることが分かります。家族との関わりが多いほど幸福感も高くなりやすいのですね。

 

つづいて、旅行の数です。こちらも「月に1回超」のグラフが高いことが見て取れます。このように家族との外出が多いほど生活満足度が上がり、幸せを感じられると考えることができます。月に1回か、2回以上は家族とのイベントを行えるとプラスの働きがありそうです。

他人のプラス面を意識!

高橋・森本(2012)は都内大学生234名を対象に幸せがメンタル安定にどのような影響があるかを調査しました。

下図のように、他人のプラス面に注目すると、自分自身の幸福感がUPします。他人のポジティブな面に目を向けると、自分も幸福になるとは面白い研究ですね。また他者軽視することも少なくなり、人間関係も向上します。

人間関係で幸福度UP

ここまで見てきたように、人間関係が幸福度に与える影響を強いです。特に周囲の人のポジティブな面に注目すると、幸せになることができそうです。ぜひ、人との関わり方を考えてみてくださいね。

次回は、「ブータンと幸福」についてご紹介します。

★幸せになる方法「人間関係」を充実させること!

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人間関係講座

目次

①幸せになる方法-概観
②「お金と幸せ」は関係ない
③「人間関係と幸福の関係」
④「ブータン」から学ぼう
⑤「感謝の気持ちと幸福」
⑥「幸せ認知力」を知ろう
⑦ソーシャルサポートとは

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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平成25年度 我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 内閣府
浦川邦夫(2011),「特集 不安の時代と労働『幸福度研究の現状将来不安への処方箋』」,日本労働研究雑誌,No.4,p4-16.
高橋・森本(2012)ポジティブ側面への積極的注目に関する研究 : ポジティブ志向,主観的幸福感,ネガティブ認知,他者軽視との関連  
学校教育学研究論集 26, 29-39, 2012-10-31 東京学芸大学