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幸福感を生み出すメンタライゼーションとは

幸福感


幸福感を生み出すメンタライゼーション④

コラム③では、認知のゆがみについてお話しました。感情は、物事のとらえ方次第で変わることがお分かりいただけましたか。物事のとらえ方のクセを直して、幸福感を感じていきましょう。

今回は、私たちの幸福感を左右する1つである「居場所」について話をしていきたいと思います。

幸福感に影響する居場所とは?

居場所とは、みなさんが「居心地がいい」と感じられる体験や時間、そして場所のことを指します。

この「居心地がいい」というのは、どこから生まれるのでしょうか?それは「自分が満足している」かつ「相手に受け入れられている」という2つの条件がそろった際に「居心地がいい」という感覚が生まれてきます。

「居心地がいい」を持つには?

「居心地がいい」という感覚を持つ1つの方法として、心理学のメンタライゼーションという考え方を紹介します。

メンタライゼーションとは、「あなた自身や相手についての気持ちや考えに焦点を向けること」という意味があります。

具体的な例としては、みなさんが子供の時に友達とケンカをしたときにお母さんに「お友達がどれだけ痛いか、相手の立場に立って考えなさい」といったようなことを言われた経験があると思います。この場合、相手の気持ちについてメンタライゼーションを行っています。

つまり至って単純で私たちは無意識にやっていることですが、これが意外と大切となってくるのです。

自分自身へのメンタライゼーション

まずは練習問題を通して、あなた自身についてのメンタライゼーションをしてみましょう。

練習問題
次の2つの質問について、少し考えてみてください。ちょっとしたことでも構いません、できるだけたくさん出てくるとより良いでしょう。

1. みなさんはここ1週間でうれしいや楽しいなどのポジティブな感情を感じたことがありますか?
2. 反対にここ1週間で悲しいやイライラするなどネガティブな感情を感じたことがありますか?

回答例
1. みなさんはここ1週間でうれしいや楽しいなどのポジティブな感情を感じたことがありますか?
・テストでよい点が取れたのでうれしかった。
・恋人ができたのでうれしい。
・自販機でジュースを買ったら、当たりでもう1本出てきた・・・など。

2.反対にここ1週間で悲しいやイライラするなどネガティブな感情を感じたことがありますか?
・電車でひじをぶつけられてしまった。
・友達が約束の時間に遅れてきた・・など。

練習問題はいかがでしょうか?自分へのメンタライゼーションは「どんな気持ちになったか?」という感情の認識が非常に重要になってきます。

認識を通して自分はこういうことで「心地がいい」と感じることもわかってくるため、自分を大事にするためにとても大切です。もしなかなか出てこなかった方は、明日から少し気にしてみてくださいね。

ここまで自分が様々な気持ちや考えを持っていることについてお話ししてきましたが、自分と同じように相手も様々な気持ちや考えを持っています。「居心地がいい」とあなた自身が感じるためには、その場にいる相手も「居心地がいい」と感じていることが不可欠です。そのことにも、思いを馳せてみましょう。

相手に対してのメンタライゼーション

相手に対してのメンタライゼーションは、ほとんど思いやりと同じような意味になってきます。ここで、相手へのメンタライゼーションとして、少し練習問題に取り組んでみましょう。

練習問題
それぞれの登場人物の心境を想像してみてください。

1.駅前の広場で地図をじっと眺めているサラリーマンがいる。
2.事務所の電話応対中に胸ポケットのあたりを確認して、落ち着かない男性がいる。

回答例
1. サラリーマンは道に迷って困っている
2. メモを取ろうと思ったがペンがない

練習問題は、いかがでしたか?相手の気持ちは、あくまで想像なので別の見方もあります。しかし、相手の気持ちを考える事が、気配りをし合う事につながり「居心地がいい」を生み出してくれますから、相手へのメンタライゼーションも大切にしていきましょう。

居心地の良さが幸福感につながる

今回は、幸福感を左右する「居場所」についてお伝えしました。お伝えした心理学のメンタライゼーションを活用して、自分はもちろん相手にとっても「居心地がいい」空間づくりを目指してみてください。

次回の幸福感コラムは「ものごとの意味を見出すこと」についてお話していきたいと思います。お楽しみに!

★居場所は幸福感を左右する重要な要素
★「居心地がいい」を作って幸福感を得よう
★メンタライゼーションで幸福感ある空間を


心理学も活用して心地よい空間を目指そう