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悲観的な人は「肯定的ストローク」を増やそう

悲観的な人は「肯定的ストローク」を増やそう④

コラム③では、悲観的な思考を改善する方法として、認知行動療法の反証をご紹介しました。起こりもしないことで不安や緊張を強めてしまった時には、ぜひ実践して心を安定させてくださいね。

今回は、悲観的な思考を改善する方法の3つ目として「肯定的ストロークを増やす」を解説します。

悲観的な人の特徴・改善のポイント

悲観的になりやすい人は、他人を頼ったり甘えたりすることが苦手な傾向にあります。

緊張や不安が強くなればなるほど「誰にも頼ってはいけない」「悩みを相談することは恥ずかしい…」などの気持ちを抱きやすくなりネガティブな気持ちを膨らませてしまいます。

他人を頼らず自分一人で解決することももちろんあると思います。しかしネガティブな気持ちが膨らんでいるときには、周囲を頼ることも大切です。悲観的な人の特徴や問題を解説人間関係で幅広い交流がある人は、悲観的な気持ちがすくないことが統計でもわかっています。

こちらはコラム①でご紹介した、国の統計(我が国と諸外国の若者の意識に関する調査)から引用した「友人数」と「将来への希望」を分析した図です。

悲観的な考え方の問題を友人数から解説

この図では、次のことが読み取れます。

友人が多い
悲観的思考が少ない
友人が少ない
悲観的思考が増える

このように、友人の数は将来への希望ととても関連していることが分かります。

そもそも人間は、助け合って生き延びてきた生き物です。困ったときには、助け合う気持ちをもつことが大切です。交流を増やすことで悲観的な気持ちを緩和して、心の安定を図っていきましょう。

充実した人間関係がカギ

悲観的な気持ちを本当の意味で解消する交流には、互いに支えあえる充実した人間関係が必要です。

ここで、支え合う関係をつくるために必要な「ストローク」についてみていきましょう。

ストロークという言葉は、テニスや水泳などスポーツでよく耳にすることが多いかもしれませんね。心理学では「存在を認める事」といった意味合いで使われます。

例えば、

・おはよう!こんにちは!
・大丈夫。気にしなくていいよ。
・よかったね!すばらしい!
・ありがとう。助かった。

などもストロークです。

ストロークは、相手の存在や価値を認めるようなさまざまな「関わり方」「接し方」で、私たちの日常の何気ない場面にあふれています。

交流は無条件の肯定的ストロークで

良好な人間関係を構築するには、受取るとうれしい「肯定的ストローク」を使うことが重要です。

そして、ポイントは
条件を付けすぎない
ことです。実は、肯定的ストロークには2種類あります。

・条件付き肯定的ストローク
「〇〇だから」「△△したから」などの条件をつける愛情です。
・無条件の肯定的ストローク
どんな状況で受取ることができる愛情です。

いずれも肯定的ストロークですから、うれしいものです。しかし条件付きの場合、弱点があります。

条件がなくなる
 ↓
肯定してもらえない

より安定した人間関係を築くには、無条件の肯定的ストロークを増やすことが大切です。

・そのままの僕を褒めてもらえた!
・そのままの私を好きなってくれた!

「〇〇だから」「△△したから」という理由はいりません。また特別である必要もないのです。

悲観的な気持ちを解消してくれる人間関係では、無条件の愛情が必要です。「どんな時も人と自分は肯定される存在だ」という感覚を互いに持つことが大切です。

無条件の肯定の増やす2つの方法

悲観的な気持ちが強くなったときには、人の優しい気持ちにどっぷり甘えて、無条件の肯定的ストロークを増やしていきましょう。

肯定的ストロークを増やすポイントは2つあります。

1:無条件の愛情であふれている人を探す
身近な人で、肯定的ストロークを無条件に与えてくれる人を探していきましょう。自分の話に耳を傾け、無条件の愛情で前向きなアドバイスしてくれる人はいませんか。

同僚や上司、付き合いの長い友人、信頼できる先輩に自ら相談してみましょう。頼られることで関係を深めることにもつながります。相談する内容によっては、両親や兄弟姉妹など家族に話を聴いてもらうのもいいですね。

2:否定的ストロークがある交流は減らす
身近な人に、否定的なストロークを頻繁にする人がいれば、距離を置くようにしましょう。可能な限り、関りも減らすのがいいでしょう。悲観的な気持ちが強い時に、否定的ストロークで交流をすると不安や緊張を更に強めてしまいます。

人間関係を広げることはもちろん大切ですが、心の安定が図れる交流を増やすことが大切です。ネガティブな気持ちを膨らませてしまう人間関係は減らすようにしていきましょう。

肯定的ストロークで悲観的な気持ちを緩和しよう

悲観的な気持ちを緩和しよう

今回は、悲観的な気持ちを緩和するための方法として肯定的ストロークを増やす方法をご紹介しました。無条件の愛情をくれる交流を増やして、心の安定を図っていきましょう!

次回は、悲観的コラムの最終回です。これまでお伝えしてきた内容を一緒に確認していきましょう!

★ 悲観的な時は「無条件の肯定」を受取れる交流を増やそう

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