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内向的な人の性格や思考は長所

内向的な人の性格や思考は長所④

コラム③ では、内向的な人の悩みの1つ「他人を気にしすぎてしまう」の解決策をご紹介しました。アサーション技法を用いて、良好なコミュニケーションを目指しましょう。

今回は、内向的の問題を解消する3つ目の「リフレーミングで特徴を活かす」を解説します。

内向的を活かそう

これまでのコラムで内向的な人の特徴を見てきましたが、良いところはたくさんありましたよね。

例えば

・物事の分析が得意
・少人数で関わりがすき
・落ち着いている

などです。しかし内向的で悩んでいる人は、自分の内向的な魅力に気付いていなかったり、活かし切れていないと考えられます。

内向的な魅力を見つけるリフレーミングを解説良い点もたくさんある内向的な性格は、直す必要はありません。特徴をつかんでしっかり活かす視点が大切です。特徴をつかむための視点づくりには、リフレーミングが効果的ですよ。

リフレーミングとは?

リフレーミングとは、 物事の枠組みを捉えなおす方法です。

物事の枠組みを変化させることでその意味、印象、考え方を変化させることができるため、近年うつ病の治療や自己啓発などで幅広く取り入れられています(ホール, ボーデンハマー,2009)。

松久(2012)の研究では、大学生を対象に、リフレーミングを使用した自尊感情を高めるプログラムを実施しています。介入効果を自尊感情測定尺度で測定したところ、以下のような結果が出ています。

自尊感情尺度介入前後平均点自尊感情尺度介入前後平均点(松久,2012一部改変)

自己評価・自己受容
今の自分に満足している感覚
関係の中での自己
他人の中にいる自己感覚
自己主張・自己決定
意見を主張する、自分で決める感覚

プログラム実施後、3つの下位尺度の平均点について比較した結果、「自己評価・自己受容」、「関係の中の自己」「自己主張・自己決定」のすべての項目で統計的に意味のある平均点の上昇が認められました。

つまり、リフレーミングを用いたプログラムを行った結果、自尊感情に効果が見られたということです。

リフレーミングには、状況を捉え直す状況のリフレーミングや意味や価値を捉え直す内容のリフレ-ミングがあります。今回内向的を活かすには内容のリフレーミングが適しているでしょう。

内容のリフレーミングとは?

内容のリフレーミングとは、この物事にはこれ以外にどんな意味があるだろうか?どんな価値があるのだろうか?など、ひとつの物事から内容や意味の枠組みを捉えなおすものです。

例えば、

頑固な人⇒芯の強い人
優柔不断⇒優しい
内向的⇒落ち着いている、思慮深い

など、物事を別の面から見ることで気づかなかった点に気づくことができます。

リフレーミングで内向的のプラスの側面に目を向けよう

事例!内向的な人のいいところ発見

ここからは事例をもとに内容のリフレーミングについて理解を深めていきましょう。

事例内容のリフレーミングを行ってみましょう。そして内向的な人がどうすればよいところを発揮できるのかを考えていきます。

事例1
営業職なのに雑談は苦手

内容のリフレーミング
⇒話を聞く事が得意
⇒物事を分析することは得意

内向的を活かす
⇒相手のニーズをしっかり把握して相手に満足してもらえる資料をしっかり作る。

事例2
なかなか同僚と打ち解けることが出来ない

内容のリフレーミング
⇒じっくり時間をかけて打ち解けるタイプ

内向的を活かす
⇒少しずつ相手と仲良くなってしっかりした人間関係を築く。 

内容のリフレーミングを行い内向的な面を活かすポイントを見つけることで、自分らしい強みにすることが出来ます。

実践!内向的な自分のいいところを探そう

それでは練習問題で内容のリフレーミングにチャレンジしてみましょう。

練習問題
次の悩みについて、内容のリフレーミングをして内向的を活かすポイントを見つけてください。
悩み
プライベートで気になる異性がいるが、自分から面白い話題を出して話すことが出来ない。

内容のリフレーミング

 

内向的を活かす

 

 

解答例
内容のリフレーミング
⇒話を聞くことが得意

内向的を活かす
⇒聞き上手になる。聞いているときの表情やうなずきを工夫する。

具体的には、相手の話を聞いたら行動に移してみる、面白い本を読んだことを聞いたら、自分も読んでみて感想を伝える、自分が面白いと思っている本を紹介する。

内向的な自分の魅力を知ろう

練習問題はいかがでしたか。内向的をリフレーミングして枠組みを捉えなおす事で内向的の良さをいろいろな角度から把握することができ、弱みを自分の強みに変えることもできます。

リフレーミングは、ポジティブ思考を推奨するものではありません。ひとつの側面から物事をみるのではなく、出来事の別の面に気づくことが目的です。

リフレーミングで内向的を長所に!

内向的な自分に悩んだら、内容のリフレーミングでどう活かすことが出来るのかを考えて見ましょう。ぜひ日常生活の中にリフレーミングを取り入れてみてくださいね。

今回で内向的が引き起こす3つの原因の説明や対処方法のご紹介はおしまいです。お疲れ様でした。次回はこのコラムのまとめになります。一緒に確認していきましょう。       

★内向的を活かす!リフレーミングで内向的を長所に!

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心理学講座

*出典・参考文献 
マイケル・ホール 、ボビー・G・ボーデンハマー(2009). NLPフレーム・チェンジ 視点が変わる〈リフレーミング〉7つの技術. 春秋社.
松久眞実. (2012). 自尊感情の向上を目的とした認知的側面への介入に関する実践的研究. プール学院大学研究紀要, 52, 119-132.

 



リフレーミングで長所をたくさんみつけよう