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特別感が孤独感を生み出す?

孤独感 ,うつ


特別感が孤独感を生み出す?③

コラム②では、孤独感の原因となる「見捨てられ不安」についてご説明しました。今回は原因の2つ目「比較癖が孤独を生み出す」に対して、対処方法を紹介していきたいと思います。

他者よりも優れているという思い

「自分は周りと比べて特別だ」と考えていると、孤独感に繋がることがあります。ちょっと言い過ぎかもしれませんが(^^;特別でないにも関わらず、特別だと勘違いしていると、自分を評価してくれない周りの態度に満足感が得られないのです。

「自分の能力を周囲がわかってくれない」と考え、周りに対してイライラしてきます。
その結果、自分に対する自信を失ってしまい、人と関わる事にも消極的になってしまうのです。「自分は特別だ」と思っても、実はそこまで特別ではなかったりします。

本当は自信がないのに、それを補おうとして無理に自分を「自分は特別だ」などと思い、自分を過大評価したり傲慢な態度になったりことがあります。その結果、周りから人が離れてしまい、孤独感を強めてしまうことがあります。

劣っているという考えも孤独に影響する

皆さんは、周りはみんな楽しそうなのに、自分だけがうまく溶け込めない・・・というような感覚を持ったことはありませんか?周りに比べて自分は特殊な人間で、みんなが持っているものを自分は持っていない・・・こんなマイナスな意味での特別感も孤独に影響します。

すなわち、
自分だけが有能だ!
自分だけは劣ってる!
どちらも孤独感に結びやすくなるのです。

 

比較しない!健康的な自己愛

コラム②でもご説明しましたが、心理的に安定するためには、中学生以降〜20歳前後に成長する過程で健康的な自己愛を持つことが求められます。健康的な自己愛とは、周りよりも特別に優れているから愛されるという自己愛ではなく「どんな人でもあなたと私は愛されている」という感覚です。

どんな時でも・・・というのがポイントですね。
特別でなくても良いのです。〇〇だから・・△△だから・・・という理由はいらないのです。条件付きの愛は、条件がなくなれば途端に孤独になってしまいます。条件付きの自己愛は、不安定で孤独感を生みやすくなるのです。

無条件に「人と自分は同じく愛される存在だ」という気持ちを育てることが大切です。
無条件の自己愛を育てていけば、人は安心して人間関係を築いていくことができます。なかなかそう思えないかもしれません。それでも今日から始めてみてください。
「どんな人でもあなたと私は愛されている」がキーワードですね。

適切に自己愛を育ててネガティヴと孤独感を改善!

それでは、不健康な特別感ではなく健康的な自己愛を育てるにはどうすればいいでしょうか。ここで健康的な自己愛を持つポイントをご紹介します。

①できたこと・できなかったこと
現状の自分を素直に認めたり、褒めてあげることで少しづつ自己愛を修正しましょう。まずは、今日1日の中でできた事を思い出して、できたこと、できなかったことを挙げていきます。

<できたこと>
苦手な飲み会に参加できた 
<できなかったこと>
上手に話すことができなかった

このように、まずはできたこと、できなかったことを挙げましょう。特別感がある方は、視野が狭くなりがちなので、多角的に物事をみる習慣をつけていきます。ナルシストになることを予防し、また過度に劣等感を持つことも予防できます。

②評価してみよう
今度は、先ほど挙げた自己評価を「どんなときでも人と自分は愛される」という価値観の元にもう一度評価をしてみましょう。

” 飲み会が苦手でも参加できた。ただ、謙虚さを忘れないようにしよう。そして、話せなかったことは、特別おかしいことではない。飲み会が苦手でも、誰しもそのキャラクターを愛される価値がある。”

このように、評価を入れていいきましょう。ナルシストになることなく、かといって、過剰に劣等感を持つ必要はありません。

特別感を無くして孤独感を緩和

自分も他人も特別なものではなく、同じ空気を吸って、ご飯を食べて、泣いて、わらって、うんちもしますし、おこったり、わらったり、そこに特別なものなどないのです。そうした人間のありようをお互い愛せるようになれば、人間関係は安定していきます。
そして穏やかな心を持っているあなたの周りには自然と人が集まってくるでしょう。実際の人間関係の豊かさにもきっとつながっていくと思います。

今回は特別感と孤独感についてお伝えしてきました。
次回は原因の3つ目「会話力の不足」についての対処法を紹介していきたいと思います。

★ できていることに目を向けて孤独感を克服!
★ 自分に厳しい人は肯定的で孤独感を克服する!
★ 孤独感の克服には満たされない思いを解消!

*出典
・『パーソナリティ障害とむきあう―社会・文化現象と精神科臨床』林 直樹,日本評論社
・よくわかる臨床心理学  山口 創著 川島書店

コミュニケーション講座


特別感を無くして緩和させていこう!