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後悔しない・迷わない!自信をもって決断する方法

後悔,しない


後悔しない生き方・迷わないための方法③

コラム②では、後悔しない生き方・の1つとして「決断力UP行動活性法」についてご紹介しました。段階的に進み、行動力につなげていきましょう。今回のコラムは原因のひとつ「②自信をもって決断していない」の解決策「損得勘定→実行法」について解説します。

自信をもつと後悔は小さくなる

自信があれば後悔は小さくなる

後悔しない判断をするためにはどうすればいいのでしょうか?コラム1で紹介したように、中西ら(2015)の実験のように、自信のある場合は後悔は少なく、自信がない場合は後悔が多いという「負の相関関係」があることがわかりました。

このように、「後悔」とはある意味での「自信のなさの裏返し」と考えてもいいかもしれません。結果の成否を問わず、自信をもって決断できるか?が後悔しない生き方をする上で大事になります。

とはいえ、なかなか自信をもって決断できないこともありますよね。自信をもって決断するために助けとなるのは“損得勘定→実行法”という方法です。ここから、成功例やポイント、ワークを交えて紹介していきます。

損得勘定→実行法で後悔が小さくなる決断を

損得勘定法とは、認知療法で用いられる技法のひとつです。この技法では、まず自分の考えや行動のメリットとデメリットをそれぞれ紙に書いていきます。次に、書き出したメリットとデメリットの重みを数値で表します。最終的にどのような考え方をしたらいいのか整理します。

メリット・デメリットを出し尽くそう

ここでメリット・デメリットの整理をマナブさんの事例で見ていきましょう。

マナブさんは人前に出て発表することが小さい頃から苦手でした。大学の授業で人前で発表する機会があり、断ろうかどうか迷っていました。あまりに迷っていたので、担当した学生相談室のカウンセラーは損得勘定法を使うことを勧めました。カウンセラーと話し合いながら、マナブさんは次のように損得勘定法を実践しました。

発表するメリット
後悔しないための損得勘定法の整理方法

発表するデメリット
後悔しないための損得勘定法の整理例

発表するメリットの合計点が395なのに対し、デメリットの合計点は240点と低く出ました。マナブさんは、最終的にこう考えることにしました

「人前で発表するのはもともと苦手だし、失敗するかもしれなくて不安だ。でも、よく考えたら失敗しても人生において大したことではないと思う。それに、苦手な発表をしたという満足感のほうが大きそうだ。」

こうして、マナブさんは発表することに決めました。そして、無事に発表を終えることができ、自信がついたようでした。また例え失敗したとしても、その時点ではベストな選択として考えて、行動したので後悔はすくなくなると言えます。

後悔しにくくなる損得勘定法4つの手順

損得勘定→実行法の4つの手順

①何に迷っているのかを明確にする
損得勘定→実行法で扱うテーマを決めます。そもそも自分が何に迷っているのか、同定します。ある決断をするかしないか迷っていても、ここでは、「~する」と肯定文で1文にまとめましょう。


・ダイエットする
・アルバイトを探す
・友達に謝る

②テーマについてメリットとデメリットを書き出す
テーマの行動をしたときのメリットとデメリットを出来る限り書き出します。些細な考えでも構いません、自分の考えをなるべくたくさん書きましょう。

③書き出したメリット・デメリットに点数をつける
②で書き出したメリット・デメリットに重みづけをします。感覚的にでいいですから、その考えが自分にとってどのくらい重みがあるか、0(大したことではない)~100(非常に重要である)までの数値で表してみましょう。

④最終的にどう考えるか整理する
②と③をもう一度よく読んでみて、最後に自分の考え方をまとめましょう。

損得勘定→実行法を使ってみよう

それではワークを実践してみましょう。

①テーマを決めよう
→「            」

②メリット・デメリットを買い出す
その行動を行うメリット




その行動を行うデメリット




③メリット・デメリットに重みづけ
②で書き出した文章の右に、0(大したことではない)~100(非常に重要である)を記入しましょう。

 

④最終的なとらえ方を決めよう

 

 

損得勘定→実行法で自信をもって決断を

ワークはいかがでしたか。損得勘定→実行法は、普段あれこれ迷っていることを数値化して整理することができる方法です。これを使うと、自信をもって決断することができ、後悔しにくくなることが期待できます。後悔したくない場合は一度冷静に考えましょう。もちろんデメリットが大きければ無理に行動しなくてもOKです。

しかし、プラスが大きそうであれば思い切って行動することがコツです。たとえ失敗しても後悔はそこまで大きくならないでしょう。

次の後悔コラムでは、後悔しにくくなる方法の3つ目「時間投影イメージ技法」についてご紹介します。

★自信をもった決断で後悔が小さく・後悔しない人生を

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*出典・引用文献
中西大輔・井川純一・志和資朗(2015)自信があれば後悔しない-意思決定への自信が後悔に与える影響-, 感情心理学研究, 22(3), 118-127.



損得勘定法を活用しよう