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虚無感で人生が味気ない時は人間関係を充実させよう

虚無感,人生


虚無感で人生が味気ない!を改善する「人間関係の充実」③

「虚無感」は人間関係がつよく影響!?

コラム②では、虚無感の原因の1つ「認知のゆがみ」の対処法について解説しました。1つずつポジティブな考え方を身につけてくださいね。今回は、虚無感の原因の2つ目「人間関係の充実感が少ない」についての対処法です。

孤独を感じていませんか?

コラム①でお話しした通り、「人間関係が充実」している人は、虚無感を持ちにくくなります。例えば、家族・恋愛・職場・学校などのシュチエーションです。このような場面で、孤独を感じる人が多いほと虚しい気分になってしまいます。

Uchino(1996)の81件の研究まとめたレビュー論文では、社会的なサポートは、ストレスに対処する行動を高め、精神的な健康や幸福を損なうことを緩衝する働きがあることが分かっています。悩みを打ち明けられる関係や困っているときに助け合い、物質的・精神的なサポートが得られる人間関係を持つことで虚無感を減らし、「幸福感」を得ることができるのです。

ただ、「虚無感」を減らすためには、タイプに合った人間関係が必要であることがわかっています。実際に内田ら(2012)の研究では、大学生641名にアンケートを行いました。そこでは「開放型」と「維持型」などに人間関係の築き方のタイプを分類しています。その中で自分のタイプに合わせた対人関係で人付き合いができている人ほど幸福感が高いことが分かっています。

タイプ別!人の付き合い方

この研究から言えることは、タイプよって適切な人との関わり方があります。自分の性格に合わせた人間関係を作っていくことが幸福感につながるのです。

それでは、まずは自分のタイプを把握しましょう。以下の2つのタイプ、どちらが当てはまるでしょうか?

「開放型」タイプ
・新しい人と知り合うが好き
・深い関係の人との交流も好き
・どちらも好き

「維持型」タイプ
・自分にとって人間関係とは、親しみが深い人との関係だ
・お互いによく知っている人と付き合いたい

深く考えずに直観でかまいませんのでどちらか選んでみましょう。そして、タイプ別の人間関係の持ち方のコツとしては以下のような感じです。

新旧とも大事にする「開放型」タイプ
・人が集まる場所(パーティー・趣味など)に行く
・たまにしばらく連絡してない友達とコンタクトを取る

深い関係をつくる「維持型」タイプ
・今あるつながるを大切にしていく
・心を打ち解けられる人との関わりを大切にする

自分の人の関わり方はイメージできましたか。知らない人同士が集まる場所にいくとします。「開放型」の人積極的に行ってみると良いですが、「維持型」の人は「友達が全くできない・・」と虚無感を抱きやすくなります。「維持型」の人は、1人でも深く長期的に付き合える関係を持った方が虚無感も少なくなるのではないかと思います。

自分のタイプに適さない関わり方は虚無感の原因になることがあります。今回のチェックをもとに自分に適した人間関係を持つことが重要ですね。

主観的な孤独でも「虚無感」を抱く

ただ、自分のタイプに適した人との関わり方をしているにも関わらず、なぜか「虚無感」を抱いてしまうという人も中にはいます。実は人間関係が実際に充実しているかにかかわらず、自分が「孤独」だと感じていれば、幸福感が弱まってしまうのです。

John Cacioppo(2010)のメタ分析によると、孤独感の一番の原因は、実際に会話が上手かどうか、親友や友人に恵まれているかに関係なく、「自分は友達少ないなぁ」と思う自己認知の問題であると言います。つまり、「主観的」に自分は一人だな・・・と捉えることで虚無感が湧いてくるのです。

ただ、もちろん実際に友達いなかったり、社会的サポートが少ないと「自分は孤独だ」と考えてしまいやすいので人間関係を充実させた上で「自分は一人じゃない」と思えるようになることが大切です。

主観的な孤独を軽減する方法

それでは、今ある人間関係の満足度を高めるワークを一つご紹介します。自分の今ある人間関係を客観的にとらえ、考え方を変える方法です。友達のAさんの例でご説明しましょう。

 

このようにつながりのある人の名前と書き、吹き出しには「どんな人か?」「どんな関係性なのか?(旧友・趣味友・仕事仲間・など)」などその人の特徴やつながりなどの説明を加えてみてください。

次に普段から関わりのある人に感謝できるポイントを挙げていきます。人との関わりがあるのに孤独感を抱いてしまうのは、その人の悪いところに目が行ってしまっているからです。意識して相手の良い点を見つけることで、より深く関係を感じられます。

例)先ほどの友人のAさんを例に考えてみます。

 

このように、感謝できるところを書いてみてください。だた、なかなかすぐには思いつかないという方も多いと思います。ポイントとしては、

・何かしてくれたこと
・この人のおかげで助かったことは?
・この人がいないと困ることは?

の3つ点を意識して考えてみると良い手がかりになるでしょう。

練習問題

それでは、以上の例を踏まえて練習問題に取り組んでみましょう。、身近な人との関係性と感謝できるところを具体的に挙げてみてください。

 

それでは、まず身近な関係の人を3人くらい書いてみましょう。みなさんは、普段どのような人と関わりがありますか?

ポイント…
「どんな人か?」「どんな関係性なのか?(旧友・趣味友・仕事仲間・など)」

 

次に感謝できるところを挙げていきます。いま書き出した3人の方に当てはめてみましょう。身近な人に感謝できることはどういったものですか?

ポイント….
・何かしてくれたこと
・この人のおかげで助かったことは?
・この人がいないと困ることは?

 

虚無感は「人との関わり」で改善

いかがでしたでしょうか。感謝の気持ちを持つことのメリットは、その人のよいところに目を向けられることです。このように考えることで「自分は人間関係で意外に恵まれていたんだな」と気づくことができます。また、今の自分があるのは周りの人の支えがあるからと思うことも重要です。つまり、自分は一人じゃないと思うことが大切ですね。

今回は人間関係を充実させるには?をテーマに話を進めていきました。周りに感謝できるポイントを挙げることや、自分のタイプにあった付き合い方をしていくことが重要です。

次回は、虚無感の3つ目の原因「毎日に目標がない」の対処法を解説します。どうぞお楽しみに。

★虚無感は「タイプ」と「感謝」で乗り越えよう!

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心理学講座

*出典・参考文献
人間関係のスタイルと幸福感:つきあいの数と質の検討 実験心理社会学研究 52号 1巻 63-75 内田由紀子・遠藤由美・柴内康文(2012)
The relationship between social support and physiological processes: a review with emphasis on underlying mechanisms and implications for health.1996 May 119(3) 488-531.
A Meta-Analysis of Interventions to Reduce Loneliness (2010)



人間関係を深めて虚無感から解放