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虚無感で人生が味気ない

虚無感で人生が味気ない!を改善する「小さな幸せに気づく」③

「虚無感」で幸せが感じられない

コラム②では、虚無感の原因の1つ「認知のゆがみ」の対処法について解説しました。1つずつポジティブな考え方を身につけてくださいね。今回は、虚無感の原因の2つ目「幸せを感じられない」についての対処法です。

捉え方を変えるだけで幸福に

認知というワードは臨床心理学の世界で重要とされている言葉です。認知とは「捉え方」のことです。私たちは日々生活を送っていく中で様々な出来事に直面しますが、この一つ一つの出来事をどのように捉えているかで感じられる幸福を大きく変わってくるのです。

例えば、コップの水を「あと半分あるか?」「まだ半分あるか?」という、出来事の受け取り方を図解してみましょう。

このように「コップの水が半分」という出来事が、心配や不幸などマイナスな気持ちにつながると考えがちですが、実際は違います。

この「あと半分しか・・」という「捉え方」が、心配や不幸な気持ちにつながっていると考えられます。過剰に不幸を感じてしまう「認知」のことを「不幸認知」と呼んでもいいかもしれません。幸福感が少ない方は、同じ出来事でもマイナスに捉え、不幸な気持ちを生み出してしまうのです。それでは、コップの水が半分という状況は変わらず、「まだ半分ある」という捉え方に変えるとどうでしょうか?

コップの水が半分という現実に変わりはありませんが、「まだ半分ある」と「認知」を変えると冷静を保てたり、幸福感を得ることができるでしょう。幸福感が多い方は、「幸福認知力」が強いと言えます。

とらえ方である認知をプラスの方向に変えることができれば、幸せを見つけやすくなります。もし毎日不幸なことしかない・・・と感じる時は、時折「今の物事のとらえ方は適切だったか?」と考えてみましょう。幸せは状況や現実が生み出すのではなく「考え方・捉え方」から生まれてくるものなのです。

小さな幸せが虚無感を和らげる

虚無感を和らげるためには、まず始めに小さな幸せを見つけることが大切です。小さな幸せに目を向けることで、物事のポジティブに見る視点が生まれ、どんどん虚無感が和らいでいきます。

ガーデニングを例にとって考えてみましょう。
友人からチューリップの種をもらったとします。

・小さな幸せに気づける人
チューリップの種がもらえた!うれしい!
お花の成長を見守ることがこんなに楽しい事なんて、
ひまわりや朝顔も育てたら楽しそう。
お花に囲まれた生活ができたら幸せだろうな。

・小さな幸せを見落とす人
チューリップか。。。育てたことないし、面倒だな・・・

このように、幸せな人は小さな幸せに気づくことで「他の幸せに発展させる」ことができています。しかし、小さな幸せを見落とす人は、そこから発展させることができないため、幸せが広がらず終わってしまっています。この2つを比べると後者の方が、虚無感が大きくなってしまうのは明白です。

小さな幸せに気づく練習!

虚無感を軽減させるために練習問題で、小さな幸せに気付き、そこから幸せを広げるための練習を行いましょう。

練習問題
次の2つの質問について、少しの間考えてみてください。どんな些細なことでも構いません、できるだけたくさん出てくると非常に良いでしょう。

 

①嬉しい、楽しい、面白いなど
ここ1週間で感じた小さな幸せはどんなことですか?

② その幸せを発展させるとどうなるでしょうか?



 

解答例1
①嬉しい、楽しい、面白いなど
ここ1週間で感じた小さな幸せはどんなことですか?
→同僚にプレゼントをあげたら喜んでくれた

②その幸せを発展させるとどうなるでしょうか?
→誰かに何かプレゼントすると自分も幸せになる
→他人に対して何かできることないか
→自分の能力を生かして他人に貢献できる仕事を探そう

解答例2
①ここ1週間でうれしい・楽しい
 など感じたことがありますか?
→友人に話がうまいと褒められた

②その幸せを発展させるとどうなるでしょうか?
→友人と面白い話ができたことが嬉しい
→もっといろんな人と話したら楽しそう
→今度、友人たちを集めてキャンプに行こう

解答例3
①ここ1週間でうれしい・楽しい
 など感じたことがありますか?
→上司から新しいプロジェクトの企画を任された

②その幸せを発展させるとどうなるでしょうか?
→社会の役に立っている感覚があり、充実感を感じる
→上司から信頼されていると感じ、自信か芽生える
→絶対にこのプロジェクトを成功させて会社に貢献しよう

こんな形で「小さな幸せ」を起点にして広げて行きましょう。

小さな幸せを探して虚無感を克服!

今回は、虚無感を和らげるための解決策として「小さな幸せに気づく」についてご紹介しました。まずは小さな幸せに気づか所から始めて、自分が何に幸せを感じるか一度確認してみてくださいね。小さな幸せが少しずつ広がって最終的には大きな幸せにつながることが実感できるはずです。

次回は、虚無感の3つ目の原因「毎日に目標がない」の対処法を解説します。どうぞお楽しみに。

★虚無感の改善は小さな幸せに気づくところから!

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*出典・参考文献
人間関係のスタイルと幸福感:つきあいの数と質の検討 実験心理社会学研究 52号 1巻 63-75 内田由紀子・遠藤由美・柴内康文(2012)
The relationship between social support and physiological processes: a review with emphasis on underlying mechanisms and implications for health.1996 May 119(3) 488-531.
A Meta-Analysis of Interventions to Reduce Loneliness (2010)



小さな幸せに気付いて虚無感から解放