>
>
>

完璧主義者の極端な考え方!2つの対処法で気持ちを楽に③

完璧主義者


完璧主義者を改善ー多用な価値観法③

コラム②では、完璧主義を強めている原因の1つ「白黒思考,過度の一般化,べき思考」の対処法をご紹介しました。今回は完璧主義者の傾向を改善する方法の2つ目「多用な価値観法」についてご紹介します。特にこだわりが強い方にお勧です。練習問題を交えながら解説していきたいと思います。完璧主義者を治して気持ちを楽に

完璧主義者の極端な考え方に対処

完璧主義が強い人は、極端な考え方に固執したり、他人の意見を聞くことができない傾向があります。この考え方の根底には「絶対的な1つの価値観を求める」ことに原因があるかもしれません。

以前私たちが主催する心理学の講座に参加したAさんがいました。Aさんは、口下手を直そうと飲み会に参加しました。しかし、周りのメンバーで固まって孤立してしまい、とても落ち込んでいました。よく話をしてみるとAさんは

「飲み会で孤立してはいけない」

と頑なに信じていたのです。しかし、果たしてこれは本当にそうなのでしょうか。講座後のミーティングでAさんは、思い切って悩みを打ち明けてくれました。私から見るとAさんは、相槌がとてもうまく、周りのメンバーはとても話しやすそうにしていました。孤立していたとしても、相槌をしっかり打っていれば意外と周りのメンバーは溶け込んでいると考えるものです。

また、この悩みを聞いたほかの生徒さんは

「孤立していたとしても参加してくれるだけで幹事はうれしい」
「苦手な状態で参加するだけで成長」
「まずはほかの人の話を聞いて引き出しを増やす」
「いきなり溶け込むなんてハードル高すぎ!」

と様々な考えを提案していました。物事の見方や考え方は人それぞれ違います。それが良い悪いということを抜きにして、まずは「そういう考え方もあるんだな」と受け入れることが重要です。

受け入れる気持ちがあると気持ちが楽になり、完璧主義が軽減されていきます。焦らず少しづつ「多様な価値観」を意識するで、極端な完璧主義を改善していきましょう。

2つのコツ!多様な考え方に気づこう

ここでは、多様な価値観法を実践するための「2つのコツ」をご紹介します。

①他の人ならどう考えるか?
完璧主義の人は自分の中の合格基準が高すぎるため、自分で自分の首を絞めてしまう結果になることが多いです。ですから、一度自分の視点は置いておいて「あの人だったらどうだろうか?」と他者目線で物事をみることも大切になります。

②この意見の落とし穴は?
完璧主義の人は極端な回答を求めることが多く、反対意見やデメリットについて盲目的になることがあります。そこで、思い切ってそれとは逆の考えやデメリットを考えてみましょう。最初は抵抗があると思いますが、意外と良い考えが思いつきやすくなるかもしれません。

この2つのコツは、完璧主義を強めている考え方を軽減するのに役立ちますから、ぜひ普段から心にとめてみてくださいね。

完璧主義者の考え方を緩める練習問題

実践!多用な価値観法を練習

それでは、練習問題で様々な考えに気づくトレーニングをしていきましょう。コラム②の練習問題で行った、完璧主義者の傾向で困っているカトウさん、サトウさん、スズキさんの事例をもとに考えていきます。それぞれの状況での、「他の人の考え方」「落とし穴」を考えてみてください。

練習問題1
カトウさんはある企業の会社員です。会社で使用する資料を作っている時、少しでも誤字があるとすべてやり直して最初から作り直していました。「誤字脱字はだらしない人間だと思われる」と考えているようです。

他の人の考え方

 

落とし穴

 

<練習問題1の解答例>
他の人の考え方
⇒「誤字があっただけで内容がダメなわけではない。重要な事が伝われば十分」

落とし穴
⇒「最初からやり直すのは非効率だ」

この問題は、誤字があっただけですべてをやり直すところに問題があります。やり直す必要がないという考えを思いつく事が、完璧主義の生きづらい気持ちを改善するために必要でしょう。

練習問題2
サトウさんの周りは高学歴な方が多く、サトウさんも一流大学を目指して大学受験にチャレンジしました。しかし、残念ながら大学受験に失敗してしまい、第3希望の大学にいくことになりました。周りの友達は一流大学に合格しました。半年たった今も、「1流大学に合格できなかった自分は恥ずかしい」と考え友達をと会うことを避けています。

他の人の考え方

 

落とし穴

 

 

<練習問題②の解答例>
他の人の考え方
⇒「世の中の95%は一流大学の人ではなく、みんなで社会を支えている」
⇒「学歴が価値を決めるのではなく、知識を使って社会に貢献することが大事」
⇒「松下幸之助は中卒!ようは自分次第」
⇒「挫折した経験はある意味で次のエネルギーにつながる」

落とし穴
⇒「差別的な思想になる」
⇒「人を学歴で判断するようになる」

この問題は、1流大学にとらわれた完全主義思考を治すポイントです。1流大学を目指すことと、実際に合格できるかは、分けて考える必要がありますね。受験に取り組んだ自分をほめて、今後の糧にする視点も必要だと思います。

練習問題3
スズキさんは営業職です。初めて他社にプレゼンをしに行くことになりました。しかし、プレゼンではあがってしまい、緊張で声が震えてしまいました。来週次の取引先でのプレゼンが控えています。「どうせまた失敗してしまうんだ…」と次の仕事をするのが怖くなってしまいました。

他の人の考え方

落とし穴

 

<練習③の解答例>
他の人の考え方
⇒「1回目よりも慣れているので前よりは緊張は軽くなるかも」
⇒「緊張をゼロにすることは難しい 緊張に固執するよりも考えを伝えればOk」
⇒「緊張する人は共感性が高いと聞いた。人間らしい長所の1つでもある。」

落とし穴
⇒失敗するイメージを持つとより失敗しやすくなる

この問題では、「あがり」がずっと続いてしまうと考えてしまっています。しかし、未来を完全に予想することなんてできません。様々な未来を想像してみるのも完璧主義者の傾向を治すコツとなります。

 

練習問題をやってみていかがです?簡単にいくつも思いつく人もいれば、なかなか考えつかず思い悩んでしまった人もいるかもしれませんね。解答例を参考にしてみてください。

完璧主義を治す

完璧主義者を治す第一歩を!

完璧主義者の傾向を改善する方法として「多様な考え方や視点を受け入れる」コツと練習問題をご紹介しました。毎日の生活で少し意識して取り組んでいく事で、完璧主義者傾向の方に多い考え方の短所を長所に治していきましょう。

物事の考え方は人の数だけあります。良い悪いという判断だけで切り捨てるのではなく「そういう考え方もあるんだな」と受け入れることが、完璧主義を改善するための第一歩なのです!

次回は、完璧主義者の傾向を改善する方法の3つ目「良い面と悪い面を使い分ける」についてご紹介します。

★ 2つのコツで 完璧主義者の考え方を 長所に変えよう

次のコラムへ進むボタンはもう少し下にあります。その前にちょっとだけお知らせです・・・申し訳ありません。(^^;コラムだけでなく心理の専門家の講義を受けてみたい!という方は下のお知らせをクリックして頂けると幸いです。私たちが講義をしている講座となります。

コミュニケーション講座



様々な捉え方を身に付けよう