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自責の念が強い・自信がない時の判断法

自責の念が強いかどうかの判断法②

コラム①では、自責の念に駆られる心理や問題・対処法を練習問題を交えながらご紹介しました。

今回は「自責の念が強いかどうかを判断」をご紹介します

過剰な自責の念は注意!

自責の念が強い人は、何事においても自分が悪いと思ってしまう傾向があります。

生活の中では、自責を感じる場面が少なからずあります。しかし過剰に自分を責めてしまうことは、ストレスの要因なるのはもちろん、良好な人間関係を築く妨げにもなってしまいます。

「何事にも過剰に自分を責めてしまう…」という、偏った思考がある人は、捉え方を修正して自責の念を緩めていくこと必要です。

3つの視点!相手の非にも目を向けよう

自責の念を緩めるために、過剰な自責の念になっているかを判断する方法をご紹介します。

手順は次の通りです。

①自分の悪い所を整理する
②相手の悪い所を整理する
③過度の自責かを%で判断する

それでは、Aさんの事例で見ていきましょう。

<会社員Aさん>
営業アシスタントとして働くAさんは、自責の念が強く、会社でミスや問題が起きるといつも自分のせいと考えてしまう傾向があります。

ある日、Aさんが手配した商品の納品遅れが大きなクレームになってしまいました。納品が遅れることは、社内の担当営業に伝えていたため、なぜ大きなクレームになったのか疑問でした。担当営業に問い詰めると「聞いたかな?忙しくて忘れやすいから、重要なことは対応したか確認すべきだ!」と言われてしまい「自分の伝え方が悪かった…。クレームはすべて自分のせいだ」と自分を責める気持ちでいっぱいになっていました。

自責の念を緩和する方法を事例で紹介

ここで、Aさんの自責の念が過剰になっていないか判断していきましょう。

①自分の悪い所
・重要な連絡を確認しなかった
・相手を問い詰めた

②相手の悪い所
・納期遅れを連絡しなかった
・確認したら逆に責められた

③過度の自責かを%で判断
・私の責任    10%
・相手の責任 90%

営業マンのクセも踏まえて、仕事がスムーズに行くよう対応するのがよかったかもしれません。しかしAさんはクレームがすべて自分のせいと感じていました。担当営業もミスが起きないよう改善すべきところがあったはずです。

自責の念が過剰になっているときは、相手の悪い所には目がいかず、自分の悪い所ばかりに目が行きがちです。相手にも非があることを冷静に見つめることが大切になります。

実践!過剰な自責の念を判断しよう

それでは先ほどの手順を元に、自責の念が過剰になっていないかを判断する練習していきましょう。

練習問題
<大学生Aさん>
大学生Aさんは、3年ほどお付き合いしている彼氏がいます。彼氏は、浮気が多くいつも喧嘩になってしまいます。しかしそんな彼氏の浮気をAさんはいつも許しています。

ある日Aさんは彼氏が知らない女性と食事をしている様子を見てしまいました。「また浮気?!」と思ったAさんは後日、彼氏に問い詰めると「浮気じゃない!食事したくらいで浮気っていわないよね」「疑うなんてひどい…」と涙交じりで言われてしまい、Aさんは今回の喧嘩はすべて自分が悪いとせめてしまいました。

①自分の悪い所を整理する

②相手の悪い所を整理する

③過度の自責かを%で判断する

 

解答例
①自分の悪い所を整理する
→彼氏を疑ったこと
→強く責めてしまったこと

②相手の悪い所を整理する
→2人きりで食事したことを反省していない
→疑われるような言動をする

③過度の自責かを%で判断する
・私の責任     3%
・相手の責任 97%

自責の念の度合いを判断しよう

過剰な自責の念を緩めよう

練習問題はいかがでしたか。自責の念が過剰になりすぎると周囲に振り回されることが増えてしまい、ストレスが多くなり心理面が不安定になってしまいます。

「自分が悪い…」と思うような時には、「①自分の悪い所」「②相手の悪い所」「③過度の自責か%で判断」という項目に沿って捉え方を整理して、自責の念を緩めていきましょう。

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★相手の非にも目を向けて「自責の念」を緩和しよう!

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相手の非にも目を向けて整理しよう