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さみしい時の対処法

さみしい時の対処法「無条件の愛」に甘えてみよう⑥

コラム①では、さみしい気持ちについて概観していきました。重要な要素としては、「①さみしいのデメリット」「②孤独の利点」「③コミュニティへ所属」「④見捨てられ不安に対処」「⑤無条件の肯定」「⑥会話力を高めよう」の6つでしたね。

今回は、「①さみしいのデメリット」について解説していきます。

さみしい気持ちと肯定の関係

1人で問題に取り組み、解決する。このような考え方はけっして悪いことではありません。しかし、不安な時やさみしい時、孤独を感じてツライ気持ちになったときには、周りに頼ってみてもいいのではないでしょうか。

人間は助け合う中で、厳しい環境を乗り越えてきた生き物です。困ったときには、甘えたり頼ったりしてOK!さみしい時は気持ちが緩和された時には、あなたが誰かを助ければいいのです。

寂しい時に抱きやすい感情を解説

ストロークの2種類

さみしい気持ちを本当の意味で解消するために、ここで心理療法の1つであるストロークという言葉をご紹介します。

ストロークとは、「関わり方」「人との接し方」という意味で、「こんにちは」という挨拶や泣いている人をさすってあげたりなど、日々の何気ない交流でストロークは行われています。

ストロークには様々な種類がありますが、社会生活でメンタルヘルスを安定的に保つには、肯定的なストロークが欠かせません。そして肯定的なストロークは、2つに分けることができます。

条件付き肯定的ストローク
無条件の肯定的ストローク

それぞれについて詳しく紹介していきますね。

2つの肯定的ストロークから寂しい気持ちを解説

条件付きの肯定的ストロークとは、
〇〇をしたからもらえる愛情です。

例えば、
100点を取ったから
 お母さんがほめてくれた!

年収1000万だから
 異性が好きになってくれた!

いずれの肯定についても、条件が付いています。

一方無条件の肯定的ストロークとは、
どんな状況で受取ることができる愛情です。

例えば、
どんな時も僕を
 お母さんがほめてくれる!

どんな時の私も
 彼は好きでいてくれる!

どんな時でも・・・というのがポイントですね。

条件⇒さみしい時を増やす

ご紹介した2つの肯定的ストロークは、どちらを受け取ってもうれしいものです。

しかし、条件付きの場合、

「条件がなくなった時に、愛情が受け取れない」

という欠点があります。先ほどの例の場合、点数が下がった、年収が下がったら・・・条件がなくなった途端、肯定されなくなってしまいます。

このような条件付きの愛情で人づきあいを送っていると、愛情を失わないために努力をするなど、不安定な愛情であふれてしまい、さみしい気持ちが強くなる機会が増えてしまいます。

□肩書は周りに認められるため
□資格がないと受け入れてもらえない
□見た目に過剰にこだわる

上記のような項目が多い方は注意が必要です。条件付きの肯定のストロークでは、本当の意味でさみしい気持ちが解消されることはありません。

無条件⇒寂しい時を減らす

精神的に安定するためには「無条件の肯定的ストローク」を増やすことが大切です。

どんな時でもあなたと私は肯定されている」という感覚です。特別でなくても良いのです。〇〇だから・・△△だから・・・という理由はいりません。

無条件に「人と自分は同じく愛される存在だ」という気持ちを育てることが、さみしい気持ちを緩和する上で大切です。

無条件の肯定ストロークが寂しい気持ちを緩和する

肯定名人に頼ろう

さて!ではどうすれば肯定名人に出会えるのでしょうか?この点については動画で2階に分けて解説をしました。良かったら参考にしてみてください。

*監修の川島(精神保健福祉士)が動画でも解説しています。
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さみしい状態を緩和するためには、可能であれば無条件の肯定的ストロークをもらえるような人や環境を周りで探してみましょう。例えば、

・褒め上手な人
・前向きな言葉が多い人
・励ましてくれる人

さみしい時には、無条件の肯定的ストロークが得意な人の親切な気持ちに甘えるのがいいでしょう。さみしい気持ちを緩和してくれる人を探すときのポイントは2つありますよ。

① 肯定名人を見つける

肯定的ストロークを受け取ると、うれしい気持ちや生きる意欲がわいてさみしい気持ちが緩和されます。そんなうれしい気持ちを無条件で与えてくれる人を見つけましょう。

第一候補は「家族」がいいと思います。たまには、父親や母親に話を聴いてもらったり、兄弟姉妹に相談するのもよいでしょう。会社なら優しい上司や同僚、幼少期からつながりのある友達でもいいかもしれませんね。まずは話をきいてもらい、無条件の肯定で愛情を受け取りましょう。

なお、インターネットのお悩み相談室や公的機関に相談するのもいいでしょう。話を聞いてくれる人もたくさんいますよ。寂しい気持ちが強い時には、親切な人の愛情に甘えてみましょう。もちろん依存的になるのはNGですが、適度に甘えるのはOKです。

② イヤな気持ちになる人とは距離を置く

身近な人に無条件の否定的ストロークをする人がいるようなら、その人とはなるべく距離を置くようにしましょう。寂しい気持ちを軽減するために関りを減らすことが大切です。

否定は自分の成長につながることもあります。しかし、寂しい気持ちや孤独感が強い時に無理をして交流する必要はありません。自分の気持ちが安定するために、少しづつ減らしてみるのもいいかもしれませんね。

肯定名人を探して寂しい気持ちを緩和しよう

寂しいを無条件で克服

どんな行動であったり、どんな障害を持っていても、誰しも肯定できる何かはもっているものです。人間の自然なありようを、お互い愛せるようになれば、人間関係は安定していきます。

まずは身近な人から、無条件の愛を与えてくれる人を見つけ、無条件の肯定的ストロークを増やしていきましょう。環境が整うことで、寂しい気持ちが緩和されていきますよ。

次回は、「会話力を高めよう」について解説していきます。

★ 寂しい気持ちの緩和は「無条件の肯定」親切な気持ちを増やそう

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目次

①さみしい心理-概観
②孤独のデメリット
③利点もある?メリットとは
④「コミュニティ」を増やそう
⑤「見捨てられ不安」の対処法
⑥「無条件の愛」に甘えてみよう
⑦SST-会話力を伸ばそう
⑧さみしい簡易診断とチェック

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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