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赤面症とは何か?正体は体の反応②

赤面症とは何か?原因は体の反応②

対人場面で緊張すると、自分の意志とは無関係に赤面してしまいます。特にプレゼンや異性と話す時など、重要な場面だと過剰に気になってしまいますよね。しかし、赤面症の原因がわからなければ、対策することもできません。そこで、今回は赤面症の生理的・心理的なメカニズムや原因について解説していきます。

赤面症が起こる原因

・偏桃体と恐怖

赤面症は
①対人場面に遭遇
②危機的状況と考える
③偏桃体が反応
④交感神経が活発
⑤血流の増加
⑥顔が赤くなる

というプロセスで起こります。対人場面に遭遇し、「失敗してはならない」「恥をかいてはならない」と考える人がいたとします。すると「扁桃体(へんとうたい)」が反応します。扁桃体は以下の部位に位置しています。

赤面症とは

偏桃体は恐怖や不安を感じる脳の部位で原始的な脳と言われています。危機を感じると、扁桃体が活発になり、合理的な判断がしにくくなります。

・交感神経とは? 
偏桃体が反応すると、「自律神経」が対応を始めます。自律神経には2種類あり、それぞれ以下のような働きがあります。

交感神経 ・・・緊張する、活力を上げる、心拍数が上がる
副交感神経・・・リラックス、休息する、心拍数が下がる

赤面する時は体が「交感神経」が優位になっています。交感神経は体の中の以下の図の部分になります。

交感神経が優位になる

交感神経は脊椎の両側を走る幹から出ていて、眼球や各臓器とつながっています。緊張して交感神経が優位になると、血管が収縮し、心臓の鼓動が早くなり、血流や血圧が高まっていくのです。その結果、顔や耳が赤くなりやすくなるのです。

・毛細血管と赤面症の関係
血行が良くなるだけではなく、血管の多さも赤面の1つの原因となります。体のほとんどの欠陥は「毛細血管」と呼ばれており、すべて動脈と静脈をつなぐ役割を担っています。

赤面症 原因

頬や鼻周りには、この毛細血管が張り巡らされており、交感神経の働きが強くなると、毛細血管に多くの血液がめぐり顔が赤くなります。恒常的に顔が赤い場合は、毛細血管拡張症と診断されることもあります。毛細血管拡張症については保険適用でレーザー治療ができます。

毛細血管拡張症の場合は、緊張するしないに関わらず、いつも顔に赤い部分があるケースです。こういった場合は、一度お医者様に診断してもらうのも良いと思います。

・赤面症は病気ではない
ただし、多くの場合、赤面症は極めて自然な身体的の仕組みなので、病気ではなく、赤くなること自体が問題ということはありません。この点はまずは押さえておきましょう。

そうは言っても、赤面症が辛いという方はたくさんいると思います。ではなぜ、赤面症を辛く考えてしまうのでしょうか?その答えは「対人恐怖心性」にあります。赤面症の最大の問題は対人恐怖心性にあるのです。

それでは次のコラムに進みましょう。

赤面症は「血の巡り」と「対人恐怖」が原因!

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目次

①治し方,原因や症状
②赤面症と体の仕組み
③原因は心の問題が大きい
④診断でチェックしよう
⑤「思考の偏り」を改善
⑥治す方法「不安階層」
⑦「あるがまま」森田療法で克服
⑧治療と精神科での薬物療法
⑨赤面症と漢方の効果とは
⑩手術は効果的?副作用や費用
⑪筆者の主張ー手術は30代から

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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