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自意識過剰は放っておこう!不安を受け入れる「森田療法」とは

自意識過剰は放っておこう!不安を受け入れる「森田療法」とは⑤

自意識緩和!3つ目の解決策

コラム③では、自意識過剰を引き起こす原因の1つ「ネガディブ完璧主義」の解決策をご紹介しました。ネガディブな完璧主義で自分を追い詰めることで、実際にミスを起こしたり、望ましくない結果を引き起こしてしまいます。ポジティブな完璧主義に直していきましょう。

今回は、自意識過剰を和らげる方法の3つ目「森田療法で受け入れる」について考えていきます。

人が怖いと感じる原因と解決法を紹介

過剰なこだわり→自意識過剰

周囲から評価にこだわりすぎると、相手への恐怖心がさらに大きくなってしまいます。

例えば、
「お茶を絶対に飲まないでください!!」
と言われたとします。

みなさん、
お茶を飲んではダメです。

絶対にダメですよ。

ここで
「お茶を飲んではダメ・・・」
「お茶を飲んではダメ・・・」
とつぶやいてみましょう。

いかがですか。

このように言われると、お茶がどうしても飲みたくなりませんか?

実は過剰にこだわるルールを作ると、逆にその行動への意識が強くなってしまうのです。

精神交互作用とは?過剰なこだわりで不安や恐怖が強くなる状況

精神交互作用とは?

先ほどのお茶の例と同じように、人にどう思われるかに意識を向けすぎると「自意識過剰」という気持ちへの意識が強くなってしまいます。

これは「打ち消そうともがく」ことから来ている心理状況で、心理学の世界では精神交互作用といいます。

精神交互作用は
「こだわるとますます、その症状を高めてしまう」
悪循環の作用です。

下図が精神交互作用のメカニズムになります。

このように不安や恐怖をなくそうとする気持ちにこだわりすぎると、不安や自意識過剰が強くなる…、このような心理状況を精神交互作用といいます。

「あるがまま」で自意識過剰を軽減

ここからは、精神交互作用を和らげるの方法を見ていきましょう。

過剰なこだわりからくる精神交互作用の解決策には「森田療法」が有効です。森田療法は、1919年に森田正馬によりつくられた精神療法で、対人恐怖症や赤面恐怖、視線恐怖などに対して昔からから活用されてきました。

森田療法は
「あるがままに受け止めて考えていく」
方法です。

恐怖心や不安になる気持ちを無理に打ち消すことはせず、ポジティブな目的に注意を向けることを重視します。

まず、自意識過剰という気持ちへのこだわりを自覚し、あるがままに受け入れていきましょう。そして、やるべき目的に向かって行動することで、人が怖い気持ちの緩和が目指せるでしょう。

実践!不安を緩和する捉え方のポイント

それではここで、練習問題に取り組んでいきましょう。

練習問題では「行動に意識を向ける。やるべきことに集中する」をポイントに考えてくださいね。このポイントは、自意識過剰と感じる気持ちを和らげる捉え方のコツになりますよ。

練習問題1
Aさんは大切な入社面接を控えています。Aさんは入社試験が思わしくない結果であるため、面接官にからどう思われるか気になり自意識過剰になってしまいました。相手の目を意識しないように…と思えば思うほど、自意識過剰が増してしまいます。
この時どのように考えるといいでしょうか?

 

解答例
・面接には恐怖はつきもの
・不安な気持ちがあっても当たり前
・面接では一言一言しっかり話そう
・怒られるわけではない。ぎこちなくてもOK!

 

練習問題2
Bさんは、婚活パーティに参加することにしました。異性と話をした経験が少なく、周囲の視線を感じるだけでも不安になります。婚活パーティ参加に向けて、不安を抑えようとすればするほど、自意識過剰が強まってきます…。
この場合どのように考えるとよいでしょうか?

 

 

解答例
・異性との話した経験がないので不安は当然
・まだ親しくないから多少の恐怖はOK!
・無理なく自分らしく表現しよう
・不安な気持ちを素直に伝えてみよう

森田療法の考え方で人が怖い気持ちを緩和しよう

「あるがまま」で自意識過剰を軽減

自意識過剰を強めている「過剰なこだわり」を、森田療法のあるがままを受け入れることで緩和する方法をご紹介してきました。

周囲からの評価へのこだわりを、多少なりとも軽減できればポジティブに考えられるようになります。

ポジティブな行動するための捉え方のポイントは「行動に集中する。やるべきことに意識を向ける」でしたね。こうした捉え方を大切に実践してくださいね。

次回はコラムのまとめです。これまで紹介してきた内容を改めて確認していきましょう!

★ 自意識過剰を和らげには「こだわり」を少しだけ減らしてみよう!

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