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自己嫌悪のメリット!問題意識UP④

自己嫌悪のメリット!問題意識UP④

コラム①では全体の概要、コラム②からは「自己嫌悪とは何か」ついてより深く解説しています。少しおさらいすると「1.自分で自分をいやだと思うという定義」「2.他人も嫌いになってしまう」をお伝えしていきました。

今回は、自己嫌悪のメリットについて解説していきます。

イラスト:人間関係がなく孤立している、ソーシャルサポートを受けた方が良い人

自己嫌悪のメリット

実は「自己嫌悪は自己成長にもつながる、悪というわけではない」(Deevyら,1992)と報告されている面もあります。「自己嫌悪」は、自分の至らないと思うところや、自分の課題点に目が向くので反省点がたくさん出てきます。その反省点を上手く活用していければ日常生活での問題を解決し、前に進んでいくことができます。

ガブリエル・エッティンゲンは、自分に厳しくネガティブに考えることがダイエットにどのような効果を与えるかを調べた研究(1991)があります。この研究では、被験者の女性を「ネガティブとポジティブ」の2つのグループに分けて1年後の体重を比べました。

その結果、上の図のように、ネガティブ思考の女性の方が約11kgも体重を落とすことができたのです。このような、ネガティブシンキングの影響はダイエットだけではなく、異性との関係や勉強などでも同じような現象が確認されたと述べています。

この研究では、過剰なポジティブシンキングは逆効果であること、またネガティブシンキングを正しく使うことで成長に貢献できることが示唆されています。尾崎(2013)も、ネガティブな考え方が成長に貢献すると述べており、そのメカニズムについても説明しています。

この結果から、自己嫌悪は「目標達成」にはメリットもある!と認識しておくと良いでしょう。

自己嫌悪がプラスになることも

今回は、自己嫌悪のプラスの側面について解説してきました。こうした、長所は活かしつつ、改善できるデメリットは克服していくように考えていきましょう。

次回は、対処法の1つ目「リフレーミング」ついて解説していきます。次回もお楽しみに!

★自己嫌悪で自分に問題意識が持てる!

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目次

①自己嫌悪-概観
②心理学的な意味・定義
③相手も嫌いになってしまう
④問題意識が芽生える
⑤リフレーミングとは
⑥やりたいことに集中
⑦褒め褒め君を探そう
⑧自己嫌悪診断でチェック!

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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*出典・参考文献
Gabrile Oettingen & Thomas A. Wadden 1991 Expectation, fantasy, and weight loss : Is the impact of positive thinking always positive? Cognitive Therapy and Research Volume 15, Issue2