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社会不安障害の対処法

社会不安障害の原因「ソーシャルサポート不足」⑤

コラム④では、社会不安障害の原因「公的自己意識」について解説していきました。今回は、社会不安障害の2つ目の原因「ソーシャルスキル不足」についてご紹介していきます。

ソーシャルスキルとは

社会不安障害を抜け出すには他者と協調しつつ、自立している状態を目指す必要があります。こうした社会生活を健康的に過ごすための能力を専門用語で、「ソーシャル・スキル(Social Skill)」と言います。

相川(1996)によれば、ソーシャル・スキル(Social Skill)とは、対人場面において適切かつ効果的に反応するために用いられる言語的・非言語的な対人行動と、そのような対人行動の発現を可能にする認知過程との両方を包含する概念であると定義しています。

少し難しい定義ですが、人間関係での好ましい振る舞いと、それができるようになる好ましい考え方の2つを含めてソーシャルスキルと定義しているのです。

社会不安障害の悪循環

大学生、1,002名(男性435名,女性567名) を調べた論文によると(相川、2005)、ソーシャルスキルと孤独感は深い関係があることが報告されています。(-.40の負の相関関係)。つまり、ソーシャルスキルが不足している人ほど、孤独感が強い傾向にあるのです。

そして、ソーシャルスキル不足による孤独感が強くなると、さらに人を避けるようになり社会不安障害が強まってしまいます。

いったん、回避行動が現れると雪だるま式に不安が膨れ上がるため注意が必要です。

ソーシャルスキルを高めよう

ソーシャルスキル不足は、社会不安障害のもとになるだけではなく、症状を強めてしまう恐れがあります。会話に自信がないことが、他人を避けることにつながり、それがさらに社会不安を悪化させていきます。

回避すればするほど、克服に時間がかかってしまうため、早めにソーシャルスキルを高めておくことがオススメです。当コラム⑪では、具体的なソーシャルスキルの高め方をお伝えしています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

次回は、社会不安障害診断をご紹介します。ご自身の状態をチェックしてみましょう。

★ソーシャルスキル不足が社会不安障害のもと!

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人間関係講座

目次

①社会不安障害とは‐概観
②社会不安障害の症状を!
③対人恐怖心性の問題点
④原因「公的自己意識」とは
⑤「ソーシャルスキル不足」
⑥診断とチェック
⑦認知行動療法で症状を緩和
⑧「不安階層表練習」
⑨対処法「あるがままに」
⑩「ソーシャルスキルトレーニング」
⑪症状を改善する「薬物療法」

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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