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焦燥感に駆られる原因とは?対処法を臨床心理士が解説

焦燥感


焦燥感に駆られる原因と対処法を臨床心理士が解説⑤

焦りすぎない!焦燥感コラムまとめ

今回が焦燥感コラムの最終回です。ここまでの4回のコラムでお伝えした内容をおさらいします。ご一緒に確認していきましょう。

焦燥感の問題と3つの原因

コラム①では、まず、焦燥感によって生じる問題を取り上げました。それは、苛立ちなどの不快な思いをする、時間的なゆとりがなくなる、慌てたりミスが増えたりする、焦燥感が持続すると過度のストレスになる、でした。強い焦燥感は抑うつと関連することがあるため、注意が必要でした。

また、焦燥感が高まりやすい原因を3つご紹介しましたね。

・あせっちゃいけないと考えすぎる
・感情へ巻き込まれる
・べき思考

3つの原因を解決する方法

コラム②③④では、3つの原因を解決する具体的な方法をご紹介しました。

3つの解決策で焦燥感を軽減する

1:サイコロジカル・ファーストエイド
焦燥感に駆られる1つ目の原因「あせっちゃいけないと考えすぎる」を解決するのに効果的な方法は、サイコロジカル・ファーストエイドの応用でした。これは、強いストレスを受けた人が自然に心を回復させるための指針になるものでした。方法は次の3つでした。

・強い焦燥感もそのうち収まると理解する
・普段行っている落ち着ける方法を試す
・思い切って人に相談する

コラム②でご紹介したワークを繰り返すことで、焦燥感に駆られていてもまずは一旦落ち着けるようになりましょう。

2:マインドフルネス
焦燥感に駆られる2つ目の原因「感情に巻き込まれる」を解決する対処法は、マインドフルネスによる脱中心化でした。ワークの手順は以下の通りでした。

・心地よい椅子に腰かける
・呼吸に注意を向ける
・心に浮かんできたことを大切にする
・やるべきことに集中する

コラム③でご紹介したトレーニングを参考に、脱中心化の練習をすることで焦燥感にとらわれないでいられるようになりましょう。

3:認知再構成法
焦燥感に駆られる3つ目の原因「べき思考」を解決するのに効果的なのは、認知再構成法でした。べき思考を緩めることで、とらわれの強さから来る焦燥感を低減させる方法です。コラム④でご紹介した手順は4つでしたね。

・焦燥感が生じた状況を書こう
・焦燥感の程度を点数化しよう
・浮かんだべき思考を書こう
・他の考え方・捉え方を挙げてみよう

ワークを繰り返すことで、“こうあるべき”という縛られた考え方から離れるようにし、焦燥感に対処できるようにしていきましょう。

焦燥感や焦る気持ちに対処する

焦燥感に対処できるようになる

当コラムでは、焦燥感について知りたい方、今の焦りを何とかしたい方、焦りやすさとうまく付き合いたい方向けに、焦燥感について正しい知識を解説してきました。

コラムを読み終えて「これなら自分で焦燥感に対処できそう!」と思っていただけたら幸いです。焦燥感は、強いストレスや不快感を伴います。ご紹介したサイコロジカル・ファーストエイドの応用やマインドフルネス、認知再構成法を使って、少しでも焦燥感が軽減したら、これほどうれしいことはありません。

 

専門家の講義を受けたい方へ

最後に、これまで「焦燥感」コラムにお付き合いしていただき、ありがとうございました!適切な対処をして、焦る気持ちが少しでも軽減できれば、日々の生活の視野が広がり、ちょっとした幸せに気づきやすくなり幸福を実感できる機会が増えると思います。

そして、専門家から直接学びたい!という方は良かったら私たち臨床心理士・精神保健福祉士が開催している、コミュニケーション講座への参加をおススメしています。コラムだけでは伝えきれない知識や実践的なワークを進めています。みなさんのコミュニケーション能力が向上するよう、講師も一緒に頑張ります!よかったらいらっしゃってくださいね(^^)

★3つの対処法で高まる焦燥感コントロールして幸福感を実感しよう



対処法を身につけよう