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虚しい気持ちには、解決志向で目標を探そう

虚しい


虚しい気持ち・空しい時には、解決志向で目標を探そう④

虚しい気持ちの対処法

コラム③では、虚しい気持ちの対処法として対人関係を充実させていくことについてお話ししてきました。対人関係を見直して、自分にあった方法で、人付き合いの幅を広げてみてくださいね。

今回は、虚しい気持ちの原因の3つ目「日々の目標が見つけられない」の対処法をお話ししていきます。

虚しさを軽減!解決志向アプローチ

コラム①で、目標を持っている人ほど「虚しい」が感じにくい生活をしているとお話ししてきました。

中島(2014)や近藤・鎌田(1998)の研究などでは、目標を持って生活をしている人の方が、そうでない人と比較していきいきと人生を送っている傾向がありました。日々目標を持って生きているということは大切なのです。それではどのように目標を見つけていけばよいでしょうか?

今回は、心理療法の1つの方法である解決志向アプローチを用いていきましょう。目標を持つ事は空しい気持ちを解消する

解決志向アプローチとは?

解決志向アプローチとは、あなたの望む未来に向かって、何が必要なのだろう?何が大切なのだろう?と一緒に考えていくアプローチです。このアプローチでは、みなさんそれぞれの理想的な状態を設定していくところから始まっていきます。

今回は、それに基づいて目標設定を進めていきましょう!ここではAさんという人と一緒に考えていきます。

<事例>
Aさんは、現在は40歳で会社員です。結婚して子どももいます。しかし、仕事では中間管理職をしていて板挟みで、上司にも怒られてしまう事が多い。家に帰っても、仕事のメールなどを返しているようです。仕事以外では、最近家族も冷たい。奥さんは共働きで忙しいこともある。子どもは中学受験を控えていて、家自体がピリピリしている。家に帰ってきても何のために仕事をしているのかと思い、虚しい気持ちになってしまう。

という人です。Aさんも「虚しい」気持ちがあるようでした。

それでは練習問題にチャレンジしてみましょう。

練習問題
質問1:みなさんの目標とする状態はどのような状態でしょうか?

もし考えにくいという人は、「もし明日の朝目が覚めた時、魔法がかなったとしたら?」と考えてみてください。誰かにバカにされるなどは、考えなくてよいですよ。

例)Aさんの目標とする状態
・日々やりがいを感じて仕事ができたらいいなと思う。
・家族とももう少し一家団欒という感じで過ごしていきたい。

みなさんはいかがでしょうか?挙げてみてください。

あなたの目標とする状態:
・   

 

そうですか、それはとても楽しそうな状態ですね。それでは、もう1つ考えてみましょう。

質問2:その理想的な状態が100だとして、その状態に10近づいたと感じる状況とはどんな状況でしょうか。少しずつ具体的にしていきましょう。

例)Aさんの場合
(考え方)ひとまず仕事は今忙しくて、考える暇もなく目の前のことをやっていくだけという感じ。
とりあえず置いておこう。家族との時間をひとまず充実させたいな。…のように考えました。

100の状態(Aさんの目標とする状態)
・日々やりがいを感じて仕事ができたらいいなと思う。
・家族とももう少し一家団欒という感じで過ごしていきたい。

10の状態
・休日のどちらかくらいは家族と過ごしたい。

 

100の状態(あなたの目標とする状態)
・   

 

10の状態
・   

 

いかがでしたでしょうか。それでは、最後に1つだけ考えてみましょう。

質問3:その10の状態を実現させるために、明日からできることは何でしょうか?

例)Aさんの場合
よく考えたら休日もリビングで家族がテレビを見ている脇でメールを打ったりしていた。家族がテレビを見ている時間くらいは仕事を片付けて、家族と一緒にリビングでテレビを見るようにしてみよう。

Aさんができること
「休日に家族と一緒にテレビを見る」
という様に、できるだけこれも具体的に記入してみてください。

みなさんは、いかがでしょうか。それではやってみてください。

あなたのできること

 

 

いかがでしょうか。これで当面の目標が定まったのではないかと思います。ぜひ明日からやってみてください。

もし、100のうちの10をクリアしたら、目標をさらに伸ばすこともできます。たとえば、休日一緒にテレビを観たら、次は家族一緒に外食に行ってみる。といった様に考えていく事でどんどん目標設定をしていくこともできます。

まず大事なことは、10やってみることです。このAさんの事例と同じように、100のうちの10を実践したおかげで、家族との会話が戻り、「何のために仕事をしているのだ」という虚しさがかなり軽減したということも聞きます。目標設定をすることで、虚しさに対処していきましょう。

目標を定めることで「虚しい」気持ちに対処する

虚しい気持ちは目標設定で軽減できこの解決志向アプローチでの目標設定のコツは、自分にとって素晴らしいと思える目標を設定することです。それは今の段階で非現実的なものでも構いません。あなたが叶えたいと思う理想や目標で結構です。考えるだけでわくわくしてきませんか。その「虚しい」という気持ちと正反対の気持ちがモチベーションになりますからね。

今回は「虚しい」気持ちを軽減するための日々の目標設定を解決志向アプローチを通して試してみました。みなさん、いかがでしたでしょうか。日々にハリのある生活を送ることができれば、「虚しい」気持ちはいつの間にかどこかに行ってしまいますよ。

次回は、虚しいコラムのまとめです。これまで紹介してきた内容について確認していきます。

★解決志向アプローチで目標設定!虚しい気持ちを軽減していこう

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心理学講座

 

*出典・参考文献
森俊夫・黒沢幸子(2002)森・黒沢のワークショップで学ぶ解決志向ブリーフセラピー ほんの森出版



解決志向で目標設定をしよう