自分が嫌いになる心理!仕事や恋愛など自信を持つ方法⑤
「自分が嫌い」を克服しよう!
今回が自分が嫌いコラムの最終回です。ここまで4回のコラムで解説した内容の振り返りをしていきます。一緒に確認しましょう。
自分が嫌いとはどんな感情?
自分のことを好きになることができず「自分が嫌い」という気持ちをもつことを自己嫌悪と言いました。これは短期間だけ感じることもあれば、長続きすることもあります。コラム①では、自分が嫌いなことの問題点と原因についてご説明しました。3つの原因がありましたね。
・自分の悪い部分に目が行きがち
・自分らしさの未確立
・ソーシャルサポートが少ない
多少の自己嫌悪であれば成長の原動力になりますが、自分が嫌い気持ちが強すぎると問題になります。まずは自己肯定感が低下して、何事にも自信がなくなってしまうことなどがあげられます。
そのほかにも、勉強や仕事を丸投げしたり、自暴自棄になること、自己破壊的な行動をとることが挙げられます。
自分が嫌いの原因と解消法
コラム②③④では、自己嫌悪の原因とそれを解消する方法をご紹介しました。
①リフレーミングで長所を見よう
自分が嫌いな原因の1つ目「自分の悪い部分に目が行きがち」の対処法として、自分のポジティブな点に目を向ける「リフレーミング」をご説明しました。自分自身が欠点だと思っていたところでさえ、他の人には強みや長所である可能性があります。
コラム②では、
1:自分の悪いところを挙げる
2:「短所」を良いところに言い換えていく
練習をしましたね。繰り返し練習して考え方のクセを身に付けていきましょう。
②自分らしさを確立しよう
自分が嫌いな原因の2つ目「自分らしさの未確立」の対処法として、自分の過去を振り返って価値を見つける方法をご紹介しました。
コラム③では、
1:どんなことで嬉しいと感じるか?
2:自分を褒められることは?
3:それを今後どう活かしていくか?
という点を挙げてもらいました。これらはアイデンティティを形成するうえで重要な質問ですので、ぜひ積極的に考えてみてください。
③ソーシャルサポートが重要!
自分が嫌いな原因の3つ目「ソーシャルサポートが少ない」の対処法として、身近な人の様々な助けである社会的サポートを受けることで自分が嫌いを克服する方法を解説していきました。
具体的には、
1:サポートしてくれそうな人を可能な限り挙げる
2:どんなサポートが得られそうか
この2点を定期的に書き出して普段から整理しておくと、気分が暗くなりがちな自分が嫌いな時にも役に立つのではないかと思っています。コラム④をチェックしてみてくださいね。
自分が嫌いな時は誰にでもある
5回にわたって「自分が嫌い」をテーマに解説してきました。いかがでしたでしょうか。自分が嫌いという気持ちは、生きていれば一度は感じるものです。自分が嫌いになったときは、今回ご紹介しした3つの対処法に取り組みして、自分が嫌いという感覚と上手に付き合ってくださいね。
専門家の講義を受けたい方へ
最後に、これまで「自分が嫌い」コラムにお付き合いいただき、ありがとうございました!日々の生活の中で自分の感情とうまく付き合っていこう!という考えを持って、少しづつ自信を行動を持っていただければと思います。まずはコラム中でご紹介したワークや練習問題を試し、理解を深めてください。
そして、専門家から直接学びたい!という方は良かったら私たち臨床心理士・精神保健福祉士が開催している、コミュニケーション講座への参加をおススメしています。コラムだけでは伝えきれない知識や実践的なワークを進めています。みなさんのコミュニケーション能力が向上するよう、講師も一緒に頑張ります!よかったらいらっしゃってくださいね(^^)