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相手の気持ちを知る方法は信頼からはじめよう

相手の気持ちを知る方法


相手の気持ちを知る方法は信頼から④

コラム③では、相手の気持ちがわからない原因の1つである「他人の気持ちを考えすぎてしまう」の解決方法についてご紹介しました。素直な気持ちで相手の話に耳を傾けることが大切でしたね。まずは、聴く姿勢5つポイントを心がけてみてくださいね。

今回は3つ目の原因「信頼関係ができていない」について考えていきます。

 

相手の気持ちを知る一番大切な事

相手の気持ちを知る上で最も大切な事が「信頼関係を築く」ということです。深い信頼関係があれば、相手の心の奥底にある気持ちを敏感に感じ取ることができ、相手の気持ちがわかりやすくなるからです。

例えばカウンセリングの世界では、本音で語り合えるようにするため、「ラポール」という言葉を重要視しています。

ラポールという言葉はカウンセリングの専門用語として使われています。カウンセラーとクライエントの関係を表す言葉で、主にカウンセラーとクライエントの間でつくる信頼関係を意味します。信頼関係を築くなかで、クライエントは自由に自分の話したいことを話しながら自分を見つめ直すことができます。

いろいろな形で「信頼」が試される

カウンセリングのなかでは、クライエント自身に向き合いたくない気持ちや事柄がカウンセリングの中で出てくることがあります。カウンセラーとクライエントにラポールが構築されていても、信頼とは反対の行動や裏腹の形で表されることがあります。それは、クライエントの不安な気持ちや直面し難い感情などが影響しています。幼少期の育ち方や環境、成長する過程でつくられる安心感や愛着の不足などから生まれることもあります。

人は時として、気持ちとは裏腹の行動をとることがあります。その行動を、本当の気持ちの裏返しだと察することができるようになるのは、難しいかもしれません。信頼関係は付き合いの長さや、表面的な関わりだけでは築くことはできません。決して簡単ではありませんが、相手を心から理解しようとする姿勢と、日頃の行動の積み重ねが大切になってきます。

 

信頼関係を築く4つのコツ

では、信用される行動を積み重ねるには、どんなことに注意すればよいのでしょうか。ここで、信頼関係を築くためのコツを4つご紹介します。

1:ミスを繰り返さない
特に仕事の場面において、ミスをすることは誰にでもあります。しかし、一度失敗して理解したはずのミスを繰り返してしまうと、せっかく築いてきた信頼関係が壊れてしまうことになりかねません。ミスへの謝罪をしっかり行い、同じミスを繰り返さないよう努力することがとても大切です。

2:時には自己開示を積極的に
自分自身に関する情報を、積極的に伝えましょう。あなたが自己開示することで、相手も心を開き、会話の糸口も見つかりやすくなります。例えば、趣味や家庭環境、学生時代の友人などから、共通点が見つかる場合もあります。共通点があると、会話も盛り上がり、相手への理解も深まります。

3:約束を守る・嘘は厳禁
約束は必ず守りましょう。相手に一度でも「やる」と宣言したら、必ずやり遂げる努力をしましょう。例えば、「後ほどメールします」「何時頃お電話させていただきます」といった、小さな約束も守ることが大切です。そして、信頼関係を築く上で、嘘は厳禁です。その嘘がばれたとき、個人の信頼関係はもちろん、会社としての信頼関係も壊してしまうかもしれません。

4:人に愛される表情・行動を
笑顔は相手に安心感を与えます。気持ちを前向きに持って、自然な笑顔の優しい表情を心がけましょう。そして、周囲に役立つこと、人が嫌がることを率先して行い、いつも感謝の気持ちを大切にしましょう。そのような行動は、周囲から大きな信頼を得ることに必ずつながります。

 

信頼関係は気持ちを知る最大のカギ!

信頼関係を築くための4つのコツはいかがでしたか。信頼関係は、相手の気持ちを知るために欠かせないカギです。相手を心から理解しようとする姿勢と、関係を築くための行動の積み重ねがあれば、自然と信頼関係は深まっていきます。相手の気持ちがわかるだけでなく、お互いの気持ちを理解しあい、信頼しあえる関係が築けたら素敵ですね。

次回のコラムは、これまで解説してきた相手の気持ちコラムのまとめです。一緒に確認していきましょう!

★ 相手の気持ちを知るには、信頼関係が大切!
★ 信頼関係は、知ろうとする姿勢と行動の積み重ねで作られる!
★ 信頼関係を築く4つのコツを確認しよう!

※出典
・よくわかる臨床心理学 山口 創著 川島書店
・臨床心理学キーワード 坂野雄二 有斐閣双書



4つのコツで信頼関係を築きましょう