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怒りコントロール法「認知療法」を解説

怒りコントロール法「他責思考の改善」⑥

今回は、怒りの裏側にある「他責思考」からくる怒りのコントロール方法について解説していきます。

怒りコントロールができない方は、つい他人を責めてしまう傾向があります。そのため、何かうまくいかないことがあった時には、原因を相手に求めてしまうのです。こうした「他責思考」を改善していくことで、怒りは沸きづらくなります。 本コラムでは「認知療法」で改善する方法を解説します。

認知療法とは?

認知療法とは、ベックやエリスという心理療法家が提唱した理論です。認知療法は“自分の受け止め方のクセ”や信念に焦点を当て、それらを変えることで問題への対処能力をあげていきます。

認知療法と怒りコントロール

他人への怒りの裏側には「他責的な考え」があります。そのため、何か問題があった場合には、相手の責任に関連づけて考えてしまうのです。認知療法で整理すると、以下のような図式が成り立ちます。

「他責的な考え」→「怒り」

認知療法では、このような他責的な考えを「柔らかい考え」に改善する練習をしていきます。

柔らかい考えで怒りコントロール!

ここで、他責的な考えを「柔らかい考え」に変える練習問題に取り組みながら、怒りコントロールについて考えてみてくださいね。

練習問題1
あなたは親友の誘いで、ショッピングに行くことになりました。友人は自分の興味があるお店ばかりに行くので、あなたは好きなお店になかなか行けません。この気持ちを友人に言いにくいため、我慢している状況です。「他責的な考え」「柔らかい考え」の2通りを考えてみましょう。

他責的な考え

柔らかい考え

 


解答例
他責的な考え
→相手のことも考えてうごくべきだと思うんだけど・・・自分勝手だなあ。

柔らかい考え
→買い物に夢中になると、周りが見えなくなること私もあるなぁ。私の意見も伝えてみて、お互い気持ちよく買い物できるといいかも。

 

問題2
出勤した時に、上司に挨拶をしたが返事がなかった。「他責的な考え」「柔らかい考え」の2通りを考えてみましょう。

他責的な考え

柔らかい考え

 


解凍例
他責的な考え
→部下の挨拶を無視するなんでひどい!上司として失格だ!!

柔らかい考え
→最近とても忙しそうだから頭の中がいっぱいかも…。もしかしたら声が聞こえていなかったかもしれないなぁ。いろいろな状況があるから、挨拶は続けよう!

柔らかい考えで怒りコントロール

他責は怒りの源!改善しよう

練習問題で怒りコントロールについて考える事ができましたか?他責的な感情に気づけないと、他人に攻撃的になりやすく、疲れを感じたり、息苦しくなってくるかも知れません。

怒りの裏側にある「他責」の感情に気づくことで、自分の感情を開放することにつながり、怒りコントロールがしやすくなります。怒りの感情が出てきたときには「柔らかい考え」に改善してみてくださいね。

★認知行動療法で怒りコントロール!柔らかい考えを持とう

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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