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アサーティブを育む「断りワーク」子ども編⑪

アサーティブを育む「断りワーク」子ども編⑪

コラム⑩では、アサーティブトレーニング「断りワーク大人編」をご紹介しました。ぜび、社内研修などで飲み会のワークを活用してみてくださいね。

今回は、アサーティブを育む「断りワーク子ども編」をご紹介します。

断りワークとアサーティブ

日常生活で自分だけが損する状況がいくつもあります。そんな時、攻撃的にも、非主張的にもならずに、アサーティブに主張するトレーニングが「断りワーク」です。

グループ学習で活用でき、実際のシュチエーションを想定して練習できるため、より実践的にアサーティブな会話を学ぶことができます。

今回は断りワークの子ども編として、宿題を見せてくれとお願いされる事例をご紹介します。コラム⑥~⑧でご紹介した、「アイメッセージ」「DESC法」「感謝+断り法」を使って実施しますので、それそれの技法を簡単に振り返っておきましょう。

1.アイメッセージ
私は…を主語にして気持ちを伝える。

主語があなた(YOU)の場合
「だから、あなたはダメなのよ」

主語を私(I)に変えると
私はあなたの行動に悲しくなるの」

このように自分の意見を伝えるとき
主語を「私は~」に、批判的な印象が軽減できる。

2.DESC法
以下の4つのステップ自己主張する。
1.Describe(描写する)
今の状況や相手の行動をデータや根拠に基づいて客観的に描写する。

2.Explain(説明する)
描写を自分の主観的な気持ちを伝える。
感情的にならず、建設的に説明する。

3.Specify(提案する)
相手にしてほしいこと、妥協案や解決策を述べる。

4.Choose(選択する・代替案)
相手の返答がNOだった場合、OKをもらえた時の状況に対して、
次に何をするかを考える。

3.感謝+断り法
断る前に感謝の言葉を入れること。

「頼りにしてもらってうれしいです!
 ○○さんが大変なのはわかるので、
 お手伝いしたいのは山々なのですが…」

「え!!私なんかでいいんですか?
 ありがとうございます。
 ただ・・・○○さんのお役に立ちたい
 気持ちはあるのですが…」

このように感謝できる部分を伝え、その上で、意思を伝える。

上記の3つのテクニックを使えるようになると、アサーティブな主張に断りやすくなるのでしっかり復習していきましょう。

断りワークを実践してみよう!

それでは、断りワークを実践してみましょう。以下の事例とワークの始め方を読んで、「アイメッセージ」「DESC法」「感謝+断り法」の3つの方法で、断ってみてください。

事例
皆さん4人は、いつも一緒にいる友達です。ある日、3人があなたが解いた宿題を丸写しさせてほしいと頼まれました。しかし、先生は同じような回答があった場合、どちらも赤点にすると言っていたので、正直あまり見せたくありません。3人は「もう明日提出日だからお願い!」「これで見してくれなかったら友達じゃない」と煽ってきました。

ワークの始め方
*4人グループを作る
*お願いされる役を一人決める。
*他の3人がお願いする
*アサーティブに主張

 

1.アイメッセージ

2.DESC法

1.Describe(描写する)

2.Explain(説明する)

3.Specify(提案する)

4.Choose(選択する・代替案)
NO →
YES→

3.感謝+断り法

 

解答例
1.アイメッセージ
⇒「私(僕)は赤点になりたく
    ないので、見せたくない。
    友達として言うけど、私は
    自分でやったほうが今後の勉強が
  楽になっていいと思うよ」

2.DESC法

1.Describe(描写する)
え!宿題やってないの??

2.Explain(説明する)
ごめん、赤点になりたくないから見せられない。

3.Specify(提案する)
友達だから言うけど、自分で解いたほうが
今後の勉強も楽になっていいと思うよ。

4.Choose(選択する・代替案)
NO →わからないことがあったら教える
   から、一緒に解いてみよう
YES→頑張って!応援している

3.感謝+断り法
⇒「頼りにしてくれるのはありがたいんだけど、赤点になりたくないので見せられない。ごめん。
  友達としては自分でやったほうが今後のためだと思うよ。」

断りワークでアサーティブになろう!

断りワークの子ども編はいかがだったでしょうか。なかなか断れないくいシュチーションは日常生活に数多くあるでしょう。そんな時に、非主張的な態度でいると不満が溜まりますし、攻撃的になってしまっては他人とのあつれきが生じてしまいます。

こうした、状況をトレーニングをしておくことで、いざという時にアサーティブに自分の気持ちを伝えることができるので、人間関係を円滑に保つことができます。ぜひ、授業のグループワークなどに活用してみてくださいね。

★アサーティブでお互いの価値観を認め合おう!

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人間関係講座

目次

①意味やトレーニング方法
②アサーティブの意味や歴史
③3つの自己表現タイプ
④アサーティブタイプ診断
⑤人間関係を円滑にする効果
⑥「アイメッセージとは」
⑦「段階的主張-DESC法」
⑧「感謝+断り法」トレーニング
学校や職場できる価値観ワーク
⑩「断りワーク」大人編
⑪「断りワーク」子ども編

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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