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コミュ力を高めるには傾聴!

コミュ力を高めるには「傾聴力」を向上させよう②

コラム①では、コミュ力について概観していきました。今回からは具体的に高め方について解説していきます。軽くおさらいすると、「①傾聴力」「②発話力」「③心理的な健康」「④交互作用を知る」の4つでしたね。

今回は「①傾聴力」について解説していきます。

コミュ力と傾聴の重要性

傾聴は、相手の話をしっかりと受け止め、相手の話を拾って返したりするコミュニケーション能力です。会話の中で、話題を広げることが苦手な方は「傾聴」する力が低い可能性が高いです。聴く力は、コミュニケーション能力の土台であり基本中の基本です。しっかり身につけておきましょう。

オウム返しとは

オウム返しは、相手の発言を、そのまま返したり、少し言い換えて返すコミュニケーション手法です。傾聴スキルの基本ですから、コミュ力を向上させる上で欠かせません。

オウム返しには、大きく分けて4種類あります。

①事実のオウム返し
②感情のオウム返し
③言い換えのオウム返し
④要約のオウム返し

すべてのオウム返しができれば、3割程度は聴き上手になったっといっても良いくらいなので、しっかり身につけていきましょう。

①事実のオウム返しとコミュ力

事実のオウム返しは、相手が話した会話の事実の部分を切り取って返します。例えば、会社の同僚が

「今日はとてもいい天気だから、仕事を休んでのんびりすごしたいなー」

と言ってきたとします。これを事実のオウム返しで返してみると、こんな感じです。

「ほんと、今日はいい天気だねー」

会話の事実の部分を切り取って返すだけです。自分の気持ちを入れることはしなくてOK。相手の言葉を使って返すだけです。

事実のオウム返しをより深く知りたい方は下記をご覧ください。
・事実のオウム返しの効果
・練習問題でトレーニング
コミュニケーション能力-傾聴①傾聴の重要性-事実のオウム返し

②感情のオウム返しを極めよう

感情のオウム返しは、相手の発話に感情が入っていたら、感情の部分だけを切り取って返します。事実のオウム返しで紹介した、会社の同僚の発話を例にしてみましょう。

「今日はとてもいい天気だから、仕事を休んでどこか景色がいいところでのんびりすごしたいなー」

感情のオウム返しで返すと、こんな感じです。

「ほんと、どこかでのんびりしたいよね~」

感情表現だけを切り取って返すだけですが、事実のオウム返しより自然な印象がしませんか。

感情のオウム返しは、共感を表現できるため、事実のオウム返しよりも有効です。相手の発話に、感情が入っていたら、しっかりと返す習慣をつけるとよいでしょう。

感情のオウム返しをより深く知りたい方は下記をご覧ください。
・感情を繰り返すメリット
・感情のオウム返し具体例
・練習問題で習得しよう
コミュニケーション能力-傾聴②感情のオウム返し

コミュ力を高めよう

③言い換えでコミュ力UP

言い換えのオウム返しは、相手の発言とだいたい同じ意味の言葉を使って返す方法です。

例えば、

「遊園地に言ったら雨が降ってしまって、楽しみにしていたアトラクションが中止になってしまった…、すごく残念だった。。。」

この発話を、言い換えのオウム返しで返してみますね。

「参加できなかったのは、悲しいね…」

こんな感じです。

中止→参加できなかった
残念→悲しい

と言い換えて使っています。

言い換えの言葉は、相手が使った言葉の意味と似ていればOKです。オウム返しをしているだけですが、とても自然な印象がしますよね。

言い換えのオウム返しをより深く知りたい方は下記をご覧ください。
・言いかえのオウム返しメリット
・仕事・デート・友人関係での応用
・練習問題でマスター
コミュニケーション能力-傾聴③言い換えのオウム返し

④要約のオウム返しとは

要約のオウム返しは、相手の発言を要約して返す方法です。

例えば、

「カフェで仕事をすると、音楽や人の話が心地よいしWIHIや電源も使えてとても便利なんだよね。会社より仕事がはかどるような気がするよ。」

要約のオウム返しをするとこんな感じです。

「カフェは作業環境が良くて、居心地がいいから仕事が進むんだね。」

要約のオウム返しのポイントは

・事実
・感情
・言い換え

を交えて、相手の発話を3割程度に要約して返すとバランスが良くなります。

要約のオウム返しは、「言い換えのオウム返し」も使うコミュニケーション能力のため、難易度は少し高めですが相手の話が長い時に使える、便利なスキルです。

要約のオウム返しをより詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
・要約してあいづちするメリット
・要約のオウム返しの事例
・練習問題で身に付けよう
コミュニケーション能力-傾聴④要約のオウム返し

感情を明確にしよう

感情の明確化

ここまで、傾聴スキルとしてオウム返しをご紹介していきましたが、さらにもう1つ重要なテクニックがあります。それは、「感情の明確化」という方法です。

感情の明確化とは、相手が言語化できない気持ちを言葉にできるよう働きかけることです。

例えば、友達がこんな風に話したとします

「大会が終わってから何ていえばいいかわからないけど、なんか気が抜けたような…」

友達は、自分の気持ちをうまく表現できていません。このような状況に対して、友達自らが気持ちに気付いてもらえるよう働きかけます。

ホッしたような気分?
終わって寂しい気分?

このような働きかけで友達が

「そうそう、ホッしたんだと思う。キャプテンとしてやっていたから、かなり緊張していたんだよなー。」

「そう…寂しい気分かな。優勝もできてうれしいはずなんだけど、最後の大会だったから、自分の生活の一部がなくなったようで…終わって寂しい気分なんだと思う」

など、自らの気持ちに気付いていきます。

感情の明確化をより深く知りたい方は下記をご覧ください。
・感情の明確化の効果
・例文で理解を深めよう
・失敗しても動じない
コミュニケーション能力-傾聴⑤感情の明確化

傾聴力でコミュ力を上げよう

今回は、コミュ力を高める「傾聴力」についてまとめていきました。傾聴ができるようになると、相手の発言をしっかりと聞くことができるので、会話についていけないといったことが少なくなります。ぜひ、1つずつ実践してみてくださいね。

次回は、コミュ力を上げる「発話力」について解説していきます。

オウム返し・感情の明確化でコミュ力UP!

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目次

①コミュ力を上げる方法
②「傾聴力」を向上させよう
③「発話力」の鍛え方
④「心理的な健康」とは

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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