色使いで第一印象を変えよう!④
第一印象コラム①では、第一印象について概観してきました。今回は色彩心理学から第一印象を高める「色使いの原理・法則」を解説していきます。
色が人に与える影響
色彩心理学とは
心理学には「色彩心理学」という分野があります。色彩心理学とは、色彩と人間の関係性を心理的に研究してもので、色の見え方や感じ方で、人がどのように反応するかを明らかにしています。
色の影響は、心地良さなどの「心理的な影響」、交換神経や副交感神経を刺激する「生理的な影響」をはじめ、美味しそう!明るい気分など「感情的な影響」もあります。
私たちの日常には、色彩心理学の効果を捉えた配色が活用されています。
①色彩とイメージ
例えば飲食店スタッフの制服の場合、
⇒暖色系は親しみやすさ
⇒寒色系はプロフェッショナル
をイメージさせています。
②色彩と温度
色は人に温度を伝えることもできます。例えば、
・赤
・橙
・黄
などの暖色系は、
・暖かさ
・熱
・夏
を感じます。
・青
・紫
・緑
などの寒色系は、
・冷たさ
・水
・冬
を感じます。
つまり、人は色の効果で温度までも違った判断をするのです。このように、色は色彩だけでなく感情や気分に大きく影響をしています。
第一印象に活用「色の心理的効果」
ここで色がもつ心理的な効果や影響力を見ていきます。第一印象に大きな影響を与える、服装や小物を選ぶ際の参考にしてみてください。なお、色は文化によって心理的な影響が多少変わるため相手やシーンに合わせて活用してください。
赤色
・メリット
中途半端なので、華やかさもピンクにする 以下体裁を合わせる 華やかで目に付きやすくインパクト与える色です。強さやエネルギー、自発性を表すため、自己PR、第一印象でリーダーシップを表したい時に選びたいカラーです。異性から魅力的と評価されやすいのでデートにおすすめです。
・デメリット
自己主張が強くなるため、警戒される事もあるため使う場面を注意しましょう。
黄色
・メリット
色彩心理学ではコミュニケーションの色と呼ばれるくらい人の心を開放させる効果があります。第一印象で、明るさや希望を与えてくれるため、話しやすい印象を与えてくれます。
・デメリット
神経が過敏になっている場面の場合、黄色にイライラを感じる場合もあります。相手にストレスを与えてしまう可能性もあるため、場面に応じてチョイスしましょう。
緑色
・メリット
刺激の少なく癒しや平和をイメージの色です。安心感があり身体を癒す色でもあるので第一印象で互いにリラックスできる空間を作ってくれます。
・デメリット
主張がないため、消極的な印象に取られる事もあるため、他の色とバランス良く使うと第一印象がよくなります。
青色
・メリット
静沈着で知的なイメージの色です。精神的に落ち着かせる作用があるため「信頼できる人」「誠実な人」と言った第一印象を与えたい時おすすめです。
・デメリット
見る人によっては少し冷たい印象になる事もあるため場面に応じて使いましょう。
紫色
・メリット
感情豊かで高貴さや優雅さをイメージできる色です。可憐で神秘的な印象もあるため、異性に対してのアピールになります。
・デメリット
神秘的で秘密めいた印象があるため、誤解を招く事もあります。ビジネスシーンや調和が必要な場面では控えたい色かもしれません。
黒色
・メリット
存在感があり力強さ、高級感を与えるてくれる色です。第一印象で強い意志や落ち着いた気品を与えたい時におすすめです。誰でも似合う色なので、他の色とバランス良く使う事で個性をアピ―ルできるといいですね。
・デメリット
重たい印象になるのと、工夫しなくなってしまうというデメリットもあります。
白色
・メリット
清潔感と誠実さを表す色です。面接などの第一印象で好印象を与えるのに適しています。場面に合わせながら他の色と組み合わせて使うと良いでしょう。
・デメリット
汚れが目立ちやすいので、クリーニングなど頻繁にしなくてはならないという部分がありますね。。
まとめ+お知らせ
まとめ
ご紹介した色の効果を参考に、初対面では色彩が与える心理的効果を考えて、服装や小物を選んでみてください。
色の印象をうまく取り入れることで、第一印象を良くできるようになります。場面や相手に合わせて活用してみてくださいね。
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