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デリカシーがない人への対応策「限界設定」のコツ③

デリカシーがない人への対応策「限界設定」のコツ③

コラム②では、デリカシーがない人との付き合い方、「アサーション」について解説していきました。iメッセージを使って、自分の気持ちを伝えてみてくださいね。

今回は、デリカシーがない人との突きあい方の2つ目「限界設定」で無理に合わせないについてのコラムです。練習問題を交えながらご紹介していきます。

デリカシーがない人に過剰適応する

デリカシーがない人との付き合いで、問題となるのが「過剰適応」という用語です。過剰適応とは、必要以上にその環境に自分を適応させてしまう状況を意味します。

以前相談を受けたAさんは過剰適応で悩んでいました。

Aさんは、恋人のデリカシーのなさに困っていました。

・くちゃくちゃ食べる
・デートなのにジャージ
・会話中につばが飛んでる
・体臭も少し気になる

という状況が頻繁にあります。
しかし、指摘すると関係が気まずくなりそうで、しぶしぶ恋人に合わせていました。

協調性を高めるには想像力が必要
このような場合、過剰適応を疑います。協調性しすぎてしまうと、時間を失ったり、心理的な負担となることがあります。他人に合わせるのはあくまで、自分の余裕の範囲内で、健康的に行うものなのです。特にデリカシーがない人に過剰適応するとストレスフルな状態になってしまいます。

ではデリカシーがない人と上手い距離感を保つにはどのような事を心がけると良いのでしょうか?

自分の限界を設定しよう!

適度な距離感を保つ際に、心がけることは以下の3点です。

①相手の状況を考える
まずは相手の状況や気持ちを考える

②限界設定を考える
自分の余裕を考える

限界設定をする

③限界を基準にメリハリ
⇒超えたら
無理に合わせない
⇒超えない
気持ちよく適応する

このようなステップで行います。ポイントは、「限界設定」です。限界設定とは「自分にはここまでが限界」という適応の限界を設定することにです。

この部分を明確にすると、自分ができる範囲内でデリカシーがない人に合わせることができるので、過剰適応になることはありません。

Aさんの例で考えてみましょう

①相手の状況を考える
「あまり人の目を気にしないタイプなんだろうな。
悪い面だけじゃなくていい面もある」

②限界設定
「服装は体臭は我慢できるけど、
さすがにくちゃくちゃ食べるのと、
つばを吐くのはNGだな」

箇条書きで許せるものと許せないものを明確にする

③限界を基準にメリハリ
⇒超えたら
「今度、くちゃくちゃ食べてたり、
会話中につばが飛んで来たら注意しよう」

⇒超えない
「服装や体臭は別にいいや」

こんな形で「限界」をしっかり相手に示すのです。

協調性を高める方法

デリカシーのない人に過剰適応方は、どこからどこまで合わせるのか曖昧になっています。必要以上に我慢をしてしまって、結果的に自分の首をしめてしまいます。

適応するのは自分ができる範囲内で行う。そして、一回限界を決めたらそこまでは気持ちよく相手に合わせる!を心がけていきましょう。

練習問題

あなたには恋人がいるのですが、現在関係がうまくいかず悩んでいます。最近毎日恋人から電話が掛かってくるようになり、毎回、深夜までの長電話になってしまいます。あなたは話し合いたいと考える一方で、少し疲れてきました。以上のような状況で以下の3つのステップについて考えてみましょう。

①相手の状況を考える

②限界設定

③限界を基準にメリハリ

 

 

解答例

①相手の状況を考える
自分との関係がうまくいかなくて眠れないんだろうな・・・

②限界設定
僕も話し合いたい気持ちはあるが、毎日は体調もあり厳しい。電話は控えたいと伝え、毎週土曜日のお昼に一緒にランチをして話し合うことにしよう。

③限界を基準にメリハリ
⇒超えたら
最近、朝早く起きる必要があるから、平日の電話は控えたい・・・その代わり、土曜日ランチしない?そのときにちゃんと話し合おう。

⇒超えない
実際ランチの時はしっかり話を聞く

デリカシーがない人に適応しすぎない

このように、デリカシーがな人と付き合うときは限界設定をしておけば、相手も自分も距離感を取りやすくなり、健康的な関係を築きやすくなります。

まったく合わせなかったり、逆に合わせすぎもNGです。健康的な範囲内で、お互いWINWINになることができるように、接しましょう。

視点を変えて協調性を高めよう適度な距離感を保ちつつ、デリカシーがない人の対応してみてくださいね。次回は、「上手い断り方」についてご紹介します。

★デリカシーがない人との交流は「限界設定」が肝!

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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*出典・参考文献
 水野邦夫(2004)「良好な対人関係に及ぼす性格特性・社会的スキルの効果について
– 自己評定データをもとに(人間心理学科)-」 聖泉論叢
渡邊慶一(2013)組織における連携と協働 -“即興表現”でファシリテートする変革のコミュニティ- 京都聖母女学院短期大学研究紀要 42,
本間道子(2011)集団行動の心理学―ダイナミックな社会関係のなかで (セレクション社会心理学)
瀧澤 純・山下 利之(2013)他者の心の推測における自己中心性バイアスに及ぼす特権情報の考慮の効果Cognitive Studies,20(3), 343-352.