>
>
>
アイコンタクトが苦手な場合は!「こだわり」を減らしてみよう⑤

アイコンタクトが苦手な場合は!「こだわり」を減らしてみよう⑤

コラム①では、アイコンタクトについて概観していきました。今回は、こだわりを減らしてみようについて解説していきます。


対象となるお悩み
・アイコンタクトを過剰に意識する
・相手の目を凝視してしまう
・必ず目を合わせなゃダメだと思う

 

  • 全体の目次
  • ①アイコンタクトとは何か?
  • ②診断とチェック
  • ③自己肯定感を高めるとは
  • ④マインドフルネスとは
  • こだわりすぎを改善しよう


アイコンタクトへのこだわりを軽減しよう

アイコンタクトにこだわらない

精神交互作用という言葉を聞いた事がありますか。精神交互作用とは「こだわると逆にその症状を高めてしまう」という心理状況で、森田療法という日本独自の心理療法として使われる言葉です。

例えば、
「今日から1年間、クッキーを食べてはいけません」
「いいですね!絶対ダメですよ。クッキーだけは!」

と言われたとします。皆さんどうでしょうか?クッキー食べてはいけないのです。自分の心の変化を感じとってみてください。

するとどうでしょうか・・・
なんだかクッキーが食べたくなってきませんか?

クッキーを食べてはいけない…。食べてはいけないのは分かっていても、禁止されると、すごく食べたくなりませんか。

このように過剰なルールを課すと、その行動への意識が強くなりすぎ、症状を逆に高めてしまうのです。このような心理を精神交互作用と言います。

この精神交互作用の症状は「アイコンタクト」でも同じ事がいえます。「アイコンタクトしなければ」と思うほどに目線や視線へのこだわりが強くなり、アイコンタクトが不自然になってしまいます。

また、意識が過剰になりすぎると、視線恐怖症などに発展することあるため注意が必要です。こだわりを減らしてアイコンタクトしよう

こだわりすぎを軽減!練習問題

それではここで、こだわりを軽減する練習問題をやってみましょう!アイコンタクトへのこだわりを減らすには、ポイントが2つあります。

・過剰な意識はNG!あるがまま
「アイコンタクトをしなくては!」「アイコンタクトをしなくては!」と考えるぎすると逆にぎこちなくなってしまいます。

代わりに、「アイコンタクトが苦手な自分がいるな」という自分を俯瞰し、それ以上でも、それ以下でもない、あるがままの感覚を大事にするのです。

少し一歩引いたところで自分を眺めているようなイメージです。アイコンタクトに過剰に反応しないようにしましょう。

・行動に意識を向ける
その上で、実際にどうするか?に意識を向けていきます。アイコンタクトにとらわれすぎないような形で、できる範囲で実際に何をするかを考えます。

「1分に1回ぐらい目をチラっと見れればOK!」「会話の最中、たまに目が合えばOk」これぐらいの感覚で、過剰にならない程度に行動を意識します。

「ずっと目をみよう!」「会話の最中絶えず意識しよう!」こんな風に考えると悪化しますので気をつけてください。このポイントを意識して練習問題に取り組んでくださいね。

練習問題1
大好きな異性との初デート中、カフェで休憩をする事になりました。好かれたいので「アイコンタクトをしなきゃ」と終始意識してみましたが、目線が泳ぎ、ぎこちなくなてしまいました。

このような場合どのように考えると良いでしょうか。

 

解答例
・アイコンタクトにこだわるのは20%程度でOK!
・多少ぎこちないアイコンタクトでもよいだろう
・相手に楽しんでもらえる話をしよう
・相手の話にしっかり耳を傾けよう

 

練習問題2
大切なクライアントとの接待に参加する事になりました。「クライアントの目を見て話さなくてはならない」と思ってしまい、緊張からアイコンタクトを上手く取り入れて話すことができませんでした。

この場合、どんなことを意識すればよかったのでしょうか。

 

解答例
・アイコンタクトが苦手な自分を受け入れよう
・クライアントの話をよく聞こう、アイコンタクトは多少ぎこちなくてOK
・傾聴の時だけはたまに目をみよう。

 

練習問題はいかがでしたか。アイコンタクトへの意識をゼロにするのは、難しいので少しだけこだわりを減らすくらいの気持ちで取り組んでみましょう。

考え方のポイントは「やるべき行動に集中」です。繰り返し実践してみてくださいね。

アイコンタクトできる人になるコツ

思い込みを変えよう!

今回は、アイコンタクトへの過剰なこだわりを減らすについて解説しました。いかがでしたか。2つのポイントを意識して自分の思い込み・こだわりを軽減して、自然なアイコンタクトを目指しましょう。

専門家の講義を受けたい方へ

これまで「アイコンタクト」コラムにお付き合いしていただき、ありがとうございました!

上手にアイコンタクトできれば、自分の気持ちが伝わりやすくなり、豊かなコミュニケーションにもつながります。まずは、ご紹介した対処法や練習問題をやりながら、日常生活の中で意識してみてください。

そして、専門家から直接学びたい!という方は良かったら私たち臨床心理士・精神保健福祉士が開催している、コミュニケーション講座への参加をおススメしています。コラムだけでは伝えきれない知識や実践的なワークを進めています。みなさんのコミュニケーション能力が向上するよう、講師も一緒に頑張ります!よかったらいらっしゃってくださいね(^^)

次のコラムへ進むボタンはもう少し下にあります。コラムだけでなく心理の専門家の講義を受けてみたい!という方は下のお知らせをクリックして頂けると幸いです。私たちが講義をしている講座となります。

助け合い掲示板

コメントを残す

コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


ブログ→
YouTube→
Twitter→