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励ますのが苦手な人は無条件の肯定!

励ますことが得意になる「無条件の肯定的ストローク」③

コラム①では、励ます方法について概観していきました。今回からは、励ます能力の高め方をより深く解説していきます。「①ストローク」「②結果より過程褒め」「③リフレーミング」「④相手の立場で評価」の4つでしたね。

今回は「ストローク」について解説します。

ストロークとは「人との関わり方」を意味します。抽象的な概念なので、解説を読みながら少しづつ理解していってください

ストロークは

条件付き肯定的ストローク」
無条件の肯定的ストローク」

の2つに分けられます。

条件付きの肯定と人間関係

まずは「条件付きストローク」について説明します。条件付きの肯定的ストロークの例を挙げます。

このままだと納期が遅れそうだから励ます
相手が上場企業に勤めているだから褒める
営業成績が下がったままだから励ます

これらの状況はすべて「条件付き」ストロークですね。条件付きであっても肯定的ストロークは嬉しいものです。励ますポイントがあれば相手に伝えるようにしましょう。しかし、条件付きには実はデメリットがあるのです。それは

「条件付きのストロークはあまり喜ばれない」

という点です。例えば、〇〇さんって上場企業なのですね!素敵!と相手を褒めたとします。もちろん全くうれしくないわけではないのですが、相手からすると自分よりも企業のことを褒めているように感じます。上場してなかったら、僕は素敵な人ではないのか?という解釈を生んでしまいますよね。

無条件の肯定がベスト

一方で、「無条件の肯定的ストローク」はとても喜ばれます。無条件の肯定的ストロークには条件が不要です。

「いつでもあなたと私は肯定されている」

という感じるのです。いつでもでも・・・というのがポイントですね。特別でなくても良いのです。〇〇だから・・△△だから・・・など理由はいらないのです。肯定する時に条件や理由があると、「自分は何かしないと認めてもらえないんだ」という感覚を相手に芽生えさせてしまいます。

しかし、無条件で肯定すると、相手の「存在自体を認めている」といったメッセージになるので、心に刺さるのです。例えば、

あいさつと同時に背中を押す
いつも応援しているよと伝える
君ならできる!と鼓舞する

これらのメッセージはすべて「無条件」ですね。小さなことで言えば、毎日顔を見て、いつでも声をかけてね!と声をかけます「いつでも」と条件を付けないで声掛けをするととても相手は安心するのです。

励ます時は条件があるときの方が使いやすいですが、実はその土台は日々の何気ない生活から始まっていると抑えておきましょう。

無条件に励ます練習をしよう!

それでは無条件に相手を褒めるには、具体的にどのようにすればよいのでしょうか?練習問題を交えて考えてみましょう。

練習問題

会話に自信がないタムラさんは、会話力を高めるために苦手な飲み会に出席しました。しかし、誰とも話すことができず孤立してしまいました。自分は会話を弾ませることができないダメな人間だと落ち込んでいます。

考えてみよう!
タムラさんは「会話を弾ませることができない」と条件付きで否定してしまっています。「いつでも人と自分は認められる」という価値観の元に、ヨシダさんを肯定してみましょう!あなたは幹事だと仮定しましょう。

↓↓

解答例

先日タムラさんが参加してくれて嬉しかったです!。一緒にタムラさんが居てくれたことがうれしいです。結構存在感を感じました。

いかがでしょうか?ちょっと難しいですよね(^^; この励ますポイントとしては「居てくれたこと」と無条件に相手を励ましている点です。

その人が何をしようとも、どう生きようとも、愛される価値があると気づいてもらえるようにすることなのです。〇〇から、△△だから・・・ではなく、愛される価値はどんな時でもある!がキーワードですね。

例えば

・何も言わずに抱きしめる
・なにはさておき挨拶する
・ミスをしても励ます
・存在に勇気づけられると伝える
・ひとまず毎日話しかける
・結果ではなく過程を褒める(コラム2で解説)

これらはすべて無条件の肯定です♪励ますときの一番基本となる概念ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。「無条件の肯定(励ます言葉)>条件付き肯定(励ます言葉)」を必ず押さえておきましょう。

無条件に励ますことが大切!

ストロークの練習問題はいかがでしたか。無条件の肯定を練習することで、励ます技術はどんどん向上していきます。落ち込んだ雰囲気を出している人を見つけたら、ぜひ励ましの言葉をかけてみてくださいね。

次回は、励ます技術を高まる方法の2つ目「リフレーミング」についてご紹介します。

★励ます技術「無条件肯定的ストローク」を実践!

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人間関係講座

目次

①励ます言葉-概観
②簡易診断でチェック
③無条件の肯定的ストローク
④励ます時は「過程に注目」
⑤「リフレーミング」の使い方
⑥励ます時は相手目線で考える

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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