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褒める言葉は「相手基準で」

褒める言葉は「相手基準」でガンガン褒める⑦

コラム①では、褒める言葉について概観していきました。コラム③からは具体的な鍛え方・活用方法を解説しています。少しおさらいすると、「①語彙を増やそう」「②ストローク上手」「③過程褒め>結果褒め」「④リフレーミング」「⑤相手基準で褒める」「⑥こだわりポイント褒め」の6つでしたね。

今回は、「相手基準で褒める」を解説していきます。

褒める時は相手目線で

会社で後輩や部下を褒めようと思っても
「褒めるポイントが見つからない…」
そんな経験、ありませんか。こういった経験がある人の多くは、大変優れた能力を持っています。自分の高い基準で相手を見てしまうため、つい相手の評価が厳しくなってしまい、褒め方のポイントに気づけてないのです。

自分より経験の部下や後輩の場合、未熟さや欠点に目が行くのは当たり前のことです。当然、褒めるポイントも見つけにくくなります。

自分の思ったように行動してくれたから褒めるという基準では、いつまでも後輩や部下が育ちません。褒める力を伸ばす最大のポイントは「相手基準で褒める」ことです。自分の能力を基準にするのではなく、相手がどれだけ成長したのか?に注目してその成長を徹底的に褒めることがコツです。

相手の立場になる方法3つ

そうは言ってもなかなか難しい・・・という声が聞こえて来そうですね。そこで「相手の基準で褒める方法」について具体的に3つのポイントをご紹介します。

①自分の能力を忘れる
まずは、自分が持っている能力や基準を忘れみましょう。自分ならこれだけできる・・・俺はこうやってきた・・・という基準や経験を一でいいので忘れましょう!!自分基準を一端忘れると、相手の良いところ、伸ばしてあげたいところに気づきやすくなります。このとき自分なりの合言葉をつくっておくと便利です。

「自分と比べるのはやめよう」
「○○君目線で考えよう」

②褒め褒め辞典を創ろう
褒める言葉は普段からたくさん発想することが重要です。
  〇〇くんを褒め褒め辞典
をつくって、普段から書き込んでおくのも有効です。次に相手の小さな目標達成や、得られた成果を探しましょう。できれば紙とペンにたくさん限り書いてみてください。

③目を見てしっかり伝えよう
実際に褒めるタイミングになったら、正面から目を見てしっかり褒めることが大事です。いい加減な気持ちでは相手には伝わりません。心を込めて、恥ずかしくても相手の目を見て伝えることが大事です。また褒める時間を定期的にとることもオススメです。会社であれば、毎月1回部下との面談時間を作って普段感じたことを褒めるのもおすすめです。

褒める力を伸ばすトレーニング

改めて考える手順を復習しましょう!
① 自分の能力を忘れる 合言葉を使う
   ↓
②たくさん書き出す
   ↓
③ 目を見てしっかりを伝える

それでは、練習問題で実際にやってみましょう。

練習問題1
まずは例文を読んで、取り組んで見てください。

(例文)
あなたの会社のA君は、今年の春入社したばかりの新人です。会話に苦手意識を持っているため、最初は自分から挨拶ができないなどの問題がありました。しかし、3か月後には、挨拶ができるようになり、表情も生き生きとしてきました。色々なことに積極的に組む姿勢があり、社内スタッフからの評判もいいです。この例文から、A君を褒める言葉を一緒に考えていきましょう。(設定はご自身は仕事でだれか想像しながら改変もOkです!)

① 自分の能力を忘れる 合言葉を使う

 

②たくさん書き出す

③ 目を見てしっかりを伝える

 

解答例
① 自分の能力を忘れる 合言葉を使う
⇒○○君基準で考えよう
   
②たくさん書き出す
⇒・努力して挨拶ができるようになった
 ・最初はおどおどしていたが笑顔が増えた
 ・社内での評価がいい
 ・○○の案件では誠実な対応ができていた
   
③ 目を見てしっかりを伝える
⇒○○君!努力して挨拶ができるようになったね。前はおどおどしていて、笑顔が足りなかったけど最近は笑顔が増えて社内の評判もいいよ。○○の案件では誠実な対応もしていて評価してくれているようです。応援しているね。(相手の目をみながら)

 

練習問題2
家族や友人、同僚など、あなたの身近な人を一人決めて励ましてみましょう。

① 自分の能力を忘れる 合言葉を使う

 

②たくさん書き出す

③ 目を見てしっかりを伝える
⇒実際にはいないので頭の中でイメージしてみましょう。

解答例
① 自分の能力を忘れる 合言葉を使う
⇒子ども目線で考えよう
   
②たくさん書き出す
⇒・書ける漢字が3つ増えた
 ・ゲームを我慢できた
 ・自制心が増した
   
③ 直接伝える
⇒○○!今月は漢字が3つ増えてすごいね。漢字をたくさん知っていると、表現力があがるよね、ゲームやりたいと思うけど自制心が出てきたのかな。パパは○○のころそんなに集中力がなかったからすごいと思うなぁ…

相手目線で励まそう!

褒める力を伸ばす練習問題はいかがでしたか。難しいと感じた方もいるかもしれませんが、トレーニングを繰り返すことでだんだんと身についていきます。自分のペースで褒める力を伸ばしていきましょう。

次回は、褒める力を高める「こだわりポイント褒め」についてご紹介します。

★相手の目線に立って褒めよう!

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人間関係講座

目次

①褒める言葉-概観
②簡易診断とチェック
③「語彙力」を鍛えよう
④「ストローク」とは
⑤「過程」から始める!
⑥リフレーミングで褒め上手
⑦「相手基準」でガンガン褒める
⑧「こだわりポイント褒め」

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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