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本音と建て前がわからないは表情と声で対処しよう!

本音と建て前,わからない


本音と建て前がわからない時の対処法「表情と声」②

表情と声で相手の本音を理解しよう

コラム①では、相手の本音を読むことができない3つの原因と改善策をあげました。今回のコラムでは、相手の本音を見抜く方法の1つ目「言葉以外に注意を向ける」についてご紹介します。では、具体的に解説していきます。

言葉をストレートに受け止めない

相手の本音が読めない、意図がハッキリ掴めないという方は「言葉や会話の内容だけで判断する」という癖をがあります。例えば、

「また今度会いましょう」

と言われたら、どう思うでしょうか?言葉をストレートに受け止めてしまう場
合、

「これは好感触だぞ!」
「次、会うときは何をしようかな~」

と浮足立つことが多いでしょう。しかし、それ以降、連絡がこないと

「また今度会いましょうと言ってたのに!」

と怒りが込み上げてくるケースがあります。実際私もありました笑日本人は、本音と建て前の使い分けが激しいので、言葉をそのままの意味で捉えるとトラブルの火種をまくことにつながります。

相手の本音を理解して行動をするには、相手の言葉や文字を100%受け止めるのではなく、他の意味を推測しても考えることが重要です。では言葉以外のどの部分に相手からのメッセージが含まれているのでしょうか。

眉を観察すると「本音」が分かる

私たち心理学の専門家はカウンセリングを行うのですが、相談に来られる方の中には、自分の症状や本音を口に出すのが難しい方もいらっしゃいます。この場合、カウンセリングにおいては言葉以外の要素(非言語部分)をしっかりと読み取ることが非常に重要となります。そこで、私たちがクライアントの方から相談を受ける際に注意を向けている2つの非言語部分をお伝えします。

1つ目は、人の本音は表情筋の一つである「皺眉筋(しゅうびきん)」に表れやすいという特徴があります。眉間のシワを作っているのは、皺眉筋(しゅうびきん)と頬骨筋(きょうこつきん)という筋肉です。

この2つの表情筋は感情と直接つながっていて、無意識のうちに本音が出やすいのです。例えば、臭いに匂いを嗅いでる人をイメージしてみてください。その人はどんな表情をしていますか?おそらく、眉間にしわが寄っているはずです。このように、不快に感じる時、人は反射的に眉をひそめてしまうのです。

「皺眉筋」をコントロールするの難しい

会話の中で、相手の眉間にシワが寄っている場合、言葉をそのまま受け止めるのは危険です。いくつか例をご紹介しましょう。

例1 飲み会の席で・・・

「お酒もう一杯飲みますか?」と聞いたときに、相手が「はい!飲みます!」と答えたとしても、相手の眉間にシワがある時は、「飲み過ぎてない?」「無理しないようにね」と配慮をするかもしれません。

例2 個人的な質問をする時・・・

意中の相手と会話をするとき、もっと知りたいという気持ちから様々な質問をしたくなるかもしれません。例えば、「年齢はおいくつですか?」などプライベートな質問をしたときは、特に皺眉筋に注意を向けましょう。もし皺眉筋にシワが寄っていたりすれば、あまり答えたくない質問であることが多いです。逆に皺眉筋の緊張が緩んでいたらOKサインですね。

例3 連絡先交換で脈アリを見抜く!

恋愛ネタが重なりますが、初期の恋愛では、連絡先を交換すると思います。「連絡先を交換しませんか?」とともちかけれ、一般的には「いいですよ」と応じてくれることが多いでしょう。

しかし、この時に皺眉筋が緊張していれば、脈なしであるケースが多いです。反対に皺眉筋が緩んでいれば脈アリのサインですね。もちろん皺眉筋だけで判断するのは早計ですが、本音を読むための一つの目安にはなると思います。

「声」から相手の本音を見抜く

2つ目に、相手の本音が表れやすいところは「声のトーン」です。感情のアップダウンが明確に出る部分で、ここを意識するだけでも、各段にコミュニケーションが取りやすくなります。声のトーンを意識して、相手の本音を耳でとらえてみましょう。

・ 普段より声のトーンが上がる
⇒話題に興味があると言えるでしょう。「楽しい」「テンションが上がる」など、プラスの感情を持っています。

・普段より声のトーンが下がる
⇒話題に関心がない、ネガティブであると言えます。「悲しい」「別の話がしたい」など、マイナスの感情を持っています。

・ 声のトーンが変わらない
⇒声に抑揚があれば気にする必要はありませんが、一定のトーンが続くのであれば、飽きているか、しっかり話を聞いていない可能性があります。

もともと低い声の人、高い人もいますから、その人の普段のニュートラルな状態を観察しておくとよいでしょう。また、声のトーンが下がっても、相手の声に力を感じる時、あいづちの回数が増えれば、興味を引かれてる証拠です。さらに会話を掘り下げて、コミュニケーションを深めましょう!

本音を見抜く練習をしよう!

それではここで、表情や声から本音を知るための練習問題をやってみましょう!

練習問題
あなたはお付き合いしているパートナーに、「今度SF映画を観に行こう」とデートの提案をしました。相手は普段か映画は好きなようです。言葉では「ぜひ行きましょう」と答えてくれました。しかし、皺眉筋に力が入っていてシワが寄ってました。声のトーンも下がった状態です。

この場合、会話をどのように展開するのが好ましいでしょうか?

 

解答例
⇒「うーん、SF映画はやめて、やっぱり別の映画にしようか。どんな映画がみたい?」と、相手の見たい映画を探る

⇒「やっぱり映画は別の機会にしようか。他に行きたいところある?美味しいレストランを知っているよ」と、別のプランを提案する。

「ぜひ行きましょう!」という言葉をストレートに受け止めるのではなく、相手の声のトーンや表情から本音を推測し、相手が喜ぶアプローチを考えてみましょう。お互いに楽しめるデートになるのが理想ですね。

「表情」と「声」で本音を探ろう!

ここまでを振り返ると相手の本音を知るためには、

① 表情(特に皺眉筋)
② 声のトーンの変化

に意識を向けることが大切だとわかりました。些細な部分ですが、相手の本音につながる糸口を見つけることができます。相手の本音を汲み取って行動するためのファーストステップです。ぜひ日常生活で少しづつ意識してみてください。

次回は、相手の本音を知る方法の2つ目「先に自己開示する」についてご紹介します。

★本音を見抜くために「表情」「声」を観察しよう!

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心理学講座

*出典・参考文献
・ダイアン・M・ケネディ著,田中康雄監修, 海輪由香子訳 明石出版 ADHD と自閉症の関連がわかる本 
・同志社大学 山本恭子 自分の気持ちがあらわれる?人に気持ちを伝える? 一対人関係の中での感情表出一



表情と声で本音を見抜こう!