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振られた時に立ち直る方法「ソーシャルサポート」④

振られた時に立ち直る方法「ソーシャルサポート」④

コラム③では、振られた時の対処法「リフレーミング」について解説していきました。今回は原因の1つである「助けを求められない」を解決するためのコラムです。

振られたことについて、誰かに相談できないことには「ソーシャルサポートを活用する」ことが効果的です。成功例・思考のポイント・練習問題を交えながら紹介していきます。

振られたことを打ち明けられない

振られた出来事は恥ずかしい、茶化されてしまうなどと考えてしまい、なかなか周りに相談できない方もいます。人は自分だけでなんでも解決しようとすると、どうしても必要以上に疲れてしまったり、解決できないことがあります。

振られた時も、同じように自分一人で解決をしようとすると、克服できないケースが少なくありません。

失恋を忘れるためのソーシャルサポート活用のコツを解説

ソーシャルサポートとは?

ソーシャルサポートとは、平たく言うと「あなたの周りにある、助けてくれる物や人たち」のことを意味します。

問題を解決する時には、このようなソーシャルサポートをどんどん生かしていくことで、励まされ立ち直ることができるのです。

ソーシャルサポートで失恋から立ち直る方法を解説しています

ソーシャルサポートが受容感を高める

ソーシャルサポートが及ぼす影響について、城(2013)は以下の表のように報告しています。

失恋を立ち直る方法をソーシャルサポートから解説

この結果から、城は
「社会的自己の開示がソーシャルサポートの知覚に影響を及ぼし、ソーシャルサポートの知覚が被受容感に影響を与えていることが明らかにされた。」
と報告しています。

つまり、振られたことを打ち明けて、ソーシャルサポートを得ることによって、受容感が高まるということです。受容感が高まれば、振られたことで沈んでしまった気持ちを和らげることができます。

うまく振られたことを開示して、ソーシャルサポートを得ていきましょう。そうすることで、振られた経験から上手く立ち直ることができます。

ソーシャルサポートの活用の仕方

今回は、具体的なソーシャルサポートの3つをご紹介します。

1.情緒的サポート
共感など心理面のケアのことを指します。友達を励ましたり、悩みを聞いてあげたりするサポートがこれに当たります。振られた時であれば、家族や友人に打ち明けると情緒的サポートが得られるかもしれません。

2.情報的サポート
解決策を伝えたり、情報提供などが情報的サポートになります。先生からの学術的なアドバイス、論理的な提案を受けることを意味します。例としては、振られた場合に、すぐに立ち直れるための方法を教えてくれるなどが挙げられます。

3.道具的サポート
物理的なサポートのことを意味します。家がある、ペンを貸してくれるなどです。振られたことで泣いている時には、ハンカチを渡したり、飲みものを奢ってあげたりする行為は道具的サポートです。

このように、うまく自分に適したサポートを選んで、悩みを打ち明けていくと、多角的に問題を解決することができます。振られた時の気持ちから立ち直る時には、このように自分にあったサポートを選んでいきましょう。

練習問題で習得!失恋から立ち直る

先ほどご紹介した3つの種類を踏まえながら練習問題を進めていきましょう。

以下に「振られた場面」を挙げますので、ご紹介したサポートに当てはめてそれぞれお答えください。

練習問題
1か月前に3年間交際をしていたAさんと喧嘩をし、最終的に振られてしまいました。振り返ってみると、喧嘩の原因は自分にあったと思います。誰かに振られたことを言ったら笑われるかもしれないと思い、相談することができません。そのため、振られた時の落ち込みから立ち直りたいと考えていますが、一人で考え込んでしまい、思うようにいきません。

一人では考えても考えても解決できそうにありません。どのようなソーシャルサポートを活用すればよいのでしょうか。「情緒的サポート・情報的サポート・道具的サポート」のそれぞれについて考えてみましょう。

情緒的サポート

情報的サポート

道具的サポート

 

解答例
情緒的サポート
⇒家族や友人に振られたことを話して、気持ちを聞いてもらう。また、その人なりの考え方も聞いて参考にする。

振られたことを笑うような人とは話はせず、「この人なら打ち明けられる」と思う人に話しましょう。

情報的サポート
⇒自分と同じような原因で振られた場合について、インターネットで克服の仕方を調べる。同じような体験談などを読んで参考にする。

インターネットに書いてあることが全て正しいとは限りませんので、あくまで「参考にする」といった考えで見てみましょう。

道具的サポート・買い物、カラオケ
⇒以前から欲しかった物を親に買ってもらう、友達からアイテムを譲ってもらう、打ち込めそうなものを自分用に買う。カラオケに行って気持ちを発散させる。

お金を使いすぎるのは注意が必要ですが、いつもより奮発してもいいのではないでしょうか。

失恋場面を乗り切る方法を具体的に紹介しています

ソーシャルサポートで立ち直る!

練習問題はいかがでしたか。振られた経験からうまく立ち直ることができない…と感じてしまった時には、ソーシャルサポートを活用していきましょう。

ソーシャルサポートは、探してみると意外と身近なところに多くあります。「一人で抱え込まない」ようにするためには、どんはサポートが合うかを自分に問いかけ、活用することが大切です。

ご紹介した4つのソーシャルサポートを意識して練習を繰り返す事で、振られた体験を克服するのに問題となってしまう「悩みを打ち明けられない」状況を多角的に考えられるようになり、克服ができるとうになっていきます。

次回は、振られたコラムのまとめになります。ここまで2〜4でお伝えした内容の振り返りをしていきます。お楽しみに!

★ソーシャルサポートで振られた体験から立ち直ろう!

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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