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興味が湧くコツを解説

興味が湧くコツ「とりあえず聞く・調べる」法とは③

コラム①では興味が湧くことについて概観していきました。今回は興味が湧く方法の1つ目「とりあえず聞く・調べる法」について解説していきます。

とりあえず聞く・調べる法

知らないこと=興味が持てない

皆さんは知らない話題が出たときに、興味がない話題だ…とシャットダウンしてはいませんか。知らない話を避け続けていると、なかなか好奇心が広がっていきません。

下記の図は、人間の興味や好奇心のメカニズムを整理したものです。

理解度が「0」の場合は、何も知らないのですから、基本的には興味を持つことができません。むしろ不安感が大きくなってしまいます。

60%の理解が興味のピーク

心理学的には60%ぐらいのラインがもっとも興味が高いことが分かります。つまり、例え知らない話題でも、理解度が増えていく内にどんどん興味が持てるようになっていくのです。

そこで、知らない話題が出た時は、

「とりあえず聞いてみる」
「とりあえず調べ続けてみる」

という姿勢を心掛けると良いでしょう。この姿勢が欠けている人は、さまざまな会話のシュチュエーションで困ることになります。他人との関係性の中で興味の幅を広げらないため、視野が狭くなってしまうのです。

食わず嫌いしないで、興味がないのが当たり前だから、とりあえず情報を集めよう!という気持ちで気楽に進めていきましょう。その物事に触れる内にどんどん好奇心が高まっていきます。

動画でも解説しました♪

食わず嫌いする事例

それでは、とりあえず聞く・調べる法を事例で理解していきましょう。

登場人物①:太郎くん

食わずぎらいする性格

好奇心を高める方法

登場人物②:花子さん

とりあえず聞く・調べてみる性格

興味を高める方法

状況

・太郎くんと花子さんはサッカーに疎い会社員
・飲み会で周囲がワールドカップの話で盛り上がっている
・太郎くんと花子さんは全く話についていけない

ここで2人の対応の仕方を比較してみましょう。

①太郎くん
→サッカー興味ないしな…と考える
→全く話題に入っていけない…
→ただただ食事を続ける
→そのまま黙る
好奇心 ない

②花子さん
→そういえば今、ワールドカップやってるんだ!
→とりあえず日本は勝てそうか聞いてみよう。
 日本は今勝ててますか?
 優勝候補はどこですか?
 見どころはどんなところですか?
 とりあえず質問してみる。または調べてみる。
→実際に試合を見て、サッカーへの興味が湧く。

太郎くんと花子さんの対応に優劣は付けられませんが、後者の方が興味の幅が広がるのは確かでしょう。日ごろから視野を広げて興味を育てていきたい方は、ぜひ「とりあえず聞く」を実践してみてくださいね。

とりあえず調べる好奇心を持つ

とりあえず聞く・調べる法はいかがでしたか。

「知らない話題=興味がない」

ではなく、

「正確には知らない話題=興味があるかもしれない」

捉えることができれば、積極的に質問できるかもしれません。

知らない話題が出たら、むしろチャンスだと思って、とりあえず聞く・調べるなどの行動を起こしてみましょう。些細なことがきっかけで人生を大きく変えることになる可能性もありますよ。

次回は、「好奇心ツリー」について解説していきます。お楽しみに!

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 公認心理師
  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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*出典・参考文献
 認知的動機づけが知的興味と学習成果に及ぼす効果:[ルール・事例・例外] 構造をもつ教材による検討.黒岩督, & 中谷博視. (2012)
認知的動機づけにおける概念的葛藤の最適水準. 教育心理学研究, 20(2), 81-91.小林幸子. (1972). 
Berlyne, D. E. (1970). Novelty, complexity, and hedonic value. Attention, Perception, & Psychophysics, 8(5), 279-286.