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会話に魅力をプラスする発話スキルを解説

会話に魅力をプラス!効果・実践のコツ④

コラム③では、「感情表現法」と「自分への質問法」をご紹介しました。2つのスキルを組み合わせて会話を広げてくださいね。

今回は、「例えば-具体的には?法」を解説します。

「例えば-具体的には?法」とは?

「例えば-具体的には?法」とは、抽象的な要素をより具体的にすることで、会話に魅力をプラスしてくれる方法です。

コラム③では、「自分への質問法」を使うことで、感情表現をより豊かにする方法をご紹介しましたが、今回も感情表現をより豊かにするテクニックの1つです。

会話に魅力をプラスする「例えば-具体的には?法」とは?「例えば-具体的には?法」では、「具体的には」と「例えば」を使って魅力的な会話づくりをしていきます。

2つの例文を見てみましょう。

例文①
「好きな食べ物は何ですか?」

(好きな食べ物…と言えば

「ピザですね。サクッとした生地と具材で味が変えられるのが、ピザの魅力だな~と思います。私の場合は、作るのも好きなので生地や具材にもこだわっていますよ。」

例文②
「好きな食べ物は何ですか?」

(好きな食べ物…と言えば

「ピザですね。生地の焼き具合や具材によって風味を変えられるのが、ピザの魅力だな~と思います。私の場合、作るのも好きなので素材からこだわっていますよ。」

具体的には…)
「生地は強力粉と薄力粉をブレンドして好みのふんわり感に仕上げています。そして具材はベランダ農園で採れたハーブや野菜を使っていますよ。」

例えば…)
「「トマト」が採れる時期は生ハムやオリーブと合わせてサラダ風ピザにしています。ハーブは、ローズマリーやタイムを栽培しているので、ピザづくりには重宝しますね。」

2つの例文を読んでみていかがでしょうか。

例文①は、「と言うと」を交えて、感情を表現しています。会話に広がりがあり十分な合格点といえますが、例文②の方が、会話に魅力を感じませんか。

「例えば-具体的には?法」では、「具体的には」と「例えば」という言葉を使って、感情表現を具体的にプラスしていきます。そのため、発話に広がりがでてより魅力的になっていきます。

魅力的な会話を作るコツを解説

会話に具体例を入れるメリットとは?

「具体的には」と「例えば」を使って、感情表現をより具体的にしていくメリットはさまざまあります。

例えば、

・内容がわかりやすい
・会話の相手が感動体験できる
・発話に広がりがでる

などです。また、具体的にしていくことのプラスの効果は心理学でもわかっています。心理学では「鮮明効果法」というテクニックで理解を促すときに活用されていますよ。

例文でポイントを確認!

ここから、現実的な場面を想定した例文でご紹介していきます。これまでご紹介してきた発話スキルと組み合わせた内容となっていますので、手順も確認してみてくださいね。

今回のテーマは
「好きな乗り物」
で考えてみましょう。

・5W1H
「私は、飛行機が好きですね。空港で過ごす特別な時間と機内の食事、キャビンアテンダントの接客が楽しみです。」

・自分へ質問
(キャビンアテンダント?と言うと
「制服は見ているだけでワクワクしてきますね。制服は、旅先の情緒であふれているので、見ているだけでも旅行気分が一気に盛り上がります!」

具体的には
「ベトナム航空やシンガポール航空の制服はエキゾチックで素敵でした。機会があれば、いろいろな航空会社の飛行機にのってキャビンアテンダントの制服を見てみたいです。」

例えば、
「ドバイやブルネイの航空会社の制服は、異国情緒があふれているので飛行機での旅をより楽しませてくれそうです。」

いかがですか。「例えば-具体的には?法」の流れはイメージできましたか。

例文では「具体的には→ 例えば」の流れで発話を構成していますが、どちらか一方だけになってもOKですよ。会話の状況に合わせて使ってみてくださいね。

3つのコツで会話力を伸ばそうここで、「例えば-具体的には?法」を活用するときのポイントを3つ確認しましょう。

①「抽象的な表現」を見つけよう
抽象的なフレーズがあればチャンスです!そのフレーズを細分化して具体的にしていきましょう。

②「感情表現」を入れる
感情表現を複数入れていくと、より魅力的な構成になります。

③「体験」を伝える
自分が体験して感覚を、相手も体験できるようより具体的に表現してみましょう。

まずは実践!3つのポイントを意識して練習してみましょう!

会話をより豊かに!練習してみよう

それでは、練習問題で「例えば-具体的には?法」に取り組んでみましょう。

次の話題のテーマを元に、「5w1H・自分への質問・具体的には・例えば」で発話を作っていきましょう。

練習問題1
テーマ
「好きな食べ物」

・5W1H
→私は「   」が好きです。
 月に「    」回くらいは食べていますね。

・自分へ質問
→「   」の魅力は?と言うと
 「   」ですね。

・例えば(具体的には)

 

解答例
・5W1H
→私は「餃子」が好きです。
 月に「10」回くらいは食べていますね。

自分へ質問
→「餃子」の魅力は?と言うと
 「ご飯にも飲み物にも合う点」ですね。

例えば(具体的には)
→「白米との相性は抜群だと思います。口の中に少し多めに白米を入れて餃子とかみしめると、中から出てきた肉汁が白米と合わさった瞬間…幸せを感じますねー。

またビールとも合いますよね。ビールと食べるなら、やっぱり羽根つき餃子!バリっと焼かれた皮は食べごたえがあります。何個でも食べてしまうのが難点ですが仕事帰りのご褒美には最高です!

 

餃子。
お好きですか?
美味しいですよね(笑)
感動体験につながったらうれしいです。

さあ、つづいて2問目です。

 

練習問題2
テーマ「買い物」

・5W1H

・自分へ質問

・例えば(具体的には)

 

どうでしょうか??
がんばって作っていきましょう!

 

解答例
・5W1H
→「私は駅中にあるデパートで買い物をすることが多いですね。電車通勤なので立ち寄りやすいのがいいです。時間があれば立ち寄るようにして、セールを狙って安く買っていますよ。」

・自分へ質問
→「デパート?と言うと、トレンドがキャッチできる点は魅力ですね。」

・例えば(具体的には)
「季節ごとのファッションはもちろん、いろいろな世代ごとに流行力やカタチ、質感を確認できるので参考になりますね~。

そして、食べ物や雑貨のトレンドも見たり触れたり、食べたりできるので友だちと会話するときにも役立っています♪」

練習問題で会話のコツを知ろう

まずは練習!組み合わせが必須

「例えば-具体的には?法」を使って、魅力的な会話を作っていく手順やコツをご紹介しましたがいかがでしたか。

手順をみてお分かりだと思いますが、実際の会話を想定した場合「例えば-具体的には?法」は、他の発話スキルとの組みわせが必要です。

「5W1H発話法」+「自分への質問法」+「例えば-具体的には?法」

この3つの足し算で魅力的な会話が構成できますので、それぞれのスキルをしっかり習得できるよう、練習をしてくださいね。

次は、会話力を伸ばすスキルの1つ「繰り返し表現法」を解説します。お楽しみに!



3つのスキルを組み合わせて魅力的な発話を