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感受性が高い原因「HSP」とは?②

感受性が高い原因「HSP」とは?②

コラム①では、感受性とは何かについて概観していきました。今回からは感受性が高い人の研究事例を解説していきます。軽くおさらいすると、「①HSPと敏感な気質」「②感受性と居心地の悪さ」の2つでしたね。

今回は、「①HSPと敏感な気質」についてご紹介していきます。

感受性の高いHSPとは?

最近では、感受性が豊かである気質を持った人について、HSP(Highly Sensitive Person)といった概念が出てきています。HSPはアメリカの心理学者エイレン・N・アーロン博士が1996年に提唱した概念で、「とても敏感な人」と訳されますHSPの特徴として、以下のようなことが挙げられます。

・刺激に敏感に反応する
人間の感覚として、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚などがあります。これらの感覚が過敏である性質を持つのがHSPの特徴です。

例えば、
味覚…添加物を含む食品を受付けない
聴覚…電気のジーという音が気になって眠れない

など周りからの刺激に過剰な反応をします。

・人の影響を受けやすい
他人の気分をすぐに察知するのもHSPの特徴です。他人の気持ちに共感しやすく、相手の気持ちを読み取ることに長けています。相手への共感性が高く、感受性が豊かであるがゆえに、相手に振り回されたり、相手に過剰に同調してしまうこともあります。

・ちょっとしたことで動揺しやすい
HSPの人は繊細で刺激に敏感であるために、少しのことで動揺しやすいです。例えば、予定が急に変更になると、どうしていいかわからなくなったり、ちょっとした小さなミスでもパニックになってしまうことがあります。

ご紹介したHSPの特徴は、ほんの一部ですが「感受性が豊かである」こととも非常に関係性が高い概念です。

HSPかどうかチェック

実際に、高橋(2016)の研究では、HSPを測定する尺度の日本語版の作成が行われています。大学生374名を対象に、調査を行ったところ以下のような質問項目が抽出されました。

1.大きな音や雑然とした光景の
   ような強い刺激がわずらわしいですか?

2.一度にたくさんの事が起こって
   いると不快になりますか?

3.明るい光や強いにおい、近くのサイレンの音
   などにゾッとしやすいですか?

4.他人の気分に左右されますか? 

5.競争場面では緊張して実力を発揮できないと感じますか?

6.痛みに敏感になることがありますか? 

7.子供の頃,親や教師は
 あなたのことを「内気だ」と見ていましたか?

8.微細で繊細な香り・味・音・芸術作品などを好みますか? 

9.美術や音楽に深く感動しますか? 

10.豊かな内面生活を送っていますか?

上記の質問で該当するものが多ければ、HSPである可能性が高いです。このように、HSPの特徴としては「刺激に弱い」「感受性が高い」ことが挙げられます。

15~20%は感受性が高い

エイレン・N・アーロン博士によると、HSPはどの社会にも男女問わず15~20%の割合いるといわれています。(Aron & Aron,1997) もしかしたら、発達障害や不安障害、気分障害と診断された人の中にもHSPに当てはまる可能性があります。

こうしたHSPの原因は、5感などの感覚が過敏であることは、脳内の情報処理能力が高いためであるとしています。多くの情報が処理できることで、目や耳から入った多くの情報を認識することができるのです。しかも、後天的なものではなく、生まれつきの先天的なものとされています。

★感受性が高い人はHSPの可能性あり

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目的

①特徴・強すぎるHSPとは?
②敏感の原因「HSP」とは
③居場所感の不足が原因
④「認知療法」で拡大解釈をやめる
⑤「強みに変える」方法
⑥「目的本位」に行動する

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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引用文献・参考文献
・高橋(2016)Highly Sensitive Person Scale日本版(HSPS-J19)の作成 感情心理学研究
2016年 第23巻 第 2 号 68─77
・Aron, E. N., & Aron, A. (1997). Sensory-processing sensitivity and its relation to introversion and emotionality. Journal of Personality and Social Psychology, 73(2), 345-368.