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傾聴スキル「感情質問」は親密度も高める

傾聴力を伸ばしたい「感情質問」とは⑪

コラム⑩では、「①言葉を使った傾聴スキル」から、5W質問をご紹介しました。5つの項目に沿うだけで返す文章を考えることができる便利な傾聴スキルでしたね。他の傾聴スキルと上手に組み合わせて、聴き上手を目指していきましょう。

「①言葉を使った傾聴スキル」の10回目の今回は「感情質問」を解説していきます。

感情質問とは?

感情質問は、傾聴コラム⑩でご紹介した5W質問にプラスの感情を加えて質問する傾聴スキルです。

5W質問を改めて確認しましょう。次の5つの項目でしたね。

時間(When) 
人   (Who) 
場所(Where) 
特徴(What) 
きっかけ(Why) 

これに対して、感情質問は情報ではなくプラスの感情言葉を付加します。プラスの感情言葉とは、

例えば、

・美味しい・楽しい・うれしい
・おすすめ・面白い・感動
・充実する・素晴らしい・美しい

・ドキドキ・ワクワク・最高の
・心地よい・優しい・かわいい
・魅力的・夢中になる・すごい

などのプラスの感情表現を表した言葉です。プラス感情言葉が傾聴力アップのカギそれでは、例文を見ていきましょう。会話の相手が
「私は愛知県の出身です。」
と言ったとします。5W質問で返す場合は、次のようになりました。

時間(When) 
「東京にはいつごろ越してみえましたか?」
人   (Who) 
愛知県にお住いの方の方言や特徴ってありますか?
場所(Where)
「愛知県のどのあたりのご出身ですか?」
 特徴(What)
「ご出身地域の有名なところがあれば教えてください。」
 きっかけ(Why) 
「東京に越されたきかっけはなんですか?」

プラスの感情言葉で作ってみると次のようになります。

「新生活は、ワクワクしますか?」

「愛知県と東京都との違いで面白い部分はありますか?」

このように感情質問では、相手の感情に焦点をあてて、質問を考えていきます。なお相手の発話によっては、プラスの感情質問が難しいケースもあると思います。状況に応じて使ってくださいね。

傾聴スキルの魅力を知ろう!

感情質問は、相手の感情(=内側)に焦点を当てるため、相手との距離をグッと近づける効果が期待できます。

・相手との距離を近くしたい!
・親密度を高めたい!

こんな時におすすめの傾聴スキルですね。

傾聴スキル「感情質問」の魅力を解説

例文を感情質問のコツをチェック!!

感情質問について理解を深めるため、もう少し例文をみていきましょう。まずは例文Aと例文Bを読んてみてくださいね。

例文A
「○○さんの腕時計はとてもユニークなデザインですね。ブランド品ですか?」

「いえ違います。新人アーティストさんの作品で、1点ものでとても個性的だったので思わず購入してしまいました」

 

例文B
「○○さんの腕時計はとてもユニークなデザインですね。どのあたりに惹かれたんですか?」

「私は腕時計がとても好きで、ブランド問わず自分が素敵だ!と思えば購入しています。文字の位置が特徴的な点と文字盤に動きがる点ですね。次はどんな動きをするんだろう?ワクワクした気持ちでずっと見ていたくなります。」

いかがでしょうか。例文Aと例文Bそれぞれにどんな印象を持ちましたか。どちらも会話はスムーズにできているように思います例文Aは情報だけ、例文Bは、感情を聞いているのが特徴ですね。たまには例文Bのように質問に感情を入れてみるとより親密度が上がるでしょう。

気持ちが深まる傾聴スキルを紹介

練習問題にチャレンジしよう!

それではここからは、練習問題で感情質問のコツを見ていきましょう。

練習問題1
「金曜日の夜ごはんは、焼肉と決めています!」

①5W質問を3つ作ってみましょう。


②プラス感情質問3つ作りましょう。


 

考えてみてくださいね!

 

 

解答例
①5W質問
・誰と一緒に食べて行くんですか?
・どこのあたりのお店にいきますか?
・毎週金曜日に行くことにしたきかっけは?

②感情質問
お気入りの部位はどこですか?
おすすめの食べ方とかありますか?
最高!と思ったお店はどこですか?

 

練習問題2
「今度、大好きなUSJにまた行くことになりました!」

①5W質問を3つ作ってみましょう。


②プラス感情質問3つ作りましょう。


 

考えてみてくださいね!

解答例
①5W質問
・誰といかれるんですか?
・いつ頃行かれるんですか?
・USJの魅力は?

②感情質問
楽しみにしているアトラクションは?
おすすめのアトラクションはありますか?
楽しみ方のコツがあればぜひ教えてください?

 

注意点も?!傾聴力に自信をつけよう

感情質問は、5W質問と同じく連発はNG!繰返し利用すると、マイナスの印象を与えてしまうことがあるため注意が必要です。

これまでご紹介してきた、オウム返しや自己開示などの傾聴スキルと組み合わせながら使うのがおすすめですね。

また、プラス感情の言葉を幅広く知ることも大切です。語彙力が豊かになるよう、本を読むなど日常生活に語彙を増やすアイデアを盛り込んでみてください。

ここまで、傾聴コラムにお付き合いいただきありがとうございます!

ご紹介した具体的な傾聴スキルを繰り返し練習し実践する中で、傾聴力を伸ばしてコミュニケーション能力に自信をつけてくださいね。

次は、「間の取り方」をご紹介します。引き続き傾聴力をUPさせていきましょう。

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