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傾聴と間の取り方

傾聴力が高い人は「間」の取り方がうまい⑫

コラム⑪では、「①言葉を使った傾聴スキル」から、感情質問をご紹介しました。相手の感情に焦点をあてた言葉をプラスして相手との距離を深めていきましょう。

今回は「傾聴と間の取り方」を解説していきます。

「間」を取って聴く

会話をしているときに「間」が空いてしまうと、気まずい気持ちから焦って話しをする人も多いと思います。

傾聴では、間の取り方がとても重要です。

間の取り方が適切でないと、相手が会話にストレスを感じるため、良好なコミュニケーションが図れません。

例えば、
「好きな旅行先はどこですが?」と質問する場合

間が上手に取れない人は、
相手がう~んと考えている時にすぐに次の質問をしてしまうような感じになります。

次のような感じですね。

聴き手「好きな旅行先はどこですか?」
相 手「う~ん・・・(1秒)」
聴き手「あまりいかない感じですか?
    では地元にはおでかけしますか?」

このような会話では、相手は質問責めにあっているような気持ちになり疲れてしまいますよね。

一方、
間が上手にとれる人

聴き手「好きな旅行先はどこですか?」
相 手「う~ん・・・(3秒)」
聴き手「意外と悩んじゃいますよね~(3秒)」
相 手「う~ん・・・(3秒)
    あ!そういえば3年前に温泉に行きました」

このような会話なら、しっかり考えて話ができそうですね。間が上手に取れる人は、じっくり相手の話を聞くことができるのです。

これが「間」の効果ですね。

傾聴スキル「感情質問」の魅力を解説

ゆったりしたコミュニケーションを

「間」が空くと不安になるかもしれません。しかし、間を恐れて会話をすると、忙しく落ち着かない会話になってしまいます。

傾聴する時は、やつぎばやに会話をするのではなくゆったり聴くように心がけましょう。傾聴で適切な間をとることができると、会話に深い理解ができるようになりますよ。

特に感情的な話題や質問をしているときには、相手の気持ちに寄り添うようにしてみてください。自然な間が生まれ、会話を互いにゆっくり味わえると思いますよ。

注意!初対面の長い沈黙

会話にゆとりを持たせてくれる「間」ですが、初対面での会話に長い「間」が続く場合は注意が必要です。

あまり間が空きすぎると、相手に興味が無いよう取られてしまうため、ある程度会話ができるよう話す姿勢を持つことが大切になります。

傾聴コラムでお伝えしてきた、オウム返しや肯定返し、自己開示などを使いながらたくさん話すことで、会話にボリュームがでて自然と楽しくなってくると思いますよ。

ちなみに相手と知り合って間もないころは、お互への質問が多くなりがちですが会話が途切れ途切れになってしまうこともあるため、これまで学んできた知識を取り入れて自然な会話を心がけてくださいね。

傾聴力を間の取り方で伸ばそう

専門家の講義を受けたい方へ

最後に、これまで「傾聴」コラムにお付き合いしていただき、ありがとうございました!まずは、ご紹介した傾聴スキルをトレーニングしてみてください。

そして、専門家から直接学びたい!という方は良かったら私たち臨床心理士・精神保健福祉士が開催している、コミュニケーション教室への参加をおススメしています。

コラムだけでは伝えきれない知識や実践的なワークを進めていますよ。みなさんのコミュニケーション能力が向上するよう、講師も一緒に頑張ります!よかったらいらっしゃってくださいね(^^)

人間関係講座



ゆったりした会話は間の取り方で決まる