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犬猿の仲の意味や問題、仲直りする3つの方法

犬猿の仲の意味や問題・仲直りする3つの方法

はじめまして!精神保健福祉士の川島です。私は現在、私は現在、こちらの初学者向けコミュニケーション講座の講師をしています。コラムを読んで興味を持っていただいたら、是非お待ちしています。

今回は「犬猿の仲」についてお話していきます。目次は以下の通りです。

  • 犬猿の仲の意味と由来
  • 仲直りできない問題
  • 一番多い喧嘩の解決策とは
  • 喧嘩後の対応4つのタイプ
  • 3つの方法で良好な関係を  

それでは早速心理学の研究を紹介しながら解説させて頂きます。

犬猿の仲とは?意味・由来

犬猿の仲(けんえんのなか)とは、会えば必ず喧嘩をしてしまうような非常に仲が悪い関係です。互いに敵視していたり、絶対に分かり合えないといった人間関係も犬猿の仲と言います。犬猿の仲の由来は諸説ありますが、犬と猿との性質が相反することや、狩猟の際「犬と猿の仲が非常に悪い」と思われたことなどから使われれる様になりました。

犬猿の仲

犬猿の仲のような関係だと喧嘩が絶えなかったり、仲直りできない関係が長引いてしまいます。本来であれば人間関係を修復することが大切ですが、友人や恋愛相手をリセットする癖がついてしまっている人もいます。人間関係リセット癖をつけると対人関係でさまざまな問題を引き起こすため注意が必要です。

犬猿の仲が修復できない問題

犬猿の仲が修復できず、人間関係のリセット癖から交友関係が少なくなると、悲観的になる可能性が高くなることが、心理学の研究で示されています。

以下は、「希望」と「友人の数」を分析した国の統計(我が国と諸外国の若者の意識に関する調査)から引用した図です。友人が多いほど将来に希望を持っていることが分かりますね。

仲直りできない問題について解説

この結果から、犬猿の仲を修復せず人間関係をリセットしてしまうと、対人関係や将来について悲観的になりやすいといえます。また人間関係が少なくなることで、相談する機会や周囲に助けを求める機会が減り、孤独な状況から大きなストレスを抱いてしまうのです。

つまり犬猿の仲が修復しないことは、対人関係が減りメンタルヘルスにマイナスの影響をを与える可能性が高くなってしまいます。

喧嘩の解決策一番多い方法は?

永遠の愛を誓った夫婦とはいえ、喧嘩によって犬猿の仲になり離婚をしてしまう事もあります。親しい中だからこそ、しっかりと仲直りをして犬猿の仲にならないようにしたいですね。

以下は、夫婦喧嘩の仲直りの方法をまとめたグラフです。夫婦喧嘩の仲直りの方法として一番多いのは「謝罪」でした。そして「妥協(あきらめ)」「何もしない、普通通り」という仲直りの方法が多いことが分かりますね。

夫婦喧嘩の解決策のグラフ

この結果から、謝罪しても相手が受け入れてくれない場合は、無理に仲直りを目指さず、時間をおいて関係修復を目指すことも親しい間柄で犬猿の仲を作らないための有効な方法と言えそうです。

喧嘩後の対応4つのタイプ

だれかと喧嘩をした時の対応は大きく分けて4つのタイプに分けられます。対応次第で犬猿の仲を回避することもできますからチェックしてみてくださいね。

・決めつけ別れタイプ
喧嘩をした相手とは早い段階で関係修復が不可能と考え諦めて関係修復をしないタイプです。犬猿の仲の人が多いかもしれませんね。簡単に関係をリセットしてしまうとリセットすることが癖になってしまいます。暴力、暴言など決定的な理由であればもちろん離れるという選択は正しいでしょう。しかし一般常識的にそこまで、重大な価値観の相違でなければ少し粘ってみたいものですね。

・話し合い別れタイプ
喧嘩をした相手とは話し合いをした後、喧嘩別れをするタイプです。犬猿の仲の人が多いかもしれませんね。話し会いをしたとはいえ、喧嘩別れは後味が悪いですね。お互いの主張を認め合った上で、円満に別れたいものです。

・話し合い円満別れタイプ
喧嘩した相手と話し合いをした後に納得して別れるタイプです。互いにしっかり気持ちを伝え話し合ったうえで、納得してお別れするケースですから、ある程度割切りができると思いまし、時期が来たら関係修復ができる可能性も残せます。犬猿の仲の人は少ない可能性が高いでしょう。

・話し合って仲直りタイプ
喧嘩した相手と話し合って仲直りができるタイプです。犬猿の仲の人は少ないでしょう。お互いの価値観をすり合わせ、納得した上で価値観の違いを乗り越えることができます。互いに歩み寄って助け合う事で互いの関係をより深めることもできます。

犬猿の仲を回避する

対人関係で犬猿の仲を作らないためには、「話し合って仲直りタイプ」を目指したいですね。互いの意見や考えの違いを乗り越えてより良い関係を作っていきましょう。

犬猿の仲になった人と仲直りする方法

ここでは犬猿の仲になった人と仲直りする具体的な方法をご紹介します。全部読むのは大変なので、当てはまる項目についてリンク先をチェックしてみてくださいね♪

①価値観の違いを乗り越える

・価値観の違い
犬猿の仲になる原因の一つとして「価値観の違い」があります。人にはそれぞれ異なる価値観があります。夫婦やカップル、どんなに仲がよい仲間でも価値観が100%合うことはないでしょう。

犬猿の仲ともなれば、価値観には大きな開きがあるかもしれません。自分の価値観を無理に押し付けないことが、犬猿の仲になった人と、仲直りするポイントとなります。

・互いに歩み寄ろう
犬猿の仲になった人との価値観の違いに気づけたら歩み寄る気持ちを持ちましょう。自分の価値観を押し付けたり、相手の価値観を変えようとしたり否定するのはNGです。互いの違いを認めて理解する気持ちも持つことで、仲直りのきかっけが見えてくるでしょう。

相手に価値観を押し付けてしまう・・・という方は、仲直りコラム②の解説をチェックしてくださいね。

②関係修復は段階的に

・相手への不信感→回避行動
犬猿の仲になった人への不信感から、仲直りできないこともあります。言い争いや喧嘩がつづくと、相手への不信感が強くなり、相手と関わることを避けてしまいがちです。犬猿の中になった人への関わる場面を、自ら避けてしまう行動が増えてしまう人は注意が必要です。相手との関係を少しづつでも修復できるよう努力することが大切です。

・関係修復はゆっくりでOK
犬猿の仲になった人への不信感から仲直りができない場合は、不信感をゆるめつつ徐々に相手との関係を修復していく事が有効です。関係修復の方法はいろいろありますが、本コラムでは、段階的に実行するなかで関係改善を図る「不安階層表」を紹介します。

犬猿の仲の人を避けてしまう・・・と感じる方は、仲直りコラム③を参考にしてみてくださいね。

③アサーティブな伝え方をしよう

・冷たい言い方は注意
犬猿の仲になるとちょっとした言い方が原因で喧嘩になることがあります。いつも不快な雰囲気になりがち…、ついつい冷たい言い方をしてしまうなどの場合は、言い方そのものに相手がカチンとなり争いになっているのかもしれません。このような喧嘩は、家族やパートナー、親しい友人との間で起きやすい傾向があります。人間関係の中でも特に大切な関係が、犬猿の仲になってしまっては大変悲しい事です。しっかりと対策をしましょう。

・自他自尊の自己主張を
犬猿の仲になる前に、良好なコミュニケーションを目指して、自他自尊の自己主張「アサーション」を取り入れていきましょう。アサーションは、自分の欲求や感情を上手に伝える事ができるようになります。また相手を非難することがなくなるため、冷たい言い方を減らすことができます。

自分の言い方で喧嘩になることがある・・・という方は、仲直りコラム④をチェックしてくださいね。

犬猿の仲は3つの方法で仲直り

犬猿の仲は徐々に関係修復を

今回は「犬猿の仲」をテーマに、犬猿の仲が修復できない問題や喧嘩になってしまう原因、そして仲直りの方法についてご紹介しました。

本コラムでは、犬猿の仲になりやすい原因として「価値観の違い」「相手への不信感」「冷たい言い方」の3つを挙げました。自分に当てはまる原因の解決策からまずは実践してみてくださいね。争いの絶えない犬猿の仲も解決策を意識することで、徐々に関係修復が目指せます。

★人間関係のリセットは注意!犬猿の仲は徐々に関係修復を

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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*出典・参考文献
高橋,誠; 森本,哲介 学校教育学研究論集(26): 29-39 2012
川島(2013)「Yahoo!知恵袋」に見る夫婦間葛藤解決方略 千葉大学教育学部研究紀要 第61巻 185~191頁