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共感力を高める方法!事例を元にコツを知ろう

共感力


共感力を高める方法とカウンセリング事例を紹介!人間関係を良好にしよう②

共感力を高める方法を知ろう

コラム①では、共感力が欠如する4つの原因とその対処法をあげました。共感力を高める方法は「①(いったん)相手になってみる法」「②共感が伝わるスキルを身に付ける」「③「感情」と「考え方」を分けて共感」「④程よい距離感で共感する」でしたね。今回は、共感力を高める方法の1つ「①「いったん」相手になってみる法」をご紹介します。

自分と他人はそこまで変わらない

もしあなたが、共感力が低いと感じているなら、次の方法を試してみてください。それは「(いったん)相手になってみる」ということです。具体的には「自分も同じ状況になれば、同じ失敗をするかもしれない」など、いったん相手の悩みや状況をゼロから想像してみるのです。そのとき、自分の価値観はいったん忘れてください。

コラム①でお伝えした通り、共感とは相手と全く同じ気持ちにならなくても良いのです。「いったん」というのがポイントで、全部理解しよう!ではなく、あくまでも「私は私だけど、いったん相手になってみよう」これでOKです。抽象的で少しイメージしにくいかもしれませんね。ここで、共感するのが苦手という悩みを改善したAさんについてご紹介させていただきます。

共感力と自己愛

自己愛が強く仕事に厳しすぎるAさん

カウンセリングにいらっしゃったAさんには、ある悩みがありました。Aさんは管理職でした。仕事は素早く丁寧で、有能です。しかし、周囲とぶつかる癖がありました。

「こんな簡単なこともできないの?」
「俺(私)ならこんなミスしないよ」

と、相手を見下したような発言をすることも多かったため、結果的に部下の信頼を失い、管理職としての評価がガタ落ちになってしまいました。このAさん・・・非常に頑固で、自分が正しい!という結論からなかなか抜け出すことができませんでした。

共感力を高めた事例

Aさんは苦しみながらも、カウンセリングで自分自身と向き合いました。その過程で、いったん自分の立場を脇に置いて、相手の立場になって考え方たのです。その結果、

自分も同じ状況になれば、わからないことがあるかもしれない

自分も同じ状況になれば、失敗することがあるかもしれない

とAさんは考えました。相手の状況を理解できたAさんは、実際の現場で頭ごなしに怒ることがなくなり、

「○○がわからなかったんだね。自分や他の人にもあるかもしれないよ。」
「失敗は誰にでもあるよ。」

と相手の気持ちに配慮できるようになったのです。このようにAさんは頭ごなしに怒るという姿勢が改善され、部下との関係が定着・安定した段階で、カウンセリングを卒業されました。

共感力は焦らずゆっくり高める

考え方を改善したAさんの例はいかがでしたか。「すぐに修正して改善」とはなかなかいきません。相手に共感する言葉がけは、一朝一夕でできることではないのです。人の気持ちを察して共感を示すには、地道な努力が必要です。焦らずゆっくり、チャレンジしてくださいね(^^)

次回は、共感力を高める方法の2つ目「共感が伝わるスキルを身に付ける」についてご紹介します。

★自分勝手な考え方を改善して共感力を高めよう

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人間関係講座

*出典・参考文献
・『パーソナリティ障害とむきあう―社会・文化現象と精神科臨床』林 直樹,日本評論社(2007)
・『人格障害の臨床評価と治療』林直樹,金剛出版(2002)
・共感性と他者意識に関する研究 矯正協会附属中央研究所紀要第15号



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