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共感力を高めるコツ!

共感力を人間関係に活かす「励ましのテクニック」⑨

コラム①では共感力について概観していきました。共感力のトレーニング法としては、「①基本のオウム返し」「②感情の明確化」「③質問の作り方」「④非言語の読み取り」「⑤いったん相手になる」「⑥考え方を発見⇒共感法」「⑦励まし方のコツ」の7つでしたね。

今回は、「⑦励まし方のコツ」について解説していきます。

共感力を高める4つの方法

共感を示す励まし方

相手を励ますことで共感を示すには「リフレーミング」について学習することが大切です。心理療法の1つである解決志向アプローチ(Solution Focused Approach:SFA)や家族療法によって頻繁に活用される技法です。自分自身の悩みの改善に役立てることができます。ぜひ使っていきましょう。

今回はリフレーミングのテクニックのうち代表的な2つの方法をご紹介します。

1.性格リフレーミング
「相手の性格をポジティブに変換して励ます」のが性格リフレーミングです。悩みを抱えている人は、自分の性格や内面に自信が持てなくなっていることがあります。ただ、どんなに悪い性格は捉え方を変えれば、いくらでも強みにすることができます。

例えば、「口下手」というコンプレックスは「聞き上手、謙虚、話し手を遮らない」などの長所があります。自信がない時は誰でも、「自分を励ましてほしい、そんなことないよと言ってほしい」と思っていることが多いのでチャンスだと思って共感を示してあげましょう。

2.状況リフレーミング
「○○な状況よりかはマシだと思うよ」と励ますのが状況リフレーミングになります。性格ではなく、ネガティブな状況に陥っていて悩みを抱える人も多くいます。この時、相手は「今の状況は最悪だ」と考えているケースが多いですが、見つけようと思えば、それよりも最悪な状況はいくらでも出てくることがほとんどです。

例えば、「スマホが破損して楽しみしていたLIVEを見にいけなかったんだ・・・」と落ち込んでいる人がいるとします。ここで、「でも仕事で絶対に休めない日じゃなくて良かったよね」と相手を励ましていきます。もっとひどい状態があることを相手に伝えることは、共感を示すことにつながります。”落ち込んでいる”相手を励ます行為は共感力ナシではできないでしょう。

練習問題

それでは、リフレーミングと自己開示を使って相手に共感を示す練習問題に取り組んで見ましょう。以下に悩みをもらした人の例を挙げていきますので、励まし方をそれぞれ考えてみてください。

問題1

以前は飲み会に出ていかなかったのですが、最近は頑張って誘われたら出るようにしています。ですが、実際出てみるといつも孤立気味になります。周りが楽しそうに話していると私だけ話せないという気持ちになって寂しいです。もっと話せるようになって友達を増やしたいです。

性格リフレーミング
⇒「でも、上手く聞き役になれてるってことじゃない」

状況リフレーミング
⇒「気合いを入れて望んだ合コンじゃなくてよかったね」

問題2

僕はいつも人から暗いと言われるのです。昔からまじめだね。と言われてきました。いつも考え事ばかりしてしまいます。この前も、週1回の会議で真面目な話ばかりをしてしまい、場を固くしてしまいました。もうちょっとフランクに話せるようになりたいと落ち込んでいます。

性格リフレーミング

状況リフレーミング

 

解答例

問題1

性格リフレーミング
⇒「でも、上手く聞き役になれてるってことじゃない」

状況リフレーミング
⇒「気合いを入れて望んだ合コンじゃなくてよかったね」

 

問題2

性格リフレーミング
⇒「暗いってことは、深く物事を考えられるので、
  会議では重宝されていると思うよ」 

状況リフレーミング
⇒「プレゼンやスピーチの時じゃなくてよかったね」

共感力を高める方法

共感は「励まし」が大切

練習問題をやってみていかがでしたか。相手の励まし方のポイントは少しおわかりいただけましたか?落ち込んでいる相手に対して励ましの言葉をかけることで、共感を示すことができます。もし周囲に悩みを抱えている人がいたら、それは共感のチャンスです。ぜひ、相手の気持ちを理解してサポートできるようにトレーニングしていきましょう。

★共感は「リフレーミング」が大切

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目次

①共感力を高める方法-概観
②共感力簡易診断でチェック
③「オウム返しの基本」
④テクニック「感情の明確化」
⑤共感を示す「質問の作り方」
⑥「非言語の読み取り」
⑦「いったん相手になる法」
⑧「考え方を発見⇒共感法」
⑨「励ましのテクニック」
⑩高めるテクニック「自己開示」

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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