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嘘をつく人の心理学!

嘘をつく人


嘘をつく人の心理学!「表情と声」から見抜く②

コラム①では、嘘をつく人と上手くいかない3つの原因と解決法をご紹介しました。今回は、嘘をつく人との付き合い方の1つ目「言葉以外に目を向ける」についてご紹介します。それでは具体的に見ていきましょう。

嘘をつく人に振り回されないコツ

上手い話に騙されてしまう、相手の意見をすぐ鵜呑みにしてしまう人は「話しの内容に目を向けすぎている」可能性があります。例えば、あなたの彼氏(彼女)が、

「浮気なんかするわけないよ」

と話していても、相手の表情やしぐさに緊張が見られる場合は注意が必要です。この時、言葉通りに捉えると確かに安心して付き合うことができます。しかし、本当に浮気をされた時には、「こんは嘘をつく人だったなんて!」と相手を信頼していた分だけショックを受けてしまうでしょう。もし、早めに見抜いて話し合いをすることができれば、結果は変わるかもしれなません。

そこで、相手の話しの内容と表情やしぐさにズレを感じる時は、意識して言葉以外の部分を観察することが大切です。嘘をつく人を見抜くには、言葉の意味を100%受け止めるのではなく、その裏側の意味を推測しても考えることが重要です。では具体的には、言葉以外のどこに相手からのメッセージが現れるのでしょうか。

嘘をつく人は「眉」で分かる

私たち心理学の専門家の元にカウンセリングにいらっしゃる方の中には、自分の症状や本心を言えない方もいらっしゃいます。この場合、カウンセリングの際に言葉以外の要素(非言語部分)をしっかりと察することが非常に重要となります。もちろん、カウンセリング以外に「嘘をつく人」を見抜く際にも活用できるテクニックです。

そこで、相手の本心が現れやすい2つの非言語部分をご紹介します。

1つ目は、表情筋の1つである「皺眉筋(しゅうびきん)」です。眉間のシワを作っているのは、皺眉筋(しゅうびきん)と頬骨筋(きょうこつきん)という筋肉です。眉を見ると嘘をつく人を見抜きやすいと言われています。

この2つの表情筋は感情とダイレクトにつながっているため、嘘をつく人は話しの内容と表情が一致していないことが多いです。例えば、腕を少し強めにつねって、自分の眉に意識を向けて見てください。

おそらく、無意識に眉に力が入ることがわかるはずです。痛みを感じた時に周りに「大丈夫だから、心配しないで」と言う人が多いですが、この時、眉に力が入っていれば大丈夫ではないことがほとんどです。このように、善意の嘘をつく人を見抜いて、相手の本心に寄り添う際にも活用することができます。

「皺眉筋」は嘘をつかない

そのため、相手の眉間にシワが寄っている場合は、言葉や話の内容をストレートに捉えるのは危険です。いくつか例をご紹介しましょう。

例1 友人を誘った時・・・

「今週の日曜、キャンプ行かない?」と友人を誘った時、「ごめん、予定があって…」と答えたとしても、相手の眉間にシワが寄っている場合は本当に予定があるのではなく、「行きたくない」と思っている可能性が高いです。

図1:眉間にシワがよっている表情と吹き出しで「ごめん、予定があって・・・」と嘘をついているイメージ

 

例2 パートナーの話しが嘘っぽい時・・・

もし、あなたのパートナーに浮気の疑いがあり、少し圧力をかけた時に「よく覚えていない」「仕事が忙しくて、早く帰れない」などと言っている場合、眉を確認して見ましょう。皺眉筋に力が入っていれば図星である可能性が高いです。

浮気を指摘された時、本当にやってないのであれば「驚きの表情」が出て、眉が上がるはずです。「何もしていないのに、なぜ?」という気持ちが先に立つからです。一方で、図星をつかれた時は、追い詰められたことによる焦りから「怒りの表情」が出ることが多いです。そのため、眉の力が入ってしまうのです。

図2:「驚きの表情」と「怒りの表情」の比較、驚き=目を見開いて、口も開き、眉が上がっている。怒り=目つきが鋭くなり、口はキュッと閉じて、眉に力が入っている。

 

例3 部下に仕事を振った時・・・

職場で部下に少し複雑な仕事をお願いした時は、特に相手の表情を見ておくことが大切です。「わかりました!」と言っていても、もし皺眉筋にシワがある場合には、実際に進め方がわかってないことが良くあります。

 

このように、嘘をつく人は眉に緊張が走っていることが多いです。もちろん皺眉筋だけで判断するの、早とちりですが、相手の心のうちを読み取る一つの目安にはなると思います。

嘘つく人は「声」で見抜く

2つ目に、相手の本音が出やすいところは「声のトーン」です。感情の揺れが明確に出る場所で、ここに注目するだけでも、嘘をつく人を見抜けるようになります。声のトーンの高低に意識を向けて、話しの内容と比較することが大切です。

・ 声のトーンが高い
⇒「やめておいた方が良い」などマイナスな内容の言葉を投げかけられても、声のトーンが上がっていればやってもOKと考えている可能性があります。

・声のトーン低い
⇒「絶対もうかるから・・・」といったポジティブな表現も、声のトーン下がっていれば裏のある話であることが多いです。

・ 声のトーンに変化がない
⇒声に抑揚があれば問題はありませんが、嘘をつく人は話す時に極端に一定のトーンが続くことがあります。

もともと低い声の人、高い人がいますので、相手の普段のトーンを知っておくことが大切です。また、仮に声のトーンが下がっていても、あいづちの回数が増えていれば、興味がある証拠です。嘘をつく人と接する時は、話しの内容よりも声のトーンを見ていくと良いでしょう。

嘘をつく人を見抜く練習をしよう!

それではここで、嘘をつく人を見抜くための練習問題をやってみましょう!

練習問題1
あなたは友人に「SF映画を観に行こう」と遊びに誘いました。すると相手に「ごめん、その日は仕事で」と断られてしまいました。しかし、皺眉筋が緊張していてシワが見られました。声のトーンは一定に感じられました。

さて、相手は嘘をついている可能性が高いでしょうか?また、どのように対応すると良いでしょうか。

 

*解答例

⇒嘘である可能性が高い。
「もう少し普段の会話を増やして信頼関係を深めよう」「また、映画以外のプランで誘ってみよう」

皺眉筋に緊張が見られ、声のトーンが一定の場合は、相手が誘いを”嫌がっている”と考えられます。この場合、相手との関係が十分でないか、映画にはいきたくないと推測することができます。

「表情」と「声」で嘘が分かる

ここまでをまとめると嘘をつく人を見抜くためには、

① 表情(特に皺眉筋)
② 声のトーン

を観察することが大切だとわかりました。相手の微々たる変化に気づくことで、嘘をつく人を見抜く糸口を掴むことができます。本音を察して行動するための最初の1歩です。ぜひ日常生活でトレーニングしてみてください。

次回は、相手の嘘をつく人を見抜く方法の2つ目「先に自己開示する」についてご紹介します。

★嘘をつく人を見抜くには「表情」「声」に着目しよう!

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「表情と声」をイラストを基に解説