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その気にさせる方法とは?「ブリーフセラピー」の使える探し

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その気にさせる方法「ブリーフセラピー」使える探しとは④

「使える」探しとは?

コラム②③では、その気にさせる方法としてブリーフセラピーの3本柱の1本目の「もしも」探しをみてきました。今回は、その2本目、「使える」探しについて具体的にみていきます。

「使える」と聞くと、「ミッションインポッシブル」のトム・クルーズがつい思い浮かびます。彼は、捕らえられて敵のアジトでつるし上げを食らい、大ピンチになりますが、持ち前の機転と身体能力を生かして、敵の武器を奪って反撃します。これは、彼の機転と身体能力に加えて、敵の武器を使うことで状況を打開しています。

「使える」探しは、ブリーフセラピーでは「リソース」(資質、資源)に当てはまりますが、小難しい説明はまたまた置いときましょう。

特にうまく行っていない時の弱った私たちは、マイナス思考になり、ついつい「ないもの」ばかりに目が向きます。「あれもない、これもない」のないない尽くしです。そうではなく、そういう時こそ、トムのようにその場(状況)にある何かや誰かを工夫して生かすこと、つまりあえて「あるもの」に目を向け、「使える」ものは何でも使って、うまく行く状況を模索することです。

 

3つの質問で使えるものを探そう!

その気にさえる3つのクエスチョンそれでは、使えるものを探すのに効果的な3つの質問をご紹介します。

①「使える相手」探し!味方を見つける
まず1つ目は、「使える相手」探しです。これは周りの家族、友人、職場関係者などの社会的ネットワーク(外的リソース)についての問いかけです。「立っている者は親でも使え」という精神です。

例えば、こう考えてみてください。

「人前でもっとうまく話すために、周りのどんな人が利用できそう?」

みなさんは、何を思い付きましたか?

「友人といっしょにいる時は心強くてもっとうまく話せる」

「このダイレクトコミュニケーションの話し方教室で仲間とトレーニングすることができる」

などがあげられるでしょうか?このように、「使える相手」探しという視点で、周りを見渡すと、そのプラス面にもっと気付けるようになっていきます。さらには、相手のマイナス面も別の視点で見れば、プラス面となることに気付き、物事の二面性が見えてきます。

ちなみに、ものごとにはマイナス面だけじゃなくてプラス面もあるという二面性に鋭くなる取り組みとして、とにかくほめまくること(コンプリメント)があります。ちょうどフェイスブックの「いいね」を押して回るようにです。

これは、一般的なコミュニケーションでのお世辞ととらえがちですが、違いがあります。お世辞は相手に気に入られたり仲良くなるのが目的です。一方、「使える相手」探しでほめるのは、相手の良さ、特に利用価値を見いだすのが目的だということです。

②「使える自分」探し!武器を見つける
2つ目は、「使える自分」探しです。これは自分の知識、経験、能力、好み、キャラ(パーソナリティ)などの良さや強み(内的リソース)についての問いかけです。つまり、自分の持っているものです。

例えば、こう考えてみてください。

「白馬の王子様(または白雪姫)に近付くとしたら自分のどんな武器(良さ)が使えそう?」

みなさんは、何を思い付きましたか? 

「自分は気遣いはあるかな」
「家電に詳しいから助けてあげられる」

などあがるでしょうか? この質問方法のポイントは、「自分の良さはある?」とは問わず、「自分のどの良さを使う?」と問うています。

つまり、自分の良さは「あること」前提で質問していることです。それでも「いやいや、自分の欠点は探せても、自分の良さは探せない」というふうに思った人はいますでしょうか?そんなことはありません。さきほどの物事の二面性に鋭くなれば、どんな欠点も、それは特徴であり、同時に良さにもなりえます。

また、相手は自分を映す鏡です。相手の良さにどんどん気付けるようになっていけば、そういう新しい思考回路がつながり、自分の良さにもどんどん気付けるようになります。例えば、「気にしすぎ」という特徴も、視点を変えれば「分析能力が高い」と言えます。

③「使える状況」探し!チャンスを見つける
最後3つ目は、「使える状況」探しです。これは、うまく行っていない今の状況ではなく、うまく行っていたかつての状況に目を向ける問いかけです(例外の発見)。

例えば、こう考えてみてください。

「今はついつい食べ過ぎてしまうけど、今まで食べ過ぎなかったのは、どんな時だったっけ?その時と今の違いは?」


・うまく行っていない今の状況
→食べ過ぎてしまう
・うまく行っていたかつての状況
→食べ過ぎていなかった

みなさんは、何を思い付きましたか?

「何かに夢中な時は食べ過ぎない」
「人と一緒にいる時は食べ過ぎない」

などを思い出すでしょうか?このように、気付くことは、うまく行っている時といない時の違いです。

そして、うまく行っていない時の悪循環とうまく行っている時の良循環です。さらにもっと言えば、すでに起こっていて見逃している(いた)うまく行っている状況の一部分であるということです。

 

「使える」探しでその気にさせる

自分探しでその気にさせる今回は、ブリーフセラピーの3本柱の2本目、「使える」探しについて具体的にみました。その質問方法の「使える相手」探し、「使える自分」探し、「使える状況」探しを通して、「使える」ものの整理の仕方をご紹介しました。

見つかった使えるものは、コラム③でご紹介した「その気にさせる」ロケットの補助燃料とも言えます。燃料はたくさんあるに越したことはありませんね。たくさん見つけてその気にさせるロケットを目的地まで前進させましょう!

次回は、ブリーフセラピーの3本柱の3本目「とりあえず」探しをご紹介します。

★ 使える探しであるものの良さを整理「その気にさせる」を実現しよう

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3つの質問で整理しよう