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仲直りしたい女友達や彼氏の価値観を大切に

仲直りしたい女友達や彼氏の価値観を大切に②

コラム①では、喧嘩の原因とその解決策をあげました。具体的な解決策は「①価値観の違いを理解する」「②不安階層表で徐々に関係修復」「③アサーティブな会話をしよう」というものでしたね。

今回は、仲直りの方法の1つ目「価値観の違いを理解する」について解説していきます。

価値観は違って当たり前

互いの考え方や感覚など「価値観」に違いがあるのは当然のことです。

気の合う友人、愛し合っているパートナーはもちろん、家族や兄弟でも価値観のギャップはあるものです。このギャップへのいらだちから、喧嘩になってしまい、互いの関係が悪化してしまう事は少なくありません。

実は離婚に関する調査2016(リクルートブライダル総研調べ)では、最も多い離婚理由として「価値観の違い」が挙げられています。

価値観は、育った環境や経験で大きく変わるため、元々他人同士で性別も違う夫婦やカップルの場合は、価値観が違って当然です。

対人関係では親しくなるほど、相手の価値観が浮き彫りになってきます。そのため、事によっては相手に腹が立ち、喧嘩になることもあります。

まずは「価値観は違って当たり前」という認識を持つことが、喧嘩回避・仲直りをする上でとても大切です。

仲直りは2つのポイントで

価値観の違いから喧嘩になった場合は、次の2点をポイントに仲直りしていきましょう。

①相手の価値観について知る
価値観のギャップを感じた時に、次のような態度をとると仲直りがなかなかできません。

・相手の価値観を否定する
・自分の価値観を押し付ける

相手の価値観とのギャップが大きいほど、頭ごなしに批判したり「どちらが正しいのか」など白黒や勝ち負けをつけようとしがちです。

価値観は正しいも間違っているもありません。まずは相手の価値観の背景にある気持ちや考えに耳を傾ける姿勢が大切です。

「どうしてそう思うの?」
「なぜそう考えたの?」

相手の価値観を聴くようにしましょう。

門野(1995)の研究では次のように述べられています。
「良好な夫婦関係を築く上で、夫婦の意見が一致していることは重要であるが、話し合いで互いの意見を認知し合意を確認した場合の方が、より夫婦関係満足度は高い傾向にある」

つまり良好な人間関係では、お互いの価値観を尊重し、きちんと話し合って答えを出せば、絆を深めることができるということです。また、相手を理解しようとする姿勢が伝われば、仲直りのポイントを探すことができるはずです。

②共通の目標に注目する
神原(1992)は、うまくいく夫婦の基本的結合パターンを「共生的結合」という言葉で示しています。

共生的結合とは、次のように説明されています。
「共に生き、人生を共に歩むという共同目標のもとで、相互信頼に支えられた相互成長を期しながら互いの人生における短期的・長期的なゴールを目指して喜怒哀楽の体験を積み重ねていく関係」

つまり夫婦は、互いの価値観や感情・ビジョンを共有しながら同じ方向を目指すチームであり共同経営者なのです。どの家庭でも、共通の夢や目標があるはずです。意見が食い違って喧嘩になりそうな時は「夫婦としてどうありたいか」という家族のビジョン・共通の目標に焦点を当てて、話し合いをしてくことが大切です。

このような状況は友人や彼氏との喧嘩でも同じようなことが言えます。喧嘩の種となっていることの本題の目的に目を向けることで、仲直りがしやすくなります。

仲直りのコツを実践-練習問題

それでは練習問題で、仲直りのコツを確認していきましょう。

デートの予定に関して話している花子さんと太郎さんは、会話の様子から今にも喧嘩になりそうです…。

花子さん
「今回のお休みも太郎さんの友達と一緒にBBQかぁ。たまには2人で出かけたいなー」
太郎さん
「にぎやかな方が楽しいと思うんだけどな?いつも楽しそうじゃん。」

問題1(相手の価値観について知る)
デートの過ごし方について、花子さんと太郎さんは、それぞれどのような気持ちや考えがあるのか想像してみましょう。

花子さんの価値観背景

 

太郎さんの価値観背景

 

解答例
花子さんの価値観背景
・休日のデートはふたりで過ごせる貴重な時間
・ふたりだけの思いでもつくりたい

太郎さんの価値観背景
・休日は仲間と楽しく過ごせる時間
・にぎやかな方が楽しい思い出になる

 

問題2(共通の目標に注目する)
花子さんと太郎さんのカップルは「来年には結婚式を挙げる」という目標があります。中期的な目標、短期的な目標に分けて考えてみましょう!

花子さんと太郎さんの目標
「来年には結婚式を挙げる」

中期的目標

短期的目標

 

解答例
中期的目標
⇒結婚式に向けてできるだけたくさんの情報をみたり話し合いをする

短期的目標
⇒どこでどんな式を挙げるのか。またどんな式にしたいか共有する

 

問題3(それぞれの価値観、共通の目標で歩み寄る)
問題1・2の解答例から、お互いの歩み寄り休日プランを考えてみましょう。

歩み寄りデート

 

 

解答例
歩み寄り休日プラン
⇒土日のお休みとなる土日のうち、1日は2人で結婚について話し合いをする。今週は、気になる結婚式場を見に行こう!

仲直りのコツ。2つのポイントで喧嘩を回避

2つのポイントで喧嘩を回避

今回は、価値観の違いで喧嘩になっている場合の仲直りの方法についてご紹介しました。

相手の価値観を知ることで、自分には無かった新しい視点を持つことができます。価値観のギャップから、喧嘩になりそうなときはまずは一呼吸おいて、相手の考えに耳を傾けるようにしてみてくださいね。

次回は、仲直りの方法の2つ目「不安階層表で徐々に関係修復」についてお伝えします!お楽しみに!

★価値観が違うのは当たり前!2つのポイントで仲直りを

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人間関係講座

*出典・参考文献
「離婚に関する調査2016」(2016)リクルートブライダル総研http://bridal-souken.net/data/divorce/divorce2016_release.pdf
神原文子(1992)「夫および妻の夫婦関係満足度を規定するもの」愛知県立大学文学部論集(社会福祉学科編),41,37‒6.
門野里栄子(1995)「婦間の話し合いと夫婦関係満足度」『人間科学年報』第20号,人間科学会
ジョン・M・ゴットマン&ナン・シルバー(2017)「結婚生活を成功させる七つの原則/(翻訳)松浦秀明」第三文明社