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仲直りしたい!女友達や彼氏に「アサーティブな伝え方」を

仲直りしたい!女友達や彼氏に「アサーティブな伝え方」を③

コラム③では、仲直りできない原因の1つ「相手への不信感」の対処法をご紹介しました。心の状態を段階的に整理して、不信感を徐々に解消して友人や彼氏との仲直りを目指しましょう。

今回は仲直りの方法の2つ目「アサーティブな会話をしよう」の方法についてご紹介していきます。

アサーティブとは?

アサーション(アサーティブコミュニケーション)とは相手を尊重しつつ自身の主張も通すための技法で、1950年代のアメリカで心理療法として誕生しました。もともとは対人関係を良好にするための行動療法として始まった手法ですが、アメリカの人権運動に結びついたことで心理療法にとどまらず拡大しました。

日本へは1980年代頃に登場し、現在は教育現場やビジネスの場、そして日常生活へと広がってきた手法です。

3つの伝え方を知ろう

対人関係でのコミュニケーショ方法には3つのタイプがあります。

アグレッシブ型(攻撃的)
自分の意見や気持ちを優先するタイプ

ノンアサーティブ型(非主張的)
相手の意見や気持ちやを優先するタイプ

アサーション型(主張)
自分と相手両方の意見や気持ちを尊重するタイプ

アグレッシブ型やノンアサーティブ型のコミュニケーションは、喧嘩やストレスにつながりやすいという特徴があります。

良好な人間関係では、アサーション型のコミュニケーションを意識しましょう。

「お互いの気持ちの尊重すること」

自他自尊のコミュニケーションが喧嘩の仲直りはもちろん、喧嘩を回避することにもつながります。

例えば、普段のたわいもない会話で

・相手が急に不機嫌になった
・頼みごとをすぐに断られた
・意見をネガティブに捉えられた

このような場面はよくあると思います。しかし、伝え方によっては相手を傷つけてしまい、言い争いや喧嘩の引き金にもなりかねません。このような時に、自分の感情を率直に伝える「アサーション」という考え方を使うことで良好なコミュニケーションが図れます。

アサーションを使うことで仲直り、喧嘩の回避をしていきましょう!

アイメッセージで伝えよう

良好なコミュニケーションに欠かせないアサーションから、アサーティブな伝え方として有効な「I(アイ/私)メッセージ」をご紹介します。

I(アイ/私)メッセージとは、相手を責めずに自分の気持ちを伝えられる言い方です。伝え方は簡単です!主語を「わたしは~」にして伝えましょう。

例えば、

「待ち合せにいつも遅れてくる女友だち」への言い方で見てみましょう。

A子「いつも集合時間に遅れるからほんと困る!」
B子「そんな言い方しなくてもっ!遅れたくて遅れてるんじゃないんだから!」

2人の会話でA子の言い方は主語が“あなた(B子)”になっている点が問題です。これはYOUメッセージと言う伝え方で、言われた相手は「責められた」「攻撃された」と受取ってしまうため、相手は反発心を持ってしまいます。

アサーティブな伝え方で仲直りをしよう

ここでA子の伝え方を、Iメッセージを使ったパターンを見てみましょう。

A子「(私は)集合時間が過ぎると、心配になっちゃうんだよね~」
B子「ごめん…ちゃんと連絡をするべきだった。これからは気を付けるね」

A子が「私はとても心配になった」という気持ちを伝えることで、B子の受け取り方も変わり、喧嘩になりにくくなります。

喧嘩ににならないためには、“私”を主語にした「アイメッセージ」を使って伝えていきましょう。

それでは、以下の練習問題で、アイメッセージで伝える練習をしてみましょう。

Iメッセージで伝えよう-練習問題

それでは練習問題でアイメッセージで伝える練習をしてみましょう。次のYOUメッセージをIメッセージに変換してくださいね。

練習問題1
部活の練習を本気でやらない友人に対して

YOUメッセージ
「(あなたは)本気で練習してる?」

Iメッセージ
⇒「              」

 

 

解答例
Iメッセージ
⇒「(私は)本気の練習を一緒にしたいな!」

 

練習問題2
趣味に文句をつける彼氏に対して

YOUメッセージ
「(あなたは)私の事を何も分かっていない!」

Iメッセージ
⇒「            」

 

 

解答例
Iメッセージ
⇒「(私は)少しでいいから理解してもらえたらうれしい」

 

練習問題はいかがでしたか?夫婦喧嘩で激情にかられた妻の定番セリフ(?!)「あなたは私の気持ちなんて何にもわかってない!」も「YOU」を主語にした文句ですね。

YOUメッセージだと、相手の気持ちを逆なでして、より喧嘩を悪化させかねません。一方、「私はこう願っているんだけどな…」とIメッセージにしてみると、一気にしおらしく柔らかい印象になります。相手にも気持ちが伝わり、責める感じも軽減されるのです。

仲直りは伝え方で決まる

今回は喧嘩の回避や仲直りで使える伝え方「アサーティブ」についてご紹介しました。アサーティブなコミュニケーションは、、互いに大切にされていると感じながら、良好な人間関係を築いていけます。日頃から伝え方を意識することで、喧嘩は未然に防ぐことが可能です。そしてもしも喧嘩になったときにもアサーティブな伝え方で仲直りをしていきましょう。

★Iメッセージで喧嘩を回避!仲直りのいらないコミュニケーションを

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コラム監修

名前

川島達史


経歴

  • 精神保健福祉士
  • 目白大学大学院心理学研究科修士
  • 社会心理学会会員

取材執筆活動など

  • AERA 「飲み会での会話術」
  • マイナビ出版 「嫌われる覚悟」岡山理科大 入試問題採用
  • サンマーク出版「結局どうすればいい感じに雑談できる?」
  • TOKYOガルリ テレビ東京出演


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*出典・参考文献
ジョン・M・ゴットマン&ナン・シルバー(2017)「結婚生活を成功させる七つの原則/(翻訳)松浦秀明」第三文明社
平木典子(1993)「アサーション・トレーニング-さわやかな<自己表現>のために-」金子書房